AYANA

Beauty Writer.息子の発した言葉を通しての成長記録。

AYANA

Beauty Writer.息子の発した言葉を通しての成長記録。

最近の記事

「ママがいい」

息子はいつのまにか私のことをママと呼ぶようになった。 私は親をパパ・ママと呼んでこなかった。「お父さん、お母さん」であったため、息子にママと呼ばれるのはどうも居心地が悪く、自分のことをお母さんと呼ばせていた(発音的には「かーたん」であったが)。 しかし保育園では基本的に「ママ」という言葉が使われる。保育園の先生も「○○ちゃんのママ」という呼び方をするし、保護者間も然りである。息子は園で過ごす時間が長いこともあってか、「ママ」と「かーたん」が混在する時期がずっと続いていたが

    • 「大事なお話がひとつだけあるの」

      なんかのブームなのかちょいちょい挟んでくるこの言い回し。 「ろくちゃんね、大事なお話がひとつだけあるの」 「ふたつだけお話したいことがあるの」等。 大事なお話はだいたいひとつかふたつであり、うん?そうなの?どうしたの?とこちらも改まって向かい合うと、 「………」 といきなり空中や、洗い終わった食器のカゴや、ティッシュの箱なんかを見つめて黙る。ので、あ、これ100%いま言うこと考えてますよね?っていうやつなんですけど。 その後の発言はだいたい 「カレーを食べたあと

      • 「そういうことってやっちゃいけないんだよ」

        週末、大学時代からの友人夫婦の家に遊びにいってきました。昔から「生きる意味とは」みたいな話と、ユルゲン・テラーが撮るアニー・モートン最高だよねという話を同時にできる友人で、彼女は深谷で実家のお寺を継いでいます。婿入りしてお坊さんになったという彼もすごいんだけど、畑をやりながらお寺をやりながら息子を育てて、っていう生活を続けている人たち。 友人宅の子は息子の1歳下。いつも保育園では年上の子に遊んでもらうことが多い息子にとって、ライバル心を目覚めさせる存在というか。ミニカーやブ

        • 「そうだよきっと」

          このnote、息子の発した言葉を書き留める成長記録的にはじめましたが、まぁちょっとそこのガイドラインは守りつつ、たいして更新してないのにガイドラインもへったくれもないわけなんですが、もう少し言葉に限らない記録をしたほうがいいんじゃないかと今は思っています。 というのがですね、離婚しました。 離婚前は、仕事家事育児を分け合うというライフスタイルを目指していたわけですが(結果がどうであったかはともかく)、離婚によっていよいよ育児に言い訳できない、逃げ道のないところに来ました。

        「ママがいい」

          「泣かなかったよ」

          散歩してたら息子が派手に転びました。 子どもという生き物はなぜああもいきなりすっ転べるのだろうか?石橋を叩くツールを持ち合わせていないというのは失うものがないということなのかもしれず、何かしらの庇護のもとにある証でもあるな、とぼんやりと思ってしまった。 もとい、ビターン!と転んだ息子が起き上がらない。大丈夫?とコンクリートの床に突っ伏したままの顔のそばまで近づいてみる。 すると息子はゆっくりこちらに顔を起こしてきて 「泣かなかったよ」 と言った。 見ると目立った外

          「泣かなかったよ」

          「こういうことだよね」

          子どもって大人のセリフを真似する生き物だ。 しかしその意味を理解してるのかしていないのか。というのが(特に2歳くらいだと)大いなる謎である。 例えば朝食のとき、ゆで卵なんかを指差して、 「これってさ、こういうことだよね。こーいうことなんだよねー!(同意を求める首かしげ)」 みたいに最近息子が言ってくるのだが、妙齢以降の人間が発しがちな「ちょっと悪いんだけどあそこにあるアレをアレしてくれる?」みたいな、本人の脳内では鮮明なイメージが相手に何も伝わらないセリフそのもの

          「こういうことだよね」

          「なんで?」

          まるで掴んだ星の砂が指の間から溢れていくように、日々があまりにもさらさらと過ぎていってしまいます。少し前(一ヶ月くらい)に感じたことなのですが、子どもの「なんで?」という台詞について。 子どもといえば無限のなんでどうして地獄ですよね。いよいよ我が子も言うようになりました。 但し、想像とは使い方がちょっと違っていたかな、と。 私の想像では 「AってBなんだよ」 「なんで?」 「BがCだからだよ」 「なんで?」 「CはDだからなんだよ」 : : みたいな

          「なんで?」

          「お兄ちゃんお姉ちゃんなんだよ」

          いつから息子は風呂嫌いになったのか。 0歳のときは確か好きだったはずである。 嫌いになった理由のひとつはおそらく、髪を洗うときに上からお湯をかけられたくないからで、それをするときはかなり泣く。 が、最近お風呂担当の夫のスキルが上がったのか、それとも息子が慣れたのか、以前ほど泣かなくなったように思う。 お風呂を出て朝ごはんを食べているとき「ろくたん今日シャワーで泣かなかったんだよ?」とアピールしてくる。ちなみに、多分少しは泣いてる。 「え〜っ!ほんとう!?偉かったね!!

          「お兄ちゃんお姉ちゃんなんだよ」

          「あかちゃん」

          2人で散歩をしていたら、向かいからベビーカーをひくお父さんと、1歳くらいのロンパースを着た男の子が歩いてきた。 すれ違ったあと 「あかちゃんだった。」 とボソッと言うので、 「あかちゃんだったね〜。」と返した。 ふと 「麓さん(息子)はあかちゃんなの?」と訊いてみたら、 「ろくたんもあかちゃん。」 との答え。 へぇ〜あかちゃんの自覚があるんだと思い、 さらに「かーたん(私)は?」と訊くと、 「かーたんもあかちゃん。」とのこと。 ほお〜。と思って聞いていたら、少し間をあ

          「あかちゃん」

          「お母さんも一緒に?」

          保育園のお迎えが19時15分、そこから帰ってご飯食べて、寝るのはどうしたって21時を越えてしまいます。食後2時間あけずに寝かすのは申し訳ないなと思いつつどうしようもない。歯を磨いてパジャマに着替えて、さあ寝るよとベッドに誘導すると 「かーたんもいっしょに?」 と言ってきます。 この「いっしょに?」っていうのがすごいかわいいんですね。だからといって「うん、じゃあ一緒にねよっか〜」とベッドに横になっても一向に寝やしねー。ゴロゴロ転がってはキャハハ!と笑い、ムクッと起き上がっ

          「お母さんも一緒に?」

          「かえでちゃんが好き」

          先日、暑い中荷物を抱え息子と歩いて少し遠目のパン屋へ買い物に行った折。少しでも自分で歩いてほしいという母の願い虚しく、店を出てからすぐ「だっこ」と訴えられ。 ぎゅーとつかまりながら(暑い)耳元で息子が発した一言が、 「かえでちゃん。ろくたん、かえでちゃんが好きなの」 という告白! かえでちゃん(仮名)は保育園の同じクラスにいる女の子で、ナヌー!それってさ、まさかとは思うけど、お母さんよりも好きっていうことなのカナ、、、? みたいな気持ちは露ほども芽生えず、むしろ「そー

          「かえでちゃんが好き」

          「これできない」

          だいぶいろんな言葉を話すようになりました。 何事も「ろくたんがやる」「ろくたんもやる」と自分でやりたがり。思惑と違うものをこっちが提示すると(例えば勝手におにぎりをちぎってあげたりすると)「そうじゃない〜〜◎▼%⁂*×くぁwせdrftgyふじこlp〜〜〜(聞き取り不可能)」と泣きわめく。まあ、なんと育児のマニュアル通りに育っているものかと感心してしまいます。 で、なんでも自分でやろうとするんだけど、うまくいかないことというのは当然あって、例えば靴がうまく履けない。トミカの新

          「これできない」

          「触らないで」

          所有している感覚。というのはいつから身につくものなのでしょうか。 気がつけば、近寄ってきてはトミカを口にくわえようとする猫シーに向かって 「さわんなあで!ろくたんの!」 と威嚇(?)するようになってました。スゴイ。 ちなみに洗濯物のことを「せんたもの」、お魚さんのことを「おかなさん」と言うなど一語抜け気味。 #2歳2カ月

          「触らないで」

          「おかわりください」

          言うまでもなく食事をおかわりするときの言葉。 「おーかーわーりー、くーだーたい!」みたいな感じのイントネーションで皿をずいっと前に突き出して言ってきます。かわいみ。 これ前段階がありまして、割と最近まで「オワァリ、ッタイ」みたいな言い方だったんですよ(オワァリ、は進撃の巨人でコニーがラガコ村に帰ったときに言われた「オアエリ」のニュアンスに近いと勝手に思ってる)。だから「おかわりしたい」って言ってるんだとずっと思ってて。そしたら「ください」って言ってたんだっていう。丁寧なほ

          「おかわりください」

          「集まれ」

          「あちゅまれ〜!」 食事のとき、ご飯の残りがお皿の中に点在していきますよね。それをスプーンにまとめて渡してあげることがあるんですが、夫がそのとき「集めてあげようか?」とよく言っていて。 それを受けての「集まれ」なのですね。要するに「スプーンに残りを集めてたもれ」ってことで。「あつめてぇ?」とかなら別に普通なんだけど、「あちゅまれ〜!」って言ってスプーン渡されると、いや人力で集める訳だし、ってなりますよね。 自動詞使うなよ、的な。 先日も、持ってるおもちゃか何かを床に落と

          「集まれ」

          「パンと、みかんと、りんごと、おいも」

          息子の朝ごはんは、大体決まっている。 パンが大好きなので、朝にあげることにしている。スタメンは、ラテールの角食8枚切りをトーストしたもの。ジャムをのせたりのせなかったり。たまにはサンドイッチにしたり。菓子パンの類いは基本的にあげない。 それから卵を使ったなにか。よくやるのはチーズやハーブを混ぜたスクランブルエッグ。たまにお肉を入れたり野菜を入れたり。でも、緑の野菜を入れると食べないことが多いので、それは避ける。 それからポテトサラダ的ななにか。ベースはじゃがいもかさつまいもか

          「パンと、みかんと、りんごと、おいも」