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サイボウズ オンラインポートフォリオ勉強会を開催しました!

こんにちは!新卒デザイナーのNiaです!

サイボウズ デザイン&リサーチは、6/30にオンラインポートフォリオ勉強会を開催しました。この記事では、ポートフォリオ勉強会の内容について、当日のタイムテーブルの流れに沿って紹介したいと思います!

オープニングトーク

明るく賑やかなサイボウズらしい雰囲気の中イベントは始まりました。今回は、zoomのウェビナー形式で、勉強会を開催しました。

スライド:オンラインポートフォリオ勉強会のオープニングスライド。「始まりました!よろしくお願いします。」

参加するサイボウズ デザイン&リサーチチームのメンバー紹介です!

司会進行・アドバイザー:篠原
講師・アドバイザー:樋田
アドバイザー:柴田
アドバイザー:おーじ

上記のメンバーが中心となり、イベントを開催しました。

まずはアイスブレイク!zoomのコメント機能で好きなフォントについて、学生さんにコメントをしていただきました!

スクリーンショット:zoomのチャット画面。参加者が各々フォントについてコメントをし合っている

オンラインでの開催だと、なかなか学生さんのリアクションを感じるのが難しくなってしまったり、学生さん自身もコメントや質問をしにくく感じてしまうと思います。ですが、このようにアイスブレイクを行い、学生さんがリアクションやコメント、質問がしやすいような雰囲気を作るということは、とっても大切だと思いました。
また、今回のお題は、フォントについてだったので、共有し合うことで、今まで知らなかったフォントを知ることができたりと、勉強にもなるものだと思います!

ポートフォリオの作り方のコツ

樋田さんによるポートフォリオの作り方に関するコツを最近の傾向を踏まえてお話ししていただきました。スライドはこちらです!

<良いポートフォリオとは?>
・あなたのことがわかるポートフォリオ。
・デザインスキルだけではなく、ビジョンへの共感、成長の可能性、カルチャーのフィットが大事。
・自分の「これまで」から自分の目指す「これから」をアピールする。
・作品だけを説明するのではなく、自分自身を紹介する。
・ポートフォリオの中身は5分くらいで伝わるがと良い。
・作品数は、5つで十分。
・UIの勉強をしてどういう成長が自分自身できたかを提示するのが大事。
・UXデザイナーになりたい人は、何をデザインしたいかが大事。

質問タイム

質問タイムで学生さんからいただいた質問とそれに対する答えが以下になります。

Q1.外国籍の方の採用についてはどのように考えていますか?外国籍の方に期待している力などありますか?

A. デザインチームでは、外国籍を持ったメンバーが増えています。海外進出に力を入れているので、そこで力を発揮してくれることを期待しています(柴田)

A. 書類審査の際も、中途の方ですが、英語の書類で送ってくださる方もいます。(おーじ)

A. 異なった文化の下で育っていると思うので、我々には作れないものやまた違ったデザインを共有できることに期待しています。(樋田)

Q2. UXデザイナーとして採用していただくには、ビジュアルが豊富なポートフォリオでどのようにアピールをするのが効果的ですか?

A. プロセスを取り入れるということが大事ですね。作品に対して、レビューをもらうなどのユーザーリサーチをして、どう作り変えたかを言えるとさらに良いね。(柴田)

A. ビジュアルだけじゃないよというのが見せられると効果的ですね。(樋田)

A. 実際に、柴田さんにプロセスも入れた方がいいよとレビューをしていただきました。(おーじ)

A. 作品を作るまでの経緯についての説明を加えるのもいいですね。(篠原)

Q3. 選考を受ける会社のサービスのリデザイン案をポートフォリオ に入れることは選考をする方にとってどう感じるのでしょうか?

A. デザイナーからすると、嬉しいです。私も中途の面接の時に、リデザイン案を持っていきました。(篠原)

A. リデザインしてくれる、案を案を出してくれると言うのはいいですね。(樋田

A. UXリサーチャーの中途採用の方で、製品のレポートを持ってきた方もいましたね。(柴田)

A. 面接中に、製品を利用したことがあるのかどうかも聞かれることがあるので、製品の知識を集めたり、無料で体験してみたりして、製品を知ることが大事です。(柴田・樋田・篠原)

Q4. 何をデザインしていきたいかという質問の回答例を教えていただきたいです。

A. 将来どう言うデザイナーになりたいか、デザインで何を解決したいかと言うことを説明できるといいです。(樋田)

A. サイボウズで何をしたいかを聞かれることがあるので、何をしたいかを考えられるといいですね。(篠原)

A. 自分の経験に基づいていたり、ストーリーがあると信憑性も湧きますね。(柴田)

Q5. ポートフォリオサイトを使わずに、自力でポートフォリオサイトを作っている方がいますが、その場合、評価が変わることはありますか?

A. そこだけで評価が変わることはないです。もちろんその努力は評価します。必ず有利になると言うわけでもないですね。自力で作る場合はそこもアピールできるといいですね。(樋田)

A. その人らしさが伝わるものであれば、どんなメディアで作っても良いと思います。(篠原)

Q6. 新卒採用において「これから」を判断する際に、ご覧になっている評価ポイントがあれば教えていただきたいです。(スキル感や制作速度など)

A. サイボウズ的には、リサーチができる人が価値が高いのでその思考があるかどうかですね。ユーザの観察、ヒアリング、リサーチが好きかどうかなどは、プラスポイントだと思います。グローバルなところが重要なので、どれくらい適用するか、やる気があるかも大事ですね。(柴田)

A. どのようにアウトプットに至っているかをよく見ます。どのような思考性で作っているのかに関して、サイボウズとマッチしているかを見ています。新しい技術のキャッチアップしているのかを見たりもします。(樋田)

A. 自分の作品を紹介してくださいと言われた時に、自分のストーリーを混ぜて、きちんと説明できるのは理解しやすいし、共感しやすいと思います。(おーじ)

Q7. デザインをする際になぜそのデザインにしたのか?という根拠が必要だと思うのですが、アンケートやユーザーリサーチなどのデータベースの根拠以外にどのようなものがあるのでしょうか?

A. データベースとかだけでデザインができてしまえば、そろそろAIでもデザインができちゃいますよね。ユーザの情動にどう働きかけるかとかも一つの根拠と言えると思います。ビジュアルデザインの見え方・感じ方も根拠と言えると思います。なかなかアンケートとかユーザリサーチからではユーザーが求めているものがわからなかったりするんですよね。自分自身も何かのサービスのユーザーだと思うので、なぜいいと思ったのかを突き詰めて考えてみて欲しいですね。そうするとデータベース以外から根拠になりそうなものが見つかると思います。(樋田)

A. アンケートとかユーザーリサーチから閃くことはあまりないですね。自分の感性で閃いて、それをアンケートとかユーザーリサーチでいいものにしていくというイメージですね。(柴田)

Q8. サービスのリデザイン案をポートフォリオ に入れるという話がありましたが、どうすれば選考を受ける会社の方を納得させられるのでしょうか?例えば、リデザインの根拠を自分の感覚にしてはいけないと思いますし、データやリサーチを根拠にする場合には選考を受ける会社の方が多くのデータ、リサーチ結果を持っていると考えられるので説得力に欠けると思います。上記の質問のような場合、エクストリームユーザーなどが役に立つのでしょうか?

A. デザインでまかすとかではなく、ここで伝えたいのは、どのように考えたのかということで、それを会社に入った時もどう生かせるかどうかを伝えることが大事ですね。取り入れてもらう案を考えるのは難しいですよね。初めて使用する人の印象はとても貴重なものなので、それももちろん根拠にすることができます。(樋田

A. 最初の5分、製品を使ってみて、気づいたことをまとめるということをしていました。最初の5分でわかることは、デザイナーやリサーチャーも興味があることですね。(柴田)

A. 学生、新卒の意見はフレッシュなので、そういった感覚を書くのは大事ですね。(おーじ)

A. 自分の気づいたことをデザイン案に織り交ぜるのは、大切なことですね。エクストリームユーザの方にヒアリングができる環境があるならそれを説明するもの良いです。なぜそのユーザーにヒアリングをしたのかについて、根拠の説明が必要ですね。(篠原)

Q9. ポートフォリオ をWebサイトではなく、自分で0からパワーポイントで作ろうと考えているのですが、評価や印象は下がりますでしょうか?

A. 評価が下がったりすることはありません。(樋田)

A. むしろ、パワーポイントで作ったの!?ってびっくりさせられるようなものを作成したら、評価が上がる気がします。(篠原)

A. パワポ ですごいものを作って欲しいと思います。(柴田)

A. 自分が表現しやすい方法で作るべきだと思うので、好きなツールを使って作って欲しいですね。(おーじ)

Q10. 1つの作品に何ページくらいが読みやすいでしょうか。

A. 最初の2作品に気合を入れた方がいいかなと思います。(柴田)

A. 作品の内容によって変わると思いますが、できるだけ短くまとめる方が読みやすくていいですね。(樋田)

A. 力入れるところの分量は多めにしても良いと思います。(おーじ)

Q11. ポートフォリオには最低いくつ作品が紹介されていると良いでしょうか。(勿論できる限り多く作り経験を積もうと思っていますが、インターン選考、本選考まで時間が限られているので…)

A. 気合が入っていれば一つでも十分だと思います。(樋田)

A. 僕は2作品でポートフォリオを作成しました。(おーじ)

A. 二つあればいいと思います。日々の努力を見せていただければいいです。(柴田)

A. 少ない数でも、そこに何を学んで、どういうプロセスで作成したのかがしっかり書かれていれば良いのではないかと思います。アドバイスをもらってブラッシュアップしていくというのも、大事ですね。(篠原)

Q12. これから、グローバルに展開していくとお聞きしましたが、デザイナーに語学力をどれくらい求めますか?

A. 海外の方と本格的に活動していきたければ、ネイティブレベルでできた方がいいですね。ですがデザイナーは、デザインで会話ができるので、あとは、ボディランゲージでも会話ができるので、そこまでなくても大丈夫だと思います。(柴田)

A. ネイティブレベルでよかったなと思うのは、リサーチをする時や込み入った話をする時ですね。リサーチで英語が生きているなと思います。(おーじ)

A. グローバル展開に興味があるのであれば、あるに越したことはないと思います。英語にアレルギーがない方がいいですね。デザイン・UXに関する情報は、海外からの情報が早いので、英語での情報収集も大事だと思います。(樋田)

予想以上に、たくさんの質問を勉強会中に学生さんからお受けしました!ありがとうございました。
また事前にお受けした質問については、別途回答していきたいと思います。

ポートフォリオ アドバイス会

お待ちかねのポートフォリオアドバイス会!サイボウズの現役デザイナーが学生さんのポートフォリオをレビュー&アドバイスをさせていただきました!事前に希望者を募って、3名の学生さんのポートフォリオをレビューさせていただきました。
現在作成中のポートフォリオをzoomの画面共有を使用していただきながら、3分で説明していただき、その後デザイナーたちがアドバイスをするという形式で行いました。

エンディング

オンラインのポートフォリオ勉強会には、たくさんの学生さんが参加してしていただいて、終始盛り上がっていました!ありがとうございました。

スクリーンショット:zoomのビデオ画面。アドバイザー各々が参加者に向かって手を振っている。

<参加していただいた学生さんからのコメント>
・講義、質疑応答、ポートフォリオレビューという構成のため、講義や質疑応答をを聞いた上で自分も参加者のポートフォリオのここが良い、改善した方がいい、などを考えながら見ることができました。cybozuの皆様の雰囲気もとても良くていい意味で緊張せずに参加できました。

・授業内でポートフォリオを作る時間はあったのですが、コロナの影響により、先生からのアドバイスなどが満足に受けられず、制作が進まない状態でした。そのような中で、このような講義を聞くことができて嬉しかったです。とても参考になりました。

・面接を担当されている方から「選考で見ているポイント」や「ポートフォリオのフィードバック」について直接お話を伺う事が出来、大変勉強になりました。

他にもたくさんの学生の方からのコメントをいただきました。アンケートのご回答もありがとうございました。引き続き、みなさんからいただいたアンケート結果をもとにさらに良いイベントを開催できたらと思います。

8/4 オンラインインターン開催!応募受付中!

サイボウズ デザイン&リサーチでは、オンラインインターンを開催する予定です。応募を受付中なので、ご応募お持ちしております!

サイボウズ デザイン&リサーチの活動を知りたい場合は、noteのマガジンもあるので、のぞいて行ってください〜!


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