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お客様を見た目で判断する。

と、いきなり口の悪いタイトルですが…

これホントです。

お客さんの見た目、かなり見てます。
お店に入ってきた瞬間から、歩き方や表情、目の動き、髪型、洋服、靴、時計…etc

正直そこから収入の程度まで判断します。

何のためか?

お金持ってそうなお客さんだけ接客するとか、若者はお金持ってないから無視とか、そんなつまらないことはしません笑

接客の第一関門、

「ファーストアプローチ」

これにかなりの比重を置いているからです。

ファーストアプローチって業界用語ですよね?
簡単に言えば、接客に入るときお客さんに最初に掛ける言葉のことです。

「ご試着できますのでー」
「サイズご用意しますのでー」
「何かお探しですかー?」
「それかわいいですよねー」

こういった言葉を皆さん掛けられたことがあると思います。

販売員側からすると、鏡の前で何度も練習した意識的に口角を上げる満面の作り笑顔で声を掛けています。

でも、ボク的には論外なファーストアプローチですね。

なぜかと言うと、これらはどのお客さんを相手にしても使える万能すぎる言葉だからです。

要は考えてなさすぎ。


ボクは前提として

「お客さんは接客されたくない」

と、考えています。

前回のnoteにも書いたんですが、売りたい気持ちが見えてしまうとお客さんは
「買わされる!」
と思って心を閉ざしてしまいます。

上記のファーストアプローチはお客さん側からすると、売りたい気持ちが存分に溢れ出ている言葉です。

お客さんの心理とすると
「いつ声を掛けられるんだろう?もうくる?まだか?うわ!キタ!ヤバ!めんどくさ!」
みたいな感じだと思います笑

近づいてきただけでイヤでしょう笑

なにごともファーストコンタクトや第一印象って、その先の関係性も左右する重要なポイントですよね。


じゃあ、どうするか?

できることは見た目から判断して、お客さんが掛けられたい言葉を徹底的に考えるしかありません。

これも前回のnoteに書いたんですが、人はしゃべると気持ちいいです。
特に物事を教える立場でしゃべると余計に気持ちいいです。

このあたりを意識してファーストアプローチを考えると、お客さんによって変わってくるはずです。

「靴カッコいいですね!どこのブランドですか?」
「え!Tシャツ限定のヤツですよね?どこのショップで買われました?」
「爪の色すごいキレイですね!セルフですか?」

ポイントは

「私はあなたに興味があります」

ということを言わずとも伝えることです。
(これも前回のnoteで書きましたが…)

練習を繰り返した作り笑顔だけでは伝わらないと思います。
時には興奮した顔、驚いた顔、考えている顔など的確に変化をつけなければいけません。

「売場は販売員にとっての舞台」とはよく言ったもので、気持ちから作った本気の演技でなければお客さんには伝わりません。

たかがファーストアプローチ、なんてことない一言目ですが、基本的に閉じているお客さんの心を開いてもらうためには、ありきたりな言葉や態度では難しいですよね。


とまぁ、今日はファーストアプローチについて書いてみましたが、見た目や第一印象ってホント大事ですね。
気をつけよっと。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日はこの辺で。

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