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「好き」と「死ね」は同じ意味    【ストーカー・DV対策】#11(最終)

いやー、
長らく放置してしまってスミマセン。
このシリーズ、今回が一応最終回です。
(今後も思いついたら追加します)

ストーカー、DVは
皆さんにとって最も身近な
そして最も危険なトラブル(犯罪)です。

誰でも被害者になり、
そして加害者にもなり得ます。

満たされない恋愛感情は
時として人を狂わせてしまいます。

好きな人が自分のモノにならないならば
この世からいなくなってもらうしかない。
こう思った時が
「好き」が「死ね」に変わる瞬間です。

好意を抱いていた20代の女性に対し一方的にプレゼントを贈ったり、SNSに殺害をほのめかすメッセージを複数回に渡り送りつけるなどした鳥取市の25歳の男が25日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは鳥取市大覚寺の25歳の無職の男で、警察によると今年5月5日に好意を抱く鳥取県在住の20代女性にプレゼントのようなものが入った紙袋を受け取るよう要求したほか、先月27日から今月23日にかけ女性のSNSに「私はあなたを殺したくて仕方がない」などと脅迫するメッセージを複数回書き込んだ疑い。被害女性は、この紙袋を手渡された際に警察に相談、警察は男に対して2度、口頭で警告したものの、つきまといの行為をやめなかったため、今月25日に逮捕した。調べに対して男は、「ストーカー行為も脅迫もしていない」と容疑を否認しているという。

警察によると、2人は面識があるものの交際歴などはなく、男が恋愛感情が満たされず逆恨みしたと見て、さらに詳しい動機を調べている。
  2020年11月26日 報道より

ストーカー・DVトラブルは
皆さんが思っている以上に
日々発生しています。

以前からお伝えしているように
殺人事件に発展してしまった事例も
沢山ありますが、本当に多いのは
上記のような、殺人一歩手前の事例です。

上記のように報道されるのは
ごくごく一部の事件だけで、
日々このような事件が起こってます。

被害者と加害者に
密接な利害関係があることが
殆どなので、被害者の心情や今後のことなどを
配慮して警察が報道発表しない
案件がほとんどなんです。

さて、前置きが長くなってしまいました。
本題です。

今日は、

【ポイント12】 
シェルターは不便なところだと予め覚悟する

仮にあなたが
警察に相談に行った結果、
あなたをそのまま家に帰すと危険だと判断した場合、
何としても家以外の場所に避難をしてもらいます。

どうしても避難場所が用意できない場合、
特に夫婦間のDVの場合には、
警察が関係機関と交渉をして
公共のシェルターに入ってもらいます。

そこで自活の準備が整うまでの間、
生活をしてもらうことになります。

各都道府県には
「女性センター」というところがあり
そこに入ってもらいます。

加害者に押し掛けられないよう、
場所は公になってません。

想像ついている方もいるかもしれませんが、
入所期間中は相当不自由な生活
を送ってもらうことになります。

言い方悪いですが、刑務所と
ほぼ同じような生活です。

日課時限が決まっています。
外出も制限されます。
携帯電話(スマホ)は施設に預けます。
使用も制限されます。

このような生活になります。
これは仕方のないことなんです。
DVを受けて避難しているのに
加害者側に連絡してしまったり、
勝手に帰宅して加害者に出くわしてしまったら
大変ですからね。

だから、シェルターに入所すると
必ず不平不満がでてしまいます。
シェルターの職員は、被害者の方を
守るために必死なのに、その被害者から
悪者扱いされている姿を何度も見てきました。
とても理不尽だと思いましたが、
不自由な生活を強いているわけだから
被害者の女性を責めることもできません。
とてももどかしい気持ちになります。

何が言いたいのかというと、
シェルターに入るときは
不自由な生活になることを
ある程度、予め覚悟して入ってもらいたい
と思うんですよね。

シェルターはホテルではない。
あなたを危険から守るための場所。

シェルターに入所している間、
ケースワーカーさんがついて
自活するための伴走者になってくれますよ。

何度も言っているとおり、
ストーカー、DVの加害者からは
とにかく逃げなければなりません。

物理的に離れなければ、
同じことの繰り返しです。
逃げてください。

シェルターは不便だけど
安全な場所です。

今のあなたには関係ない
話かもしれないけれど
近い将来、あなたが
あなたの身近な人が
シェルターを利用するかもしれない。

だから、この話を頭の片隅に
置いておいていただけたら幸いです。

必死で被害者を守っている
シェルターや児相の職員の力になりたい。
そしてストーカーやDV、虐待に苦しむ人を
加害者から守りたい。
私の今の夢は、
元刑事達が被害者を守る
民間シェルター
を建てて運営することです。
夢の実現に向けて、頑張ります!!

今日もお読みいただき
ありがとうございました!

では、また!!

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ゆくゆくは元刑事が運営するシェルター、リアル「メゾン・ド・ポリス」を運営したいと思ってます!