「UXに関わるならリサーチャー?」/とある製品のデザイナー&リサーチャー小話 in Cybozu
こんにちは。CybozuでGaroonという製品を担当しているデザイン&リサーチチームです。今の自分達のチームにあったサイズ感で定期的に情報発信できないか考え、サクッと読める「小話」という感じで投稿しています🙂
河内山:
今日は「UXに関わるならリサーチャー?」というタイトルで話したいと思ってます。というのも、最近デザイナーを目指す学生の方と話す機会が増えてきたのですが、「デザインもやりたいのですが、UXにも関わりたいのでリサーチもやりたいです。」という声を数回聞きまして。
多少まるめてますが、話を聞いていくと以下のような感じでした。
上流工程でユーザーの課題や価値提供の検討に関わりたい
上流工程に関わるのはリサーチャー、UXデザイナー(UX専属)
デザイナーはワイヤーフレームをわたされてUIの見た目や操作性を担当
役割や関わる範囲は会社によって状況が違って悩ましいのですが、サイボウズのGaroonという製品チームの実情を少しお話できればと思ってます。
白石:
わたしもそのあたりいろいろ思うところがありました。
河内山:
そうですよね。前提として、サイボウズには「UXデザイナー」という肩書で活動しているメンバーはいません。主力製品チームにはデザイナーとリサーチャーがそれぞれいて、程度は違えどほとんどのデザイナーはデザインを主軸にしながら上流工程の検討などに参加しています。上流のリサーチでいえば、Garoonのデザイナーはヒアリングや課題発見のためのユーザーテストに参加しています。
白石:
他社のリサーチの話でいえば、ディレクターやPMがリサーチも行う場合もあれば、リサーチャーがマーケットリサーチとUXリサーチの両方を担当しているケースもありますね。
サイボウズの製品チームのリサーチャーはマーケティングのリサーチとは別れていて、製品のUXに焦点を当てたリサーチ活動をしています。
Garoonでいえば、PM、デザイナー、ライターと一緒に要件の検討活動をしています。製品開発の上流からサーチャーもデザイナーも入る流れができていると思っています。
デザイナーがワイヤーフレームをわたされて淡々とデザインする流れでないのと同様に、リサーチャーも出来たデザインを淡々とユーザーテストする感じではないです。
河内山:
Niaちゃんが学生の時、サイボウズのデザイナーの役割とかどんなイメージでした?
Nia:
学生時代に何度かサイボウズのイベントに参加したのですが、その時は自社の製品のUIデザインがメインタスクという話を聞きました。
河内山:
ワイヤーフレームとか渡されて。デザイナーはUIをつくるだけのイメージでした?
Nia:
当時の私のイメージですと、どなたかが改善したい箇所や方法をほぼ決めていて、それにしたがってデザイナーはデザインするイメージがありました。
河内山:
そうでしたか。。。そのころはデザイナーもだいぶ上流工程に参加していたと思いますが、良い伝え方ができてなかったですね。
白石:
いろいろ話していて思うのは、やはり会社や製品チームによってデザイナーやリサーチャーの立ち位置が違うなあという実感があります。なので、これからデザイナーやリサーチャーを目指す方は、イベントに参加したり、Webで検索してみたりなどして、その企業でのデザイナー、リサーチャーの立ち位置と自分の理想との間にミスマッチはないのかなど調べてみると良さそうですよね。
河内山:
会社側の情報発信も大事ですね。情報収集でいえば、インターン参加は鉄板かもです🙂
Nia:
募集要項に書かれた内容だけでは伝わらない情報もたくさんありますしね。
自分がどのようなデザイナーになりたいか考えて、その上で希望する会社のデザイナーはどのような働き方、内容で普段の業務のしているかを深堀すると、理想のデザイナー像に近づけると思っています。
(終)
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