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猫が本当の子供になったとき

以前〜地球最後の日に何を食べるか〜と言う話をしましたが、
今回はその続きを話させて下さい。

私は数年前、交通事故に遭い怪我をしてしばらく療養していた時期があります。
数日間、自宅で床に伏せっていました。

季節は夏ど真ん中で、包帯だらけの私には痛さと蒸せるような暑さが続き、
かなりきつい状態で身動きも取れずただ耐えるしかない毎日でした。

家族は仕事もあり平日の昼間は独りで過ごしていましたが、ある時急に頭に激痛が走り次第にひどくなっていきました。
  
痛みをこらえながらしばらくは我慢していたのですが、堪えることができない状態になり救急車を呼ぼうと思っていた時、ふと枕元を見ると猫たちがいたんです。

普段枕元になど滅多に来ることなどないため、どうしたのかと思っていましたが、しばらくすると私の手を優しく舐めて小声で鳴きはじめたんです。

少し戸惑いましたが、「ひょっとして心配してくれてるの? 」と思い、
猫たちの体を撫でながら「ありがとう、大丈夫だよ‥」と答えました。

すると不思議なことに痛みが和らいでいき、いつの間にか眠っていました。

数時間後、目が覚めたときにはすっかり痛みはなくなっていました。
それからというもの、体調が悪い時などは同じようなことをしてくれたのです。


これはいったい何でしょう? なぜ人の体調が分かるんでしょう?
表情や様子、ひょっとしてその他の凄い能力があるんじゃないでしょうか?

本当にキツイとき困ってるときに助けてくれ、たとえ会話ができなくても健康状態を感じとり寄り添ってくれる。

人と同じ、いやそれ以上かも‥

猫ってホントにすごいんだなと思ったとき「心配してくれてありがとう」って、

本当の子供になったときでもありました。

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