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『献灯使』

多和田葉子という作家をご存知だろうか。この著書で全米図書賞翻訳文学部門を2018年に受賞した。

僕より10歳上で、早稲田の一文、ロシア文学科を卒業して、西ドイツの出版取次会社に就職。ハンブルク大学院で修士、チューリッヒ大学院でドイツ文学博士課程修了。

ドイツ語でも出版しているが、これは日本語で出版され、海外で翻訳されている。
感想は正直言って、残念な作品だったが、あくまでも今の僕の感覚に過ぎない。ディストピアを読みたくないからで、2014年に発表された当時は、非常に斬新な作品だったことは間違いないだろう。
どのように翻訳されたか、英訳に興味がある。村上春樹も好きな海外作品を自ら翻訳している。

2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロは、生まれは日本でもイギリス人であり、日本語で書くことはない。彼の作品を多く翻訳している土屋政雄は、日本語がとてもうまいと思う。

僕は文学部で美学も英文学も、成績が足りず諦めたが、はっきりと目標を持てれば、今からでも翻訳に向けた勉強をしてみたい。

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