見出し画像

あなたはどっち?リーダーとマネージャー

みなさん、こんばんは。
最近地震が多くて怖いですね。。
備えあれば憂いなし、準備できることから始めていきましょう!

さて今回は組織の中で重要な役割を果たすリーダーとマネージャーをテーマにお話したいと思います。

なぜこのようなお話するのかというと、介護事業所の管理者向け(ケアマネ、訪問看護、デイ、ヘルパー)に伴走支援で能力開発トレーニングを行う中で、多くの人がこの2つの役割の違いについて混同していることに気が付いたからです。その結果、彼ら自身の中で管理者としての「ありたい姿」を勝手に作り出してしまい、それが結果としてマネジメントの問題に繋がったり、スタッフを離職に追いやってしまったりという事態を招いていると感じています。

リーダーとマネージャーは、それぞれ異なる役割と責任を持っている。


では、リーダーの役割と責任とは何なのか?
リーダーはビジョンや目標を設定し、その達成に向けて他のメンバーを導く役割を担っています。チーム全体の方向性を示し、成果を上げるための戦略を考えます。チームのビジョンを共有し、メンバーを鼓舞し、彼らのモチベーションを高めることが役割として求められています。また変化や困難な状況に対しても、柔軟な対応を示し、時にメンバーを励ましながら、チームを成功に導く役割を果たしていきます。

つまり、リーダーとは、チームをあるべき姿(未来)に、導く人であり、「人のモチベーションにフォーカス」していく人です。


では、マネージャーの役割と責任とは何なのか?
マネージャーは、組織の日常業務を遂行するために必要なリソースやプロセスを管理する役割を担っています。目標の達成に向けて計画を立て、タスクや責任を割り当て、スケジュールを管理する。効率性と効果性を重視し、プロジェクトや業務の進捗状況を監視し、必要な調整を行います。またメンバーの能力や成果を評価し、フィードバックを提供する役割も担います。

つまり、マネージャーとは、チームが目標を達成するために業務進捗を管理する人であり、「今の業務にフォーカス」する人です。

世界一わかりやすいビジネス研修(pxadvisory)


いかがでしょうか?
こうして比較してみると、リーダーとマネージャーの役割と責任は随分違いますよね。。

ここからは私の経験からの見解ですが、これらの概念が理解できていない管理者は、チームメンバーへのアプローチが極端にどちらかに偏りがちです。

リーダーの役割が得意な人、マネージャーの役割が得意な人、世の中にはそれぞれ存在しますが、リーダーの役割が得意な人は人間力だけで勝負しようとしがちです。一方で、マネージャーの役割が得意な人はマイクロマネジメントで部下を管理しようとします。たしかに以前のように過去の延長線上でビジネスを進めることができた時代はそれでもよかったのかもしれない。。

でも環境変化が激しい現代では、メンバーや状況が少し変わっただけでも、これまでと同じ成果を再現することが難しくなり、チームが機能不全に陥る可能性があります。

つまり、リーダーシップとマネジメントは相補的な関係なのです。だから、常に両方の役割が必要とされる管理者には、バランスの良いビヘイビア(行動・発言・態度)の発揮が求められる。 

如何でしょうか?

皆さんはリーダーとマネージャーの違い、どの程度自覚されていましたでしょうか。

リーダーとして、部下のモチベーションを上げる努力をしてきましたか?マネージャーとして、業務の進捗をちゃんと管理できていますか?

この自覚がなければ、チームマネジメントが上手くいくはずがありません。

リーダーとマネージャーは、組織の成功にとって不可欠な要素です。

ここで強調したいのは、常に人手が足りない介護業界では殆どの管理者がプレイヤーをやりながら、リーダーとマネージャーの2つの役割を同時に果たさなければならな状況であるということです。

これは決して簡単なことではありません。しかし、介護事業所において組織の成功のためには管理者の成長は避けては通れない課題なのです。

常に人手不足の介護事業所だからこそ、管理者としての役割とスキルを明確に理解し、それをしっかりと身につけることが重要となります。

私はこの認識と必要なスキルを習得して頂く為に、管理者に向けて伴走支援での能力開発トレーニングを提供しています。持続可能な社会の実現に向けて共に学び、成長していきましょう!

それでは今日も一日お疲れ様でした。
最後までお読み下さり、ありがとうございます。
おやすみなさい💤

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?