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サシ飲み日記 vol.21 いただきます

肩書:いただきます食堂 店主 料理人 元アジアンランチ 店長 元バックパッカー
名前:カジ(神奈川県茅ヶ崎市)
出身:神奈川県藤沢市
口癖:いただきます ハッピー ラクサ また来週 無添加 自然農
性格:真面目 喋りまくる おもしろい ニコニコ ヒゲ ロン毛

●サシ飲みツアー in TOKYO 5days●
急遽開催 昨夜下呂市へ帰宅

出逢いはアジア料理の移動販売時代。
髭ロン毛って、ちょいと取っつきにくいパターン多いんだけど、カジの場合は違った。
ありえんほど喋る喋る。喋り倒す。
ありえんほど笑う笑う、笑い転げる。
一瞬で心掴まれた。

それから10年。
神奈川県茅ヶ崎市でマレーシアの麺料理「ラクサ」専門店を経営し日々ラクサをつくり続けている。
しかもマジで無茶うまい。
東京行く度に食べたい。

得意分野は間違いなく人を笑わせること。
しかもただ笑わせるんじゃなくて大爆笑させること。
普段あんまり笑わないおとなしい女性でも、軽く揺れる程度に笑わされる。
なんだけど、マンツーマンになったときはかなり真面目。
人間ってさぁ、人生ってさぁ、みたいなノリのテーマを大真面目に何時間も話せる。
オレはマンツーで会う機会も多いから、真面目って印象の方が圧倒的に強い。

◾️いただきます
『お命、頂戴致しまする!』
じゃないけど、いただきますということばのルーツには、命を頂くという意味も含まれている。
狩猟だけじゃなく、肉も魚も野菜も米も。
発酵した保存食とか微生物含め全部だね。
命を繋ぐための食事、料理。
「いただきます。」
いいことばだね。
だけど、それだけじゃないってことを初めて聞いた。
「左手はひたりて(火足りて)、右手はみずきわまりて(水極まりて)って意味で、その両手のひらを合わせることが『いただきます』。」
料理っていうか、人が生きる上で火と水は絶対必要で。
そのふたつの意味を持つ手を合わせることがいただきます。なんだとか。
この辺、初めて聞いた話だったからよくわからなかったし、ネットで調べてもあんまり情報出てこないんだけど、単純にご飯食べる前に手を合わせるって良い行為だよなって。
「いただきます!」って声に出すことって気持ちいいよなって。
経験上知っているからそういうことなんだろうと解釈。
お店の名前に使われている「いただきます」。
店主は熱く語るのだ。

◾️3兄弟
▼長男 河島さん(サシ飲み日記 vol.18参照)
▼次男 オレ(サシ飲み日記人)
▼三男 カジ(サシ飲み日記 vol.21)
なんてアジアンランチ時代、言われてる時期もあった。
・長男は破天荒(といいつつ超繊細)
・次男は頭脳明晰(といいつつ超直感型)
・三男は無邪気(といいつつ努力家)
なんて、ごくごく一部の間で言われていたり。
要するに、顔のつくりも性格も趣味も生き方も全く違う3人なんだけど、よく一緒にいたからそう言われてた、らしい。
共通事項は髭ロン毛。
*サシ飲み日記 vol.18
https://www.facebook.com/100000893409580/posts/2105515489488211/

◾️学校教育1
「オレ、中村さんが下呂市で臨時講師とかやってるって聞いたとき、正直こう思ったんですよ。良い時代になったなぁって。だってあの中村さんですよ?」
『そうかもしれんけど、昔からオレ、人に何か伝えたあと考えてもらうの好きやん。その先はみんなの自由だよって。答えは絶対教えない。だから向いてると思ってる。特に今というかこれからの時代、価値観無限大だし。生き方も変わってくるからね、人間そのものの。料理は仕事だけど、旅の方がクローズアップされる機会増えてきてるのは面白い傾向。どっちもオレにとっては同じなんだけど。』
「時代がやっと中村さんに追いついてきた的な?」
『そんなかっこいいものじゃないけど、ユーラシア大陸横断を自転車でやった人間、日本に50人くらいいるのかな?知らんけど。それで料理人やってる人っているのかな?いても2〜3人?オーナーシェフやってた人間はおそらく1人じゃないのかな?地域おこし協力隊になった人はおそらく1人。って考えたら希少品種だよね。価値があるないは置いといて。下手したら世界に1人しかいないと思ってる。』
「すごく良いと思いますよ。だってオレ、中学生の頃、中村さんのような人の話、聞きたかったですもん。」

◾️学校教育2
『こっから先はオレの妄想でしかないんだけど、なんでオレのような、というか移住者に、下呂市は臨時講師を頼んでいるのか?について勝手に考察したことあるんだよね。』
「昔から好きですね、そういうの。」
『そーそー、昔から。出題者の意図を汲んでから問題に取り組むと解決が早いからね。得意の逆算。』
『単純に考えて、「良い学校へ行って良い会社へ就職して。」というよくある教育方針、間違ってることじゃないし、親としても先生としても正しいことをやってると思うんだけど、ひとつだけ!多分数10年前には予想できてなかったことがあったと思う。国民のほとんどが。』
『ただただ勉強しなさい!ってノリでそれを勧めるということは、地方の過疎化を進めていることと同義のような気がするんだよ。』
『進学、就職で出て行った若者、よっぽどのことがない限り戻ってこないからね。』
『結果が今の現状。日本中の田舎、地域存続が危ぶまれている。理由の根本は人口減少。結婚も出産もしてるのに人口が減る。都会への進学と就職なんだよ。地域力衰退の原因は。』
「移住者目線で生徒たちに伝えるから残る人が増えると?」
『それはわからん。けど、今までと同じやり方じゃダメってのは結果が示してるよね。ってのもあるんじゃないかな?移住者に頼ってみよう!ってなったきっかけは。わからんけど。』
『とはいえ学校の勉強は大切だし。田舎に仕事がないのは事実だし。難しいよね。』
『ただ、仕事がなくなったんじゃなく、労働力がなくなった。ってのはあると思う。特に若者は仕事、自分で創り出す力持ってるんだし。』
「いきなり下呂市行くって聞いたときは驚きましたけど、なんだかんだ普段通り楽しんでそーですね。」
『そだね。まぁ楽しんでるよ。大変な時もあるけど今の時代、どこで生活してもそんなに生活自体は変わらないから。ここに腰据えて生きていこうと思ってるよ。ひとみも同じ考え。来る前からそう思って移住したからさ。うちらは。』
『これから準備に入る店、ある程度軌道に乗ることができたら雇用はもちろんなんだけど、野菜もいっぱい使うわけやん。農家としてのUターンや移住者が増えたら最高だよね。野菜の販路は既にあるよ!って環境までつくって、仕事がある状況で若者が戻ってきて、子供が増えて人口維持できたらさ。地域存続するやん。オレがちょいと無理してでも店構えたら、その可能性が増えるというか。そのための種まきだな。10〜20年後を見据えた。』

◾️号泣
カジは同級生の娘がいて。
松野さん(サシ飲み日記 vol.6参照)
『下呂に、松野さんって面白い人いてさ、3人の娘のパパなんだけど、この前サシのみしたとき、「3回号泣することが決まった!」って言っててさ。超かっこいいでしょ?』
「うわー、それ超良いですね!オレもこれからパクろうかな?大号泣することが決まった!って。というか、大号泣させてくれー!って。」
『オレは次も男の子やから大号泣する権利、まだないんだよ。』
「もう1人つくっちゃいましょーよ!」
「そだね、そればっかりは神頼みというか運任せというか、1人の力じゃどーにもならんけど、子供は楽しいもんな。」
*サシ飲み日記 vol.6
https://www.facebook.com/100000893409580/posts/2015336478506113/

◾️料理
「オレはいろんな人と喋りたいんですよ。面白おかしく。だから今、ラクサ専門店やってる訳で。」
『その感覚わかるよ。オレは料理大好きだけど、オレの料理が店が、人と人が繋がるきっかけになったら最高だし、そこから仕事とか恋愛とか発展したら超ハッピーだし。前の店もそんな感じやったやん。お客さん同士、どんどん繋がってってさ。恋愛も結婚も仕事も産まれたし。』
『なんでもそうだけど、目的はあくまで目的で結果みたいなもんだからさ。手段が大切だよね。うちらにとって料理は手段で最高のツール。その先の目的のために本気で料理に取り組んでいる。』
「そーそー、そんなイメージ。」

他にもいっぱい喋ったんだけど、覚えているのはここまで。
ラクサって、まだまだ日本に浸透してない料理だけど、カジがつくるラクサはほんまに美味いから、気になる人は是非!
茅ヶ崎は江ノ島とか近いし、サーファーいっぱいいるし、サザン好きには最高の街だからね。

サシ飲みツアー in TOKYO、下呂市で情報も人も含め色んな意味で還元出来ること、願ってる◎

サシ飲みやったみんな!
facebookで副音声アップしてね☆
それで完成する。という妄想。
タグ付け必須。
オレの主音声、グダグダやから◎

時代は『サシ飲み』だね☆
ということでvol.22へ。
to be continued

*参考資料*
『サシ飲み』
https://note.mu/cyu/m/m77de18d4b3db

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脚色はご愛嬌☆

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