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2022年9月24、25日 ツール・ド・ちゃんぽん試走会ライド その1

  だいぶ地球の公転の影響が出ているのか、走りやすい気候になってきた。こんな時期になると自転車乗り達は今年最後の大仕事だと言わんばかりに走り出し、それに応えるかの如くイベントがたくさん開かれることとなる。ここ数年はご存知の通り某ウィルスが蔓延していたため(現在もしているが)規制が厳しくイベントなどを公に行うことができる雰囲気ではなかった。しかし段々と規制が緩くなり活動が制限されなくなってくると以前ほどではないが活気を取り戻してきていると言える。

  そんな建前の元今度サークルで参加者を募り参加することとなったイベント「ツール・ド・ちゃんぽん」の試走会を行なってきた。

ツール・ド・ちゃんぽんといえば長崎県で1番有名なサイクルイベントである。野母崎の景色やサイクリング道路を楽しむというイベントであるわけだが「長崎  自転車  乗れない」で検索をかけられている長崎県民の自転車乗り達にとっては非常に有り難いイベントとなっている。ちなみに今年からは150kmのコースが追加されており参加しようとしたが既に定員に達していた。仕方がないので85kmのコースにエントリーした、がせっかくなのでサークルのメンバーも希望者を募ったという運びである。



2022年9月24日(土)サイクリングロードのすゝめ

  24日はこちら長崎は快晴であり、澄みし青空が覗いている。翌日は後輩のS君が一緒と走る予定であるが暇なのでとりあえず試走に行ってきた。基本的にイベントの通りなのだが、流石にいきなり一周するのはどうなのかと思いとりあえずはコースをなぞりながら野母崎半島を一周するコースを走ってきた。

  まずは長崎市内から野母崎を目指した。この日は久々の実走の日であった。1週間ごときでそんなことを感じるのもどうかと思うのだが本当に久しぶりに走ったという感覚だけがあった。ここ最近はひたすらにzwiftで仮想空間内で自分のアバーターがシャリシャリ漕いでいるのを画面外の自分がゲーム内のSEと共に鑑賞しながら走るのが日常となっていた。慣れというのは不思議なもので少し経てばその風景を当たり前と認識するようになる。正直にいって怖いくらいである。

野母崎へ向かうのにももう慣れ、ここまでくるのにもそんなに時間経過を気にしなくなっていた。本当に慣れとは、以下略。そうはいったものの日常に刺激が欲しいのが人間であり、その刺激は日常のすぐ近くに存在する。ということでいつもの道ではなくサイクリングロードを通ることにした。

ただひたすらに雑木林の中をひた走ることになるのがこのサイクリングロードである。雨が降っていなくとも常にどこかしらウェットな路面であり苔むしている。ということは速度が出せないということに他ならない。しかしこのサイクリングロードの問題点はそこではない。問題点というのは「ひたすらに遠回りな道である」ということだ。
ジャイロが「遠回りこそが一番の近道であった」といっていたがどうやらこの道には当てはめることができないようだ。なにせこの道を通らなければサイクリングロードの開始地点から終了まで5分で行けてしまう。誇張ではない、真実である。つまりは好き好んでいく道ではないということだ。

  しかし日常にスパイスが欲しい私はここをあえて選択した。いや、違うな。多分大会の主催者が日常に刺激が欲しいのだろう。なぜならツール・ド・ちゃんぽん当日にここを走らなければならないからである。コースをなぞっている身でこんなことを書くのもどうかと思うのだが、当日は大丈夫なのだろうか。ここで渋滞が...とか色々と考えてしまうが、そこまで考慮した上で設定しているはずだ(そうだと信じたい)。日常の刺激欲しさに選んでいる訳ではない(と思う)。
そんなことを考えていると終点まで到着した。車通りを通る場合の4倍近い時間が経過しているが気にしない方向で走っていった。

  ここから川原大池側に走り、一気に山岳を超える進路をとった。もちろんコースだからである。当日は既に30km以上は走った状態で一気にヒルクライムする必要があるのだが、今日は全然疲れていないので心拍数の限界まで踏み切って登ってみることにした。するとどうだろう。なぜか「足が回るッ」という感覚が斜度の変化とともにやってきた。序盤は斜度10%の坂なのだが確かに気持ちに呼応するように足が回った。恐らくは毎日zwiftで重いワットを半ば強制的に踏ませられていたからだろう。やはりトレーニングの成果が目に見えてわかる、体で感じられることは非常に楽しいものである。
そして走行しているうちに頂上へと到達した。


 ここからは一気に下り恐竜博物館を目指した。昼には少し早い気もしたがここで昼食を逃すと何も食べれない気配を感じ素直に恐竜サンドを食べることにした。

もちろんジンジャーエール味ももちろん辛口


  そんな呑気な私が食べている最中にも恐竜博物館は大賑わいであった。みんなそんなに行く宛がないのか、はたまた恐竜の魅惑なのか、とにかく人で溢れかえっていた。特に子供連れが多くその大半がベンチを占領していた。独り身の私は成す術もなく撤退を余儀なくされ、太陽の元ジリジリと焼かれながら食べることとなった。
いつものように辛口を注文したのだが、今回はそこまで辛くなかった。辛さ(からさ)より心理的な辛さ(つらさ)の方が優っていたのだろうか、今となってはわからない。


  秋口だというのにジリジリと焼いてくる太陽を尻目にさっさと食べ終え再びコースへと戻った。コースを確認してみるとどうやらここからはいつものルートとは違うらしい。ナビの力に頼って走っていった。


「不思議だろ、これで一方通行じゃないんだぜ」

なぜか住宅街を抜けるらしく、明らかに離合出来ないであろう道も通ることとなった。いま運転しているのが自転車でよかったと感じるくらいには狭い道であった。まぁ海沿いの道あるあるだろう。なにせしまなみ海道の村上海賊の博物館裏の道もこんな感じであったのだから。
ひたすらにルート通りに走っていると海沿いの団地に出た。住宅地では何も感じなかったが、人の気配がしない海沿いの団地というのはなぜか終末を感じた。

住宅地と団地とは何が違うのかわからない人はきっとタワマンか何かに住んだ人なのだろう。下界に降りればきっとわかるだろう。

  なぜか見覚えのある中学校を見ながら走っていると、これまた見知った道に出ることができた。いつも走っている道なのに新しいルートを知っただけでこんなにも新鮮に感じるとは。やはり刺激は日常の中に潜んでいるらしかった。


浦島トンネル、では(残念ながら)ない

気持ちの良い気分に乗って伊王島を走っていった。コースは半周だったのでその通りに走ったが気分的には1週しても惜しくないような気分だった。
  しかしここから本当のコース的には回るのが望ましいのだろうが気付けば、その後取り沙汰することもなくしれっと長崎駅へと帰っていた。

どうせ明日も走るのだから、と思えばそんなに気に病むことでもなかったのかもしれないが、この後なぜか家でひたすらに栗を剥いていた。これもまた日常の中の刺激なのかもしれない。

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