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多様性を知る、多様性に触れる

こんにちは、管理業務マネージャーの高松です🤓

CWS は日本だけでなく、世界各地に事務所を持ち、活動しています。その本部はアメリカ・ニューヨークにあります。



CWS本部へ

アメリカでの大きな活動のひとつが、難民定住支援です。CWS Japanも日本で外国人脆弱層支援を始めたことから、外国人支援の先進地のひとつともいえるアメリカでの活動の実際や経験を学ぶために、CWS Japanのスタッフ4人で、ニューヨーク本部と隣の州に位置するジャージー・シティー事務所を訪問してきました。

▼ CWS本部のホームページ ▼

スケジュール

5月22日、23日:ニューヨーク本部

コロンビア大学近くにある本部にホテルから地下鉄で通いました。アメリカの複数の州にCWSの事務所がありますが、それらの組織体制、難民受入の仕組み・取組み、支援対象、どのように地域やボランティアなどを活動に巻き込んでいるか、事例としてジャージー・シティーでの活動の歴史、課題などについて、多くのスタッフから説明を聞き、質問することが出来ました。

ニューヨーク本部でアメリカのスタッフと会議 ©CWS Japan

5月24日、25日:ジャージー・シティー事務所

実際に難民支援をおこなっている事務所と現場を訪問できました。中南米からの難民へのオリエンテーションや彼らの面談に同席したり、アフガニスタンやウクライナ、中南米出身のスタッフから支援活動(就業支援ほか)の実態を教えてもらったりしました。

経済的に厳しい状況にある外国人のためのシェルターや支援物資倉庫も見学できました。

ジャージー・シティーの現場をまわる ©CWS Japan

5月26日:再びニューヨーク本部

CWSとの連携のもと、アフガニスタン難民家族の再定住をサポートする活動にかかわっているコミュニティの方々に、オンラインで、なぜそのような活動をするようになったのか、難民の方々の再定住をサポートするなかで感じた嬉しいこと、苦労したことなどを直接を聞くことができました。

印象に残ったこと

制度の違い

アメリカは国の政策として多くの難民を受け入れており、その政策実施を受託している団体のひとつがCWSです。

難民受入が年間約70人の日本とは前提が大きく異なり、資金規模も含む制度の充実は比べようもありません。しかし、アメリカでも就業と住居の支援は困難であるということもわかり、公的支援の枠組みから取り残されてしまう外国人を支援する事業の難しさをあらためて知りました。

さまざまな「当たり前」の違い

多様性(ダイバーシティー)という言葉を日本でも日常的に目や耳にしますが、ニューヨークでは日本のものとは数段違う多様性をさまざまな場面で体験しました。

中南米からだけでも年間10万人以上が陸路でやってくるアメリカと島国の日本では共通点よりも違うことの方が多いと思います。

外国人を養子に迎えたスタッフが地域で外国人支援の輪をどう広げているかを聞きながら、日本では同様のケースがどれだけあるのだろうか、国の制度の違いはそこに住む人たちの意識の違いでもあるとあらためて思いました。

管理業務担当として

わたしは管理業務担当であるため、事業へのかかわりは間接的、いわば「裏方」のようなかたちです。

アメリカのスタッフたちは、ハッピーな話だけではなく、たくさんの難しい状況や経験も紹介してくれました。難しいことに前向きに取り組み続けている彼らからは、言葉以外のこともたくさん伝わってきました。

より良い事業とはなにか、それを続けるためにはなにが必要かを考えながら、業務にあたりたいと思います。 

(文:管理業務マネージャー 高松知文)

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