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46才のミュージシャンが慶應大学受験を突然決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話。7

前回まで

 突如世界史にハマり、慶應大学受験を決意した私CUTT。東進さんの過去問データベースを発見し、文学部世界史の過去問19年分に取り掛かりました。
 その間に出題された用語を全て挙げれば、少なくとも今回出題されにくい用語を特定できるのでは…という期待がありましたが、果たしてどうなったでしょうか!

19年分の過去問解答をEXCELにまとめ、わかったこと。

 ミッションを完了して、以下の事がわかりました。

・19年間で2度出題された用語は多数あるが、3回出題された用語は皆無である。…という事は、
 →2回既出の用語(70弱ありました)は出る可能性が非常に低い!

・既出の用語が出る確率は1問しか出てない年もあれば10問出る年もあり、かなりばらついている。…という事は、
 →100点中、2-20点分はこのEXCELの中にある用語!

・年号問題は平均して2-4問出題される。
…という事は、
 →年号が全く答えられなくても、ダメージは8点以内!

・年号問題は1960年(アフリカの年)以外は2回出題された年号はない。あと10世紀以前の年号は2回しかてない。…という事は、
 →既出の年号はほぼ出ない! 3桁の年号もほぼ出ない!

いやーやったね!お得情報
       …じゃ全然なかった!

 なにかそれらしく書いてしまいましたが、皆さんお気づきの通り、全然お得情報ではありませんでしたね(笑)なにしろ 

 1について → そもそも覚えるべき用語は、何千語とあるわけです。その中で、70ほどの用語が「出ない」とわかった所で、何の意味があるのでしょう…。
だいたい「これ」出ないよね、とわかった時点で「これ」を覚えてしまってるじゃないか。なぜそんな事に最初に気づかなかったんだ。ばかばかばか。

 2について → これで確実に毎年10問くらい出てくれてたら、20点は頂きだ!となるわけですが、1問しか出てない年もあるんですよね。やはりそんなにうまくはいかないですね!

 3について → これはまだ役立ったほうかもしれません。年号を覚えるのは苦手な方ではないと思うのですが、やはり量が膨大なのと、あんまり覚えてて楽しくない…。コロンブスが1492年で、ディアスは4年前!ガマは6年後!とか関連づけて覚えるのは楽しいんですが、無機的に語呂合わせとかで覚えないと間に合わなく、かつ結局語呂ごと忘れてしまいます。なので、年号問題が全滅でもダメージは最大8点と知れたのは、精神衛生上良かったです。役には立ってませんが。

 4について → これも、3桁の年号はほぼ出ないというところは少し役立つかもしれません。それでも過去2回出てますし、これで3桁出ちゃったら後悔しますね…。結局勉強せねばですね!!

残念! 無駄な努力
     …でも全然なかった!

 せっかくそれだけ過去問やって、わかったことは役に立たず、さぞお力落としでしょう…と思いきや、実は全然そんなことはなく、楽しく過去問を解くことで実力はしっかりついてきてまして、10年分ほどを解いたあたりからコンスタントに

80点が取れるようになっていました!


 大した思いつきではないにせよ、仮説を立てて検証するという自発的な試みは、ゲームのような感覚もありましたし、埋まっていくエクセルの画面を見つめるのは達成感も得られて、結果的にかなり効果的な学習ができたと思います。
 過去問をやる中、答えられなかった問題を解き直すというのは、失敗して悔しい(というほどではないにせよ)感情に扁桃体が働き、しっかりエピソード記憶にする事ができます。

次回の更新は

 このシリーズも佳境に入ってまいりました。次回は、世界史以外も大事じゃん!と気づき慌てて勉強した英語と小論文について書きたいと思います。
良かったらぜひ最後までお付き合いください!

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