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「継続力」をコントロールする方法

就労身体障がい者特特化型ビジネススクール「D-Biz College」のコーチ陣が、不定期で書くコラムから、一部を公開しています。

D-Biz College代表の渡邊です。

継続力とはなんでしょうか。

おそらく「やると決めたこと」を続ける力を指すのではないかと思います。

この継続力、実は全員が持っているものです。

例えば、読んでくださっている方の中で、毎日歯磨きをしていない人はいますか?

おそらく99%の人が毎日の歯磨きを"継続"しているはずです。

なぜ継続するのか、それは「しないと気持ち悪いから」です。

一方、新しいことを始めた場合には「なかなか長続きしない」ことがあると思います。

これは「継続力」がないからなのでしょうか?

脳の仕組みから考えると、これは継続力の問題というより「必要性」の問題であると言えます。

人の脳は高度に発達した結果、莫大にエネルギーを使うようになりました。そして、不要なことは極力しないように、「省エネ」するように出来ています。

つまり、脳が「必要性が低い」と判断したことは、極力したくないのです。

では、「必要性」はどうやって生まれるか。それは「環境の変化」または「ゴール設定」です。

「環境の変化」とは、例えば「転勤で英語圏へ赴任になった」という場合です。当然ながら「英語を話す必要性」が高くなりますし、必要にかられて英語の勉強をするようになると思います。

日本に住んでいて、日本語しか話さなくていい環境であれば、基本的には「英語を話す必要性」は高まりません。ですが、日本にいても「将来海外で活躍したい!」という展望を持てば、英語を身につける必要性を高めることができます。

これが「ゴール設定」によって必要性が生まれるということです。

つまり、「環境の選択」と「ゴール設定」によって、その行動の必要性を高めれば、継続はより簡単になります。

この「環境の選択」と「ゴール設定」について、ダイエット・運動を例に考えてみましょう。

1人でやっているとどうしても色々な理由をつけて怠けてしまいがちなダイエットですが、「運動サークルに入る」「ダイエット仲間を作る」など環境を変えることによって、続ける必要性が増します。

また、その運動やダイエットを通じて、例えば「モテたい!」などのゴールを設定することでも、必要性が高まるはずです。

「ゴール設定」によって必要性を高める場合には、注意点があります。

ゴール設定の時点では、実現した状態の「臨場感」が薄く、脳がゴールへ向かっていかない、ということです。

ゴール設定によって必要性を高める場合は、ゴールが実現した先の臨場感、具体的なイメージを描くことも大事なポイントになります。


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