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ドタバタ☆育休体験記『ご利用は計画的に』と声を大にして言いたい!

こんにちは!

D2C宮崎・沖縄・新潟オフィスです。

今回は、私たちD2C宮崎オフィスの後藤さんが、今年2023年4月に取得した「育児休業」の体験レポートをお届けします。

ここD2C宮崎オフィスでは従業員の女性比率が高いこともあってか、オフィス開設以来6年間で育休を取得したは全て女性社員でした。ですので、私たちにとっては初の ”男性育休取得者“ です。

また、後藤さんは以前もnote(↓リンク参照)に登場してくれていて、前職は新聞記者というご経歴の持ち主。

それなら「ぜひぜひ自らレポートしてもらっちゃおう!」という運びです。


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■D2C宮崎オフィス 広告審査部 後藤さん(2021年5月入社)

奥様の出産前からお父さんオーラを放っていた後藤さん。

後藤さん こんにちわ、広告審査部の後藤です。
現在の業務は、docomoのメディアである『dポイントクラブ』のコンテンツの審査や入稿をメインで担当しています。

今年4月の第1子が生まれたことをきっかけに、そのタイミングから1か月間、育児休業を取得しました。

実は育休復帰のタイミングで昇格し、加えて新たな担当業務およびチームに着任したりと、なかなか多くの環境変化を伴うことになりました。それにより新しい業務を覚えるだけでなく、プロセスやフローをどう安定化・効率化するかを考えることも増えたので、毎日が刺激的です。

そして本題の育休については、終わってみると「育休を取得してよかった!」と思えた一方で、取得するまでに「もっとちゃんと計画を立てていれば。。。」という反省もあります。

そんなずさんな計画だったのですが、チームのメンバーや上長の協力のおかげで無事育休に入ることができました。

今回の記事が、これから育休を取得したい/取得するかもと考えている皆さんに向けて、何か少しでも参考になればと思います。

■育休取得の流れ

まずはざっくりと手順についてですが、私の場合は以下のような流れで育休を取得しました。

 ①家族で話し合って取得するかどうか決める
 ②上長に相談
 ③人事に連絡
 ④人事と面談し、取得する休暇の種類や手当についての説明を受ける
 ⑤全体周知のスケジュール、貸与PCなどの返却について総務と調整
 ⑥提出が必要な書類等の準備と提出
 ⑦育休取得開始


人事と面談したタイミングで「利用できる制度についての説明」や「提出が必要な書類のリスト」など、きちんとした資料を提供してくれたので、手続きや対応で迷うことはほとんどありませんでした。

それらの説明を聞いたうえで、「自分はどうするか」を選択・決定する部分の方が悩んだので、事前に家族としっかり話し合っておくことが大切だなと感じました。

■「育休って取るものでしょ?」と思っていたあの頃

結婚する前、もっと言うと高校生ぐらいの頃から、「大人になって、結婚して、子供が生まれたら、育休取って、子供との時間をいっぱい過ごすんだ」って考えていました。

昭和的な家庭環境から、どうして自分がこんな考えに至ったのかまったく覚えていないのですが、気が付けば令和的な家庭環境をイメージするようになっていました。そんな私にも、イメージが現実化するときが訪れます。

2022年に妻が妊娠。夏が終わる頃には安定期に入りました。
予定日は2023年2月。「いろいろと準備しなきゃねー」と夫婦で話している中で、当然話題に上がってくるのが「育休どうする?」ということ。
令和的な家庭像がインプットされている私は、もちろん「育休とるよ!」となったのですが、ここで大きな悩みが発生しました。

「どれくらいの期間取得するのか問題」です。

男性の育休取得のハードルになっているのは「収入減少」や「キャリア」や「周囲の理解」などがニュースで取り上げられます。そんなに深刻に捉えていなかったのですが、実際に自分が育休取得を目の前にするとこんなにも悩まされるテーマだとは思っていませんでした。

「収入減少」については、どれぐらいの期間だったら家計に影響がないか?そもそも収入を減らしてまで育休を取得したほうがいいのか?というのを妻とたくさん話し合いました。

「キャリア」については、自分自身がステップアップを目指していく中で育休取得がブランクになるんじゃないかとの不安は消えません。
「周囲の理解」については育休取得を受け入れてはもらえても、引継ぎなど業務面での負担は避けられそうにありません。

いろんなことを考えて夫婦で出した最初の結論が「4月に1週間の育休を取得しよう」というものでした。

1週間であれば、D2Cの福利厚生における休暇制度「リフレッシュ休暇(連続5日間)」と同じ程度ですし、収入もキャリアも周囲への影響も少なくできる上、育休も取得できる(1週間を育休と呼べるのかは別として)、と考えたのです。

妻が実家での里帰り出産から自宅に戻ってきたタイミングで取得し、自宅での子育て環境を構築しよう!というのが狙いでしたが、この時の私達は考えが浅すぎることに気付いていませんでした。

■「1週間あれば大丈夫でしょ?」と思っていたあの頃

上長やチームメンバーに第1子誕生と育休取得の意向を伝えると、みんな喜んでくれ、受け入れてくれました。あとは出産を待つばかり。指折り数えて待っていたところ、予定日より少しだけ遅れて誕生しました。
が、状況が一変したのはここから。

新生児の育児の大変さは想像以上でした。2~3時間おきの授乳に加え、泣いていてもなんで泣いているのか分からずあたふたするばかり。
第1子だったので事前知識はあったとしても経験値はゼロです。未体験の出来事に右往左往しながら対応。実家のサポートを受けていても、日々体力は削られていきました。

そうして早々に私たちは気づきました。

「1週間じゃ足りない!」

私が仕事復帰しても妻の負担が増えない状態にすることが育休期間にする最優先事項。1週間ではいろいろな準備も中途半端に終わってしまって、逆に大変さが増してしまうだけになってしまいそうでした。

しっかり腰を据えて準備したほうがいい!ということで、取得期間を「1ヶ月」に延ばす決断をしました。

とはいえ、この時点で2月も終わりごろ。4月1日から育休を取るので、引継ぎ期間は1ヶ月ほどしか残っていません。

翌日、上長に恐る恐る「育休、1ヶ月に延長できませんか?」と聞くと、「いいじゃん!」と間髪入れずに答えてくれました。

申し訳ない気持ちでいっぱいだった私にとってはホッとした気持ちでした。そこからは急遽スケジュールを組みなおして引継ぎを開始しました。急な変更だったため、充分な期間も確保できず、バタバタとした中でしたが、上長含めメンバーが引き受けてくれてくれました。本当に感謝しかありません。

■「1ヶ月もあれば大丈夫でしょ!」と思っていたあの頃

4月はじめ。妻の実家から自宅へ戻ってからが、いよいよ育休期間のミッション開始です。それまで2人暮らしだった部屋を、子供を中心とした部屋へと作り替えねばなりません。併せて、必要な道具や家具を買い揃えていきます。

頭の中では「そんなに時間はかからないかな。2週間ぐらいで落ち着くでしょ」と思っていたのですが、案の定、思い通りにはいきません。

授乳のタイミングで夜中でも起きるので、昼間も眠く、昼寝を挟んでしまいます。起きている時間も子どもの世話があり、やろうと思っていたことが遅々として進みません。気が付けばあっという間に一日が終わってしまう日々が続きました。準備が進まないのに、育児を続けていると、あれも欲しい、これも必要、と想像していなかったものまで出てきました。

そして「これはヤバイ」と、2週間が過ぎたころから一気に準備を進め、4月の終わりには何とか形にできたのでした。

■だからこそ、声を大にして言いたい

育休を終えてみれば、やっぱり「取得してよかった」と思えます。
生後1ヶ月ほどとはいえ、日々いろいろな表情を見せてくれる子供を間近で見守ることができるのはとても良かったです。
何より、1ヶ月の間に準備を整えたことで、私の育休復帰後も妻が大きな負担を感じることなく過ごせています。

充実した育休が過ごせたのも、バタバタとなってしまった引継ぎを受け入れてくれたチームのみなさんのおかげです。育休前の最終日も温かく送り出してくれたことに、とても感謝しています。

私の計画がまったく通用しなかったのは、第1子だったので経験がなかったからだと自分に言い訳してます。だからこそ、これから育休を取得しようと考えている男性のみなさんに伝えたい。

育休取得を考え始めたら、早めに職場の仲間に伝えて、余裕を持った計画を立ててくださいね!」

■なんと後藤さんの奥様からもコメントをいただきました!

ー育休取得に対する率直な感想は?
産後すぐは不安が大きいから育休取得してくれるのは嬉しかったです。
3時間おきの授乳は思っていたよりも睡眠がとれず、体力的にも精神的にもギリギリ。これは赤ちゃんの世話だけでいっぱいいっぱいで、とても家事まで手が回らないと思いました。
実際に夫が「育休1ヶ月に延ばす」と言ったときは、「これは助かったぞ」と思えましたね。実家でサポートしてもらっていたことを宮崎に帰ってもサポートしてもらえることは嬉しかった。

ー育休中の後藤さん、ぶっちゃけどうでしたか?
正直、思っていた以上にやってくれて、今度は逆に、夫が仕事に復帰したあとに一人でやっていけるのだろうかと不安になりました。

ただ、家事はすごくやってくれたけど、夜中に赤ちゃんが泣いているのになかなか起きてくれないことがありました。「やる気はあるけど、起きられない」って言っていたのですが、隣であんなに大きな声で泣いているのに起きられないのが不思議です(笑)

ー要望や、もっとこうだと助かるな、という点はありますか?
もしもできるなら、私が仕事復帰したときにも、夫が今回の育休のようなものを再び取得できると安心して私自身も復帰できるかも。
復帰後も、男性も女性と同じように時短勤務が気軽にできるようになれるといいな。

ー後藤さんと奥様、ありがとうございました!

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どんなに計画をしっかり立てても、想定外のことは起こるもの。
だからこそ想定できる部分の段取りは事前にしっかりしなくては…!私自身もとても参考になりました。

D2C宮崎・沖縄・新潟オフィスの育休制度について、不安や疑問を感じている方にこの記事が参考になれば幸いです。


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