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レシピを書いてみました。パスタ編

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ほんとにゆっくりとですが、チャレンジしてできるようになった料理。その時々に作ったものを残してみたいと思って始めたnoteです。パスタを中心としたレシピ、少しづつ載せていきます。
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#タリアテッレ

まさかのムサカもどきと定番のお料理たち

今は昔、比叡の山に稚児ありけり、僧たち宵の徒然にかいもちひせんと言いけるに、って話ではなくてですね。お萩も美味しゅうございますが。noteご近所さまたち推し並べてムサカひせんとされてて、作ってみたいな〜、と指加えて見ること幾星霜、ってなことはありませんがwww。ま、どんくさいわたくしめにございますので、思い立ってから体がうごくまでにはこんにゃく、ちゃう、今昔物語になってしまうのでございます。ま、開けてびっくり玉手箱の浦島太郎さんになるほどの時は経っていませんがwww。 みな

ひさびさのフォカッチャと祝いの日のお料理たち

とあるお祝いの日の事。なんでも好きなもん作っていいよ、との詔。はは〜、有難き幸せ、って、あれ?わたしの祝いなんですけど?、とは思いつつ、何作ろうかな、るん!って買い物行ったとお思いくださいませ。  いらっしゃってしまったのですよ。名前を呼ぶのも憚られるあの方が、ってハリポタちゃうってね。むしろ張りぼてだって言う噂もwww。いえ、市価の1/3ぐらいのまだブクブクされてる毛蟹さまが神々しく鎮座ましまして在わしたのでございます。ここで会ったが百年目、うち、もうこれ買うまで動かへんで

イタリア地パスタその7 穴子と夏野菜のロリギッタスとタリアテッレのアメリケーヌ

イタリアの地パスタを作って地図を塗っていこう、のシリーズの第7回です。少しでも塗ったところ増やそう思ってるんですが、なかなか季節とか素材とか食べたいもの、っていうかリクエストとの折り合いが難しく、って、なんとなくお察しと思いますが、今回もまたサルディーニャの地パスタで、塗り潰せるところが増えてません(泣)。  以前クルルジョネスの時にご紹介したように、サルディーニャ、島で本土と離れいるせいか独自の文化が色濃く残ってて。作るのは、オリスターノ県モルゴンジョーリで伝統的に作られて

イタリア地パスタその5 クルルジョネスのレモントマトソース

 お待たせしました!イタリア地パスタの5回目です。。。だれも待っていなかったりして。。。おら、おら、ひとりでいぐも!あめゆきとてきてけんじゃ、って冬ちゃうってね。宮沢賢治ファンの方、ごめんなさいですぅ。  今回はサルディーニャの伝統パスタの一つ、クルルジョネス。サルディーニャ、海でイタリア本土と離れているせいか、昔からの伝統が結構残っているらしく、ショートパスタのマッロレッドゥスとか伝統的なパン、パーネ・カラザウとか独特のものも沢山あるらしく。このパン、羊飼いが何日も持ち歩い

イタリアンパセリを忍ばせたラザニエッテ 蝦のレモンバター

序章 とある日のこと。いつものように食材買い出しに。魚屋さんで、ぼちぼち青魚なんかもいいな〜、と思って見てた時のこと。 ”蝦がいいなぁ”と、突然のご宣旨。 Why? Japanease people! 蝦どんだけ好きなん!このひと月で3回目ちゃうん、って、ま、いつものことですがwww。そういえば昨年は蟹の連打だったような。。。ま、美味しいんですが、、、この溢れ出てくる創作意欲の行き場はどこへ行けばいいの〜!って知るかい、ですね〜w。  という事情の自乗で、一つはご所望のアメリ

カネロニと茄子とズッキーニ入りのラグー・アッラ・ボロネーゼ

前書き え〜、なんかいつも暴走列車っていうか、妖しゅうこそ物狂おしけれ、な感じで突っ走しって書いてると、って、キーボード叩いてますが。ふっと我に返ると紆余紆余曲がりすぎやろ〜、って文章、読みにくいのでは、とちょっと反省。  で、クールにしてみました、な今日の感じ。もし、万一、いつもの全力疾走どこ行くかわからないのがお好きだとおっしゃる貴徳な方がいらっしゃいましたら予め謹んでお詫び申し上げ奉っちゃいますでするぅ〜〜〜。 序章 今日は空が重い。頭がどんよりとカオスだ。霧の中を漂

イタリア地パスタその3 ピアチェンツァ風トルテッリ。 と、タリアテッレをアメリケーヌで。

前口上、またはまくら 表題が長い!って誰がつけとん?ってね。中身はシャキーン!としたイタリア地パスタシリーズの3回目です。うううう、このペースだと全部終わるまでにどんだけかかるねん、って。聞いたこともない素材とか手に入りにくいのもあったりして、そもそも作れんかも、って。ま、ライフワークかな、ってどんだけ気が長いんや〜、ですねw。  今回作るのはエミリア・ロマーニャ州の都市、ピアチェンツァのトルテッリ。ピアチェンツァの名前は毛織物で有名ですが、こちらはブランド名で、作られてる

リコッタでディップとアメリケーヌを蝦の出汁の取り方を変えてみたお話

しばしのご無沙汰にございました。子牛じゃなくて孔子でもなくて、師曰わく、学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し、なんてどちらもわたくしめの事で(泣)。でなくて、公私ともにドタバタとしていて気持ちと時間の余裕がなく。。。。 で、突然ですが、食品ロスのお話聴くと胸が痛みますね。先進国で廃棄されてる量が有れば世界中の飢餓が救えるとか。 あ〜、この語尾が”のん”っていうのは、食品ロス削減国民運動ロゴマーク”ろすのん”の口癖だそうで。なんとか身近なこととして感じて欲しい

焼いた秋茄子入りのボロネーゼ

 秋来ぬと 目にはさやかに見えなねども 風の音にぞおどろかれぬる 気がついたら秋の気配。昼間でも時々長袖が恋しくなるような風が吹くようになりましたね。 季節は変われども変わらないのが私の作るもの。パスタの道を極めるには遠く長い道のりを一歩づつ、って見てる方は秋ちゃいますね、秋ですが秋ちゃいまんねん飽きでんねん、なんてボケてる場合ではないのですが。 いろいろと忙殺されていたら季節は秋、空気が乾燥してきたことを粉から感じません?って私だけかしらん。湿度が下がると小麦粉の水分量

妖しく咲くサコッティーニとタリアテッレの海老のトマトクリームソース

馬鹿は死ななきゃ治らない、なんて申しますな。中には死んでも治らないようなのがいるようで。 ”おい八っつあん、おめー、河原んところで行き倒れになってたぜ。身請け人がいねってから、こうやって知らせにきてやったんだ。” ”何言ってんだ熊さん。おらぁ、こうやってぴんぴんしてるだろうが” ”ばかやろう。てめえが行き倒れになってんのも気がつかねえのか。だからおめえはそそっかしい、っていうんだ” どっちがそそっかしいんだかわからないお話で。というのが粗忽長屋の一節。 いえ、なんの噺かとい

またもやのPの喜劇(?)。 怒涛の蟹のトマトクリームパスタ

幕前の口上とある日曜日の出来事でございました。昨年末は見なかった極安の生きた毛蟹が、鎮座ましましていたのでございます。ここで会ったが百年目、って仇ではありませんが。 もう、これ見たら買うしかない、不退転の気持ち(?)で買い求めて、るん!と家路をたどったのでございます。ここから悲劇(喜劇?)が始まるとはその時は思いもせず。 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる 石川啄木『一握の砂』 表紙の写真でなんとなくお気づきかと思いますが、そうです。4週連続となってしま

ラグーをセージを忍ばせたタリアテッレで、からのリメイクでカネロニ

しばしのご無沙汰でした。 いえ、週末の家事一通りはこなしていたのですが、溜まった雑務が海洋ゴミのごとく流れついてきて。事務作業は苦手で、そもそも頭がザルなんで、細かなものが全部抜けてしまうと言う噂も。パスタ湯切りするには丁度いいかもですが。 ほんと、経理とか管理とかできる人、尊敬してしまいます。家事一般やりますので、バーターしてくれる人いませんかね。今なら漏れなく生パスタもおつけいたします(笑)。 まだまだ本業のドタバタは続いているのですが、ともあれ折角作った子供達ですので

破の章 トリコロールなパスタ 猟師風

1トンハンマーの衝撃のあとで漁師町のマンマ風で、セロリの葉を忍ばせたパスタ、意外にセロリくんの風味がやさしくて存在感がなく。。。で、1トンハンマーでがーん。 このままでは終われない、進むは荊棘の道!って、どんだけ命かけてんねん、なお話に今日もお付き合いくださいませ。 ハーブを忍ばせた香り高きパスタ。これに負けない、いや、素敵なハーモニーを奏でてくれそうなソース。 ぽっと浮かんだのが、ジビエのイメージ。これならリベンジできるかも。。。いやたたかいちゃうし。あじのタタキは好き

渡蟹は美味しかった@タリアテッレ

高くて手も足も(?)出なかった渡蟹。極安のものを見つけたので、トマトクリームソースにしてタリアテッレ にしてみました。。。定番で使われるだけあって、渡蟹は美味しゅうございました。貧乏性なので、足の先まで身を取り出しておいてトッピングに。  作り方は有名店のものとは違いますが、たっぷり食べても食べ飽きにくい味になったと思います。 材料(四人分)トマトクリームソース ・渡蟹 ・トマトソース(作り方はこちらから) 400gくらい ・生クリーム 100g ・白ワイン 200ml