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仕事復帰しました。鬱だったけど開き直って前向きになれそう、いや、前向きになるために取り組んだこと①

① ウォーキング編

今週の月曜日から仕事復帰しました。
十五年近い東京生活にピリオドを打ち、1月末に大阪へ転勤します。
いろいろいろいろいろいろ考えて、悩んで、何もかも嫌になって、休職をして丁度一ヶ月。
休職中の最初の二週間は、今まで好きだったことも何も手を付けられず、食欲もなく毎日泣いて、寝て、死にたくなって、また泣いて、寝て、深く眠れないから処方して頂いた睡眠薬に頼ってひたすら寝て、を二週間ほど。

それから、家の目の前に図書館があることもあり、毎日本を読んでいました。自己啓発本? 的な。元気だった頃はそういったジャンルの本に対して「書いてあることはみんな似たようなもんだし」なんて、全く食指が動かなかったけれど。少しでもポジティブな思考になりたくて、同じようなことが書いてある本を何冊も読みました。

・「めんどくさい」がなくなる本 鶴田豊和
・あまから人生相談 マツコ・デラックス
・イラッときても「怒らない」女になるレッスン 植西聰
・先輩に可愛がられ、同僚に疎まれず、後輩に慕われる女子になる 関下昌代
・働く女が幸せになるための60の約束 鈴木由歌利
・自分を操る集中力 メンタリストDaiGo
・40代で綺麗な人の34の習慣 柴田薫
・女の法則 IKKO
・幸せな人だけが知っている、シンプルな生き方 鈴木真奈美

似たようなこと、なんて書いてしまえば語弊があるかもしれないけれど、どの本も前向きで、きっと生きていくうえでは当たり前のことばかりなのかもしれないけれど、自分を見失っていたわたしにはとてもとてもとても染みた。
昔、母親によく言われた「付き合う友人を考えなさい」ではないけれど、ポジティブなものにたくさん触れれば、自分もポジティブになれるのではないか? 作戦は個人的に成功でした。
わたしはここ数年、毎月、平均三冊くらいの本を読んでいましたが、休職期間で十一冊の本を読み、色々考えた。それから、とりあえずできることを一つでもいいから実行したく、一日中ベッドにいた生活から、まずは身体を動かそうとウォーキングをはじめました。
だって、いくつかの本には運動が大事って書いてあったし。
朝活、は寝たきり、泣いてばかりの生活にはハードルが高すぎる。ランニングは運動嫌いの自分には続かない。でも歩くくらいなら出来るだろう。
幸い、わたしの家から歩いて1キロと少しの場所に大きな公園がある。
ラジオアプリを聞き、てくてく歩きながらまずは、公園まで、それから公園を一周。そして家まで。4キロ弱を、初日は50分近くかけたかもしれない。初日、16時に家を出て(昼過ぎに起きて、それまでずっとベッドにいる生活)、家に戻る頃には陽が暮れ始めていた。
けれどその日のウォーキングは、2週間の中、24時間中、20時間近くを部屋のベッドで過ごしていた自分には衝撃すぎるほど、気持ちよかった。
これが噂の太陽パワーなのか。
自分が怠け、弱り過ぎていただけなのかもしれないけれど、自然の中を歩くって本当にすごいんだ……と、驚いた。
初日は16時スタートだったのが、次の日は15時、その次の日は14時半、その次の日は14時から、そしてまた次の日は13時から、と。歩く距離も4キロからいつの間にか6キロ。そうすると丁度1時間できりもよく、ウォーキングは休職中の日課になった。
家を出るまでは正直、面倒なんだけど、出てしまえば、もう歩くしかないので、黙々と。
お借りした写真素材のように、落ち葉をしゃくしゃくと歩く感触も秋の匂いもたまらなく気持ち良かった。

あと、びっくりしたのがウォーキング後の体の軽さ。
一日中ベッドにいて、少しの家事でもしんどかった身体と頭が、家に戻ってくるとものすごくすっきりしていたんです。
溜め込んでいた家事も、片付けも、やろうと思っていた断捨離も。
身体がまるでスイッチを入れたように、テキパキと動けてしまう。
食事をとることさえ、億劫で面倒くさく感じていた自分が、こんなにもさくさく動けるなんて! 魔法、は言いすぎかもしれないけれど、でも本当にそれくらい衝撃でした。
すると次第に、思考もすっきりしてくるんですよね。
ウォーキング、そして太陽パワー、恐るべし。

仕事が忙しく、休んでも疲れが取れない、とか、二日酔いでこのままだと一日中寝て時間を無駄にしそう……とか。身体が辛いときほど、太陽の光を浴びて、のんびり自然の中(人工的なものでも)歩くっていうのはいいかもしれない。

ウォーキングは仕事復帰した今も続けています。
いつまで続くかな、とは思うけど、できるだけ続けていきたい。

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