幸せホルモンって知ってますか?
あなたは次のうちどれに最も幸せを感じますか?
1.困難な目標を達成したとき
2.人からとても感謝されたとき
3.好きなひとをハグしたとき
答えは人によって違うと思うのですが、3つそれぞれ喜びの感じかたが微妙に違ってると思うのですが、どうでしょうか?
幸せホルモン
さきほどの3つの質問は、それぞれ
1.ドーパミン
2.セロトニン
3.オキシトシン
という「幸せホルモン」が関係します。(厳密には違ってるかもしれませんので、ご容赦ください)
困難な目標に打ち勝つドーパミン
ドーパミンは、渇望から生まれる快楽ホルモンで、
・「欲しい~!」という欲を煽りたて
・欲望をみたすために頑張らせ
・欲望が満たされると大量放出して
・大量放出で、この上ない快楽を与える
というサイクルを生みます。
目標達成のために頑張る!という意味ではとてもポジティブですが、
・達成できないと落胆が大きい
・勝者と敗者の構図を生みやすい
というネガティブな側面もあります。
人から感謝される喜びセロトニン
セロトニンは「共感脳」とも呼ばれていて、共感力が高まりやすくなるようにドーパミンが出るのを抑制してくれる 働きがあり、それにより
人のために頑張ろう!
という共感力が起こりやすい脳内環境となり、人から感謝されることを喜びにできる という、とても理性的な神経伝達物質です。
愛情たっぷりオキシトシン
オキシトシンは別名「愛情ホルモン」と呼ばれるぐらいで、母と子の愛情のような、無償の愛を注ぐ愛情ホルモンです。
好きな人とハグしたり、可愛いペットに癒されるときなどに放出される神経伝達物質です。
ただし、このオキシトシンも行き過ぎると、特定の愛する人だけに愛情が偏り過ぎてしまい、それ以外の人を排除しようとする 攻撃的な面も持ち合わせています。
愛する子どものために、行き過ぎた行動に出てしまう モンスターペアレント などは、このオキシトシンのなせる技なのです。
セロトニンを増やす生きかた
さて、冒頭の3つの質問ですが、
1.困難な目標を達成したとき
2.人からとても感謝されたとき
3.好きなひとをハグしたとき
バランスとして、2を最上の喜びと考えられる生き方が、最もストレスの少ない生き方だと思います。
(セロトニンのことだけを幸せホルモンと呼ぶことも多いです)
ストイックに目標を追いかけるのも、誰かひとりに深い愛情を注ぐのも、行き過ぎればストレスとなってしまいます。
人のためになるような行いをして、それで感謝されることに喜びを感じる。
得られる快楽としては3つの中で最も少ないですが、快楽とはまた違った満足感が得られる生き方 だと思うのです。
note で例えるなら、誰かの役に立ちたいと思って書いた記事に、共感のコメントが付いたときの喜び がセロトニン的な喜びで、「スキ」の数を増やすために頑張って記事を書いて、どんどん「スキ」の数が増えていくときの喜び が、ドーパミン的な喜びですが、行き過ぎると逆にストレスになるので注意が必要です。
ドーパミンもセロトニンもオキシトシンも、それぞれ違った働きの幸せホルモンなので、快楽に支配され過ぎないように、うまくコントロールして、ストレスの少ない生き方を目指すのが賢明だと思います。
最後に、セロトニンの増やしかたをご紹介したいと思います。
・太陽の光を浴びる
・適度な運動
・トリプトファンの摂取
太陽の光を浴びるのは、セロトニン的にはとてもいいことです。コロナ渦で家にいることも多いと思うのですが、マスク着用で気分転換に外に出るのもいいものです。
適度な運動もセロトニン的にはいいです。ただし、過度な運動はストレスになるので逆効果です。
必須アミノ酸のひとつである、トリプトファンの摂取もセロトニン的には有効です。
豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品に含まれているので意識して摂取しましょう。
どれも簡単なことですので、ぜひお試しください!
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