アンガーマネジメントが出来なかった日

高校最後のテストふつかめ。
1教科だけだったのになんか体がだるくて、なにもしたくな〜〜〜〜〜〜〜いって気分なのですが、なんとかソファにすわって、ちょっぴり恥ずかしい、在りし日のことを書こうと思います。よくわからないへたっぴな目次は、いろいろな方のnoteで見かけていてただ使ってみたかっただけです(笑)



出会い

たしか10月の中頃、3人の教育実習生が来た。

模擬授業を行ったりするのは1・2年が主なので、
会うことはほとんどなかったのだが、水曜日の5、6限目の園芸の時間に、彼はやってきた。


なんちゅうイケメンか。おったまげた。



関西の片田舎では見たことない、同級生によ〜〜〜〜〜〜〜さんいるような雰囲気イケメンでもない、“ちゃんと”顔の整ったひと。
芸能界にはギリ行けないかもしれないけど、まわりにいたら絶対モテる奴。あれは好きになってまう。
田舎のうぶなJKは目を見て話すのがちょっと緊張してしまうくらいの、院生。でも顔は見たいから誰かが話してる時にまとめてガン見。笑


彼が授業に現れてから、もともと楽しかった園芸の時間がもっと楽しみで、わくわくしたものに感じられた。お昼のお弁当を食べ終わって、着替えに友達と別れる時に、『今からイケメンといちゃいちゃしてくる〜〜〜〜😙🤙🏻🤎』とおふざけ飛ばすくらいには楽しかった。



ついにその日が


もともと1ヶ月の予定の教育実習で、かつ園芸の授業は毎週水曜日の週1回の2時間だけだから、あっという間に日が過ぎて。


最終日。玉ねぎの苗植えや夏野菜を育てる時に使った支柱や杭などの片付けが一段落ついたので、ひとりの女の先生と、わたし、もう1人クラスメイトの合わせて3人で、落ち葉やヘドロが詰まってしまった溝の掃除をしていた。

イケメンは毎回のように他の受講生と喋りながら作業をしていて、変わらずその日も同じように女の子たちと談笑していた。

わたしはいつもと同じように談笑しているだけなのに、彼に無性にイライラしてしまっていた。(最終日まではひとつもイライラしていない)
玉ねぎの苗植えのときから、支柱を撤去するときから、
『飲みサーは絶対入らん方がいいよ!入ったらまじで後悔するから笑』
とか、
『〇〇のバイトはああで〜、▼▼のバイトはこうで〜』
みたいな、今考えればなんてことない、ただふつうの大学院生として、高校生に自分の知っていることを伝えているだけの会話だったのだが、わたしには

すっごく大人ぶって、4つ5つしか変わらない小僧のくせに世の中知ったような物言いしやがって。わたしの方が絶対人生経験豊富やのに。


なんて、とんでもなく癪に障ってしまったのだ。
そこでジワジワとイライラゲージが上がっていったところで、わたしを爆発させるトリガーが引かれてしまう。


『黙々と頑張ってんなあー』


文面だけ見たら、なんの悪意も無く見えるかもしれない。いや彼に悪意はなかったはず。
だけどこの一言をわたしは半端じゃない煽り文句だと感じてしまい、脊髄反射でブチ切れてしまった。
言われて2秒間絶句。苛立ちが爆発してもかろうじて敬語で、丁寧な言葉遣いをする理性は残っていてよかった、、、と今ほんとに思う。

『そんなん言うなら先生手伝ってください』

わたしたちの方が長く重い重いヘドロを相手にしているから、まだ疲れていないはずなのに、疲れた、、、、とこぼしてスコップを代わってもらおうとする彼に

『先生が代わった方がいいんじゃないですか』

とも、脊髄反射を引きずって、そんな言葉が出てしまう。わたしは元来感情が表に出るのを抑えられないタチなので、たぶん思いっきり顔にも出ていたはず。

当然あとでめちゃくちゃ反省した。まわりの受講生のことも顧みず、予想できる後の空気も顧みず、感情のままになってしまった。

腹が立ったことが間違いだとは思わないけど、伝え方がまずかった。こんなことを言うと、そうでない女性やそのような素晴らしい女性を知る男性から、そんなの言い訳だって言われるだろうけど、PMSもあったと思う。生理前になると、沸点が下がって地雷ポイントが増え、深く意図せずとも言葉に棘が見えてしまうようになる。

 




あーあー。彼はあのとき何を思ったんだろう。
女子高生にキレられることなんてまだ彼の人生にはなかった事だろうから、これからの未来、勤務して、思春期のガキたちと対峙するときの役に立ったのかなーなんて思ったりしちゃったりしてて。教職免許取るだけだったら、自分に娘・息子が出来るまでしばらく無縁だけど。



気付き

あともうひとつ、分かったことがある。


わたしは、《対等に見られていない》ということにものすごく腹が立つのだということ。わたしって、結構プライド高いんだなって。
人生で  “ブチ切れ”  と称せるような腹の立った出来事はまだ3つほどだが、思い返すとそのどれもが、能力なり立場なり年齢なりをバカにされたと感じた共通点があった。


でもやっぱり

案外(自分ではそう思いたくないという意味で)短気だし、喜楽だけじゃなくて哀怒もぜんぶ、無意識に顔に現れているわたしなので難しいかもしれないが、やっぱりこれから大人になるために、自分の機嫌は自分で取れるようになりたいと思う。




来年の目標にしようかな。いや、来年どころじゃ達成できなくて、人生の目標になるかもしれないなあ。

どれくらいのおとなが、じぶんでじぶんの機嫌をちゃんととることができているのだろうか。

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