大雨明け

　台風接近に伴う梅雨前線の活発化で大雨が降りしきった翌日。起床後すぐに雨戸を開ける。雨戸を開ければ、爽やかな空気が強風と共に流れていた。大雨で空気中のほこりが取り除かれてスッキリと綺麗になった。大雨が降る前よりも空気が澄んで綺麗だ。雨戸を開けたついでに二～三回程度深呼吸。空気を吸い込んでみたら想像以上に美味しかった。この空気の美味しさは言葉では言い表せない。
　空は少しもくすんでおらず、澄みきっていた。「ここまでクリアな青空久々に見たかも」青空には燕が口に何かを咥えて飛んでいた。飛び立つ燕の姿が羨ましく感じる。「人間には羽というものがないから？」「鳥には羽があり自由に空を飛べているように見えるから？」「平衡感覚が狂うことなく酔うことがないから？」自問自答するが回答に少し不満。回答が少し物足りない。そうこう考えてるうちに朝食の時間が近づく。急いで布団を片付け着替えを済ませリビングに向かった。