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蓮沼明「長歌」歌人
2021年10月6日 19:14
暑さが・過ぎれば寒さが・来ることに・一分の疑問も・感じずに「少し寒いわ。・暖炉に木を・くべてくれませんか」・妻はまた冷えた手足を・さすりながら・秋が来たことを・告げている――「僕が・いかなきゃならん・のです」と・青い顔をさせて・僕は走る地下鉄は・地上の雨に・濡れることなく・暗躍してる・地下の風の遊戯を知らず・僕自身は・まるで糸で・操られる・人形劇の・一つのように「君のことを・見捨てるわ
2021年10月5日 23:24
暑さが過ぎれば寒さが来ることに一分の疑問も感じずに「少し寒いわ。暖炉に木をくべてくれませんか」妻はまた冷えた手足をさすりながら秋が来たことを告げている――「僕がいかなきゃならんのです」と青い顔をさせて僕は走る地下鉄は地上の雨に濡れることなく暗躍してる地下の風の遊戯を知らず僕自身はまるで糸で操られる人形劇の一つのように「君のことを見捨てるわけにはいかんのです」僕の一部になっていた妻を追い
2021年10月5日 17:44
2021年9月29日 20:26
自分が書くものは どれも 良い(まだその段階なの?)評価 は 思ったより 得られないカクカクした 詩を書いている 私が やっているものは ア イ ロ ニ ィ カクカクした詩を書いている ほら、結局政治的でしょ。 ア イ ロ ニ ィ 李白のような生き死にをし
2021年9月28日 21:37
罪は一つのわがままからおこる 連鎖して 罪は 負いきれないものへ 成長する か き く け こ () が あるか ?「分からなくもない」「擁護はしませんわ。罪は罪よ」 「さ、察
2021年9月27日 19:25
俺 の 詩 は 死 ん だ 断 末 魔 な い静かな死だ
2021年9月26日 18:07
君は、、、水を買うのかね? えぇ、買う文化がありますから君は、、、お茶を買うのかね? えぇ、誰も出しませんから神話を紡ぐには現代は神が多すぎる神 か ら 人 は 無言の 啓示 人 か ら 神 々 は苦言の 道、、、神話はお好き
2021年9月25日 19:21
ノン、えぇ、ノン。 さ げ す ま ず に き いて く れ 。 ダダイズム は 静かに してろ。 二つの目は 倍数になって増える 二つの価値観は 思想を違える「愛し方を忘れたのよ」「我が子に?」
2021年9月24日 20:44
息、吐く ーー白い鼓動。欠点を補填するのが緑色の花火の晩夏なのだ どぅいどぅい 息、吐くーー赤い殺意。煙草はストックホルム。 どぅいどぅいし た い なら セックスは自由だ 。溺れるなよ 息に、どぅいどぅいダダイズム、蓮沼。グラフィ
2021年9月11日 00:45
君は・雨が降ったから・ピザを食う僕は・雨が降ったから・頭痛がする万年筆の・インクが切れて・細くなる・思想が危ぶむ・気配がする君は・雨が降ったから・ピザを食う僕は・雨が止んでも・囚われる・細胞分裂の・音がして・「お天気雨よ」と・君が言う「きっと歯が・悪いのよ」とけた・けた笑い・君は口を拭う・君は・.雨が降ったから・ピザを食う――セックスは・軽やかにしろ、革命は・誰かがするさ。僕たちは・
2021年9月9日 21:13
君は雨が降ったからピザを食う僕は雨が降ったから頭痛がする万年筆のインクが切れて細くなる思想が危ぶむ気配がする君は雨が降ったからピザを食う僕は雨が止んでも囚われる細胞分裂の音がして「お天気雨よ」と君が言う「きっと歯が悪いのよ」とけたけた笑い君は口を拭う君は雨が降ったからピザを食う――セックスは軽やかにしろ、革命は誰かがするさ。僕たちは雨と交わるぐっしょりの背中 反歌革命を他人に任せ
2021年9月8日 21:26
誰にも・気づかれない・任意の・人として人・混みの・中に紛れる「コロナ」と言えば・この街が・表象してる・我が歴史に・マスクは必須ーー我は顔を・持たず、また・君も顔を・持たず。嗚呼ーー誰にも・期待もされず・仕事をして・人の目さえも・気にせずに決まった店で・二合を飲み・浅い時間で・追い出されーー冷たいワインに・酔わされた・我は顔のない・妻の名を・二度口ごもるーー「今日はイヤ」の・続いた日には
2021年9月7日 16:44
誰にも気づかれない任意の人として人混みの中に紛れる「コロナ」と言えばこの街が表象してる我が歴史にマスクは必須ーー我は顔を持たず、また君も顔を持たず。嗚呼ーー誰にも期待もされず仕事をして人の目さえも気にせずに決まった店で二合を飲み浅い時間で追い出されーー冷たいワインに酔わされた我は顔のない妻の名を二度口ごもるーー「今日はイヤ」の続いた日には我々は餓えゆく性の長汀を詠う 反歌性は餓え
2021年7月20日 21:16
影法師・闇夜の中で・曼珠沙華を刈り入れ地には・幾本かの・花弁が落ちる「こうやって・隠すのが私の・業です」と人目に触れぬ・影法師の・悪事にかまけ伝播する・笑いにも似た・泣き声が「本にはなんと・書いてある?」・刈り入れながらせせら笑う・「気がついたら・遅すぎた。そういう事よ」暁の・甘露がしらす・ーー時よ新たにーー 反歌皇紀二六七九年の春御世の残りも朝の御光 生沼義朗さんが全引