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半世紀前から普通の人生に挑戦して、普通のおばあちゃんになった車椅子ユーザーの物語⑭

ハワイ!

空港に到着
またまたイケメンのスタッフがお出迎え
素敵な笑顔で「アロ~ハ~」と
車いすを押してくれます。
空港には甘い花の香りが漂い
ウェルカムのブーゲンビリアのレイを首にかけてくれます
 
そうです!
ついに!
憧れのハワイ!
今回はツアーではなく、M課長とTちゃんと3人の女子旅です!
 
TちゃんはSパイセンの後継者です
Sパイセンは、めでたく寿退社をされたのでした。
車椅子のM課長に連れられて、若くてかわいいTちゃんと
車椅子のパイセンの私
ハワイで夢のバカンスです
 
成田空港まではM課長がお知り合いの
介護タクシーを手配してくださいました。
なんと、集合場所から空港までは2時間余りかかります、
介護タクシー代
いくらかかったのでしょうか?(まったく記憶にございません)
M課長がすべて取り仕切ってくださったので
私は、「はい」「はい」とくっついていくばかりでした。
 
ワイキキビーチで砂浜まで車いすで行きました。
が、どうやって行ったのでしょう
あまり覚えていないのですが、おそらく
そばにいた外国人の方たちが声をかけてくださり
ヘルプしてくれたような気がします。
「ビーチへ行きたいの」
「OK」
「じゃあ、いくよ」
ってな感じです
海外へ行くと、いつの間にか周りの人たちが寄ってきて
気軽に助けてくれます。
あまりにも自然なので、記憶に残っていないのかもしれません。
で、ビーチまで行き、車椅子から降りて砂の上に横になりました…
「太陽がいっぱい」
あまりの解放感に、時差の疲れもあったせいで
すっかり夢の中へ
・・・
ふと、目が覚めると
なんと、潮が満ちていて、海水が・・・
慌てて車いすに乗っても、だいぶ潮が満ちていて車椅子が動きません
TちゃんとM課長であたふたしていると、またまた見かねた近くの外国人の方が助けてくださいました。
Thank you!
 
翌日は、オプショナルツアーでカウアイ島に行きました。
小さなプロペラ機のような機体にハイビスカスの模様
「ハワイアン航空」だったと思います。
車椅子2名どうやって搭乗したのか覚えていません。
そして、カウアイ島での観光バスツアー
このバスにも誰が乗せてくださったのでしょう?
とにかく観光バスでカウアイ島を巡りました。
山の中で、「箱根みたいだな~」と思っていました。

夜はインタナショナルマーケットプレスをうろうろ
ドキドキしながら
一人で「サイミン」を注文して食べました
 
こうして、M課長の素晴らしい引率で、夢のハワイ旅行は
あっという間に
つつがなく幕を閉じました。
 


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