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[イラスト44]<回想>薄々はわかっていたけど。見ている世界がぐにゃりと歪んだ瞬間。


むしょくの記録44

出戻り入社で誘ってくれた上司に会いに行った。
今では、役員として活躍中の上司に会うのは、そんな頻繁にできることではない。右肩下がり中の業績をどうにかしてあげていかなくてはならない中、私が新規ビジネスをやりたいという申し立ては、上司にとっては、何を考えてるんだって思う話だったとは思う。
しかし、私がやってみたい新規ビジネスは今後の将来的な売り上げを上げることだと思うので今やってみたほうが良いのではないかと提案も加えた。
それだけでは弱いかと思い、現状の現場レベルの課題も突きつけた。新規ビジネスがすぐにできなかったとしても、課題をクリアしていくことで小さく売り上げに貢献するプランを立て、そこから新規ビジネスにつながるタネを作る作戦だっったのだ。
しかし、状況は私が思っていたよりも悪かった。
今は目の前の売り上げを上げることが最大の注力ポイントになっていた。
理解はしていたつもりだ。
だけど、私が入社した時に聞いていた時の話と違うではないか。
あの約束は?どうしてくれるの?
そんなこと会社に言うべきではないと理解している。
だけど、この1年、待って待ってきたことが出来ない、ことを正面から言われた途端に、心の支えがなくなり、みてる世界がぐにゃりと歪み始めた。

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紹介 うめ無職の記録について

本イラスト日記に興味を持っていただき、ありがとうございます。こちらは、作者うめさん36歳の出戻り転職→1年たらずで退職→数ヶ月無職の体験談を3コマのイラスト日記で記録した全50話の読み物です。実際の経験談をもとに物語風に少しアレンジして描いていますが、下記の方に読んでもらうことを想定して描きました。

こんな人にオススメ

  • 35歳を超えてから転職かフリーランスかで悩んでいる方

  • 出戻り入社したけどやっぱり辞めたいと思っている方

  • 頭では会社で役職について頑張るほうがよいと思っているのに心がついていかない方

  • 自分の人生の選択に自信が持てない方

途中から読むと話しのストーリーがわかりづらいため、もしご興味いただけたら第一話からお読みください♪

▼第一話▼


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