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ととのいを求めてサ活は続く

今日は一日休みだったから近所の温浴施設にサウナに入りに行くことにした。職場でサウナストーブを製造している関係でサウナに入る機会は多いものの、いわゆる「ととのう」という感覚がわかったようなわからないような感じなので、毎回今日こそはと意気込んでいる。

受付を済ませて浴場に向かう途中で自社のイベントのポスターが掲示されていることに気がついた。
デザイン会社にいたというだけでデザイナーでもないのにつくる羽目になったポスター。来月の開催を前に今は営業スタッフがいろんなところにポスターの掲示をお願いしにまわっている。この施設にも足を運んでお願いしにきたのだと思うとイベントを成功させたい気持ちが強くなった。

さて、お目当てのサウナである。まずは身を清めてサウナに入る。4段あって一度に15人くらいが入れる広さ。開店直後なので人は少ない。テレビではちょうど朝の情報番組のエンディングが流れている。1セット目は10分サウナに入り→水風呂2分くらい→外気浴3分くらい。腕や太ももに早速「あまみ」と呼ばれる赤いまだら模様が出てきた。これは毛細血管が広がることで起こる現象で体に害はない。なぜあまみと呼ばれているのかはわからない。

2セット目。テレビは健康食品の通販番組に変わっている。物忘れ防止に効く健康食品。「商品を売る」ことに関して健康食品の通販番組はとても参考になる。冒頭にこんなお悩みありませんか?と問題提起をし、この商品なら解決できます、と言い切り、この商品を使って悩みを解決した人の体験談が続く。その次は科学的(っぽい)な根拠を示して開発秘話の再現ドラマで販売者の心象を良くする。一連の構成、キラーフレーズ、商品や価格の見せ方…学ぶことは多い。
ただ、物忘れをすることで「家族に迷惑をかけてしまう」、この商品を使えば「人に迷惑をかけない」といったフレーズが繰り返し出てきて、不安を煽るようなやり方がイヤだなと思った。確かに物忘れが進むとそういうこともあるのだろうが、年を重ねることが人に迷惑をかけるような言い方はちょっと違うんじゃないか。そのうち介護もロボットがするようになるからボケることをそんなに気にしなくてもいいよ(違)

サウナから出て水風呂に入ろうとしたとき、おじいちゃんがまるでニルヴァーナのアルバムジャケットの水中の赤ちゃんのように潜っていたのでギョッとした。
しばらく動かなかったのだけど突然ブハッと水中から顔を出した。そんなことすると本当に危ないときに助けるのが遅れちゃうでしょうが。そもそも壁に大きく「潜らないでください」と書いてあるんだからやめなさい。

結局3セット入って切り上げた。ととのいイスに座って目を閉じると全身が脈打っていることがわかる。気持ちは良かったのだけれど、これがととのった状態かと言われるとイマイチ自信がない。もっと気持ち良い状態がととのうということではないかとも思う。確信のととのいはまた次回におあずけ。ととのいを求めるサ活は続く。


3/7〜3/12の6日間、職場でサウナイベントを開催します。思いっきり汗をかけるサウナを用意していますのでよろしければ遊びに来てください!

#サウナ #休日のすごし方

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