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『イニシエーション・ラブ』……なるべくネタバレに配慮したい映画感想文


わたしは意図せずネタバレを踏んでしまった事があります。

嗚呼もう!悔しひ!なんでそれ書いちゃう訳!!

そんなあなたに送る、徒然なるままに、なるべくネタバレに配慮したい映画感想文です。

Filmarksに載せたものを移しております。
飽く迄も個人的見解でございます。
故に、参考にはなりません。
( ´ 。•ω•。)っドゾー

きっとあなたも一度は見てるこのポスター画像


『イニシエーション・ラブ』


最近Prime Videoで気になる作品に有料が多く、ついに『31日無料』のU-NEXTに登録。

U-NEXTで一覧を眺めていると、昔友達が薦めてくれた『イニシエーション・ラブ』を発見。


堤幸彦監督作品は『ケイゾク』、『トリック』、『SPEC』シリーズはどれも好きです。



わたしは「面白いから絶対観て!」と言われると逆に興味を失うタイプなのでこちらは未見でした。

しかし、本作はPrime Videoでは有料だし、この際観てみようと視聴開始。

原作未読。


『最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回見る。』


映画のキャッチコピーが期待と不安を煽ります。

イニシエーション・ラブ
解説
松田翔太と前田敦子の共演で、乾くるみの人気小説を映画化。原作は、最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び、発表から10年以上を経て130万部を超えるベストセラーになった話題作。映画は、1980年代後半の静岡を舞台に、奥手で恋愛経験のない大学生・鈴木が、合コンで知り合った女性マユとの日々を通して変化していく姿を描く「Side-A」、就職先の会社で東京本社に転勤することになった鈴木がマユを置いて上京し、本社の同僚・美弥子との出会いで心が揺れる「Side-B」という2つの物語が並行しながら、原作とは異なるエンディングを迎える。監督は「SPEC」「TRICK」シリーズの堤幸彦。

映画.comより


映画『イニシエーション・ラブ』は、堤幸彦監督の巧みな手腕で描かれた、人間関係の複雑さと心理的深層を探る作品です。


物語には対象的な人物が出てきます。

まず、繭子と美弥子という対照的なキャラクターが物語の核となっています。

あざといのはわかってる!でもかわいいよね


繭子はあざとくも魅力的な小悪魔的な要素を持ち、自分勝手な一面もありますが、それでいて愛らしさも感じさせます。

一方、美弥子は落ち着きと強さを持ち合わせた姉御肌で、男性からの支持を得る一方で、深層には孤独や葛藤を抱えています。

この対照的な二人のキャラクターが、恋愛や人間関係の複雑さを象徴しています。


さらに、物語は視聴者側によって異なる視点を織り交ぜながら進んでいきます。

男性目線では美弥子が魅力的であり、理想的な相手として描かれますが、女性目線では繭子の複雑な心理や魅力がより強調されます。

こんな美人と一緒なら残業も嫌じゃない


作品は視聴者側の視点の違いによってキャラクターの魅力やテーマを多面的に探求しています。

視聴者に様々な視点から物語を楽しむ機会を提供します。


男性を翻弄する繭子の心が読めない所が怖いですね。


そして、堤幸彦監督ならではのパズルのようなストーリーテリング。

原作派には賛否両論あるかもしれませんが、サスペンスとコメディのバランスは心地よく、視聴者を飽きさせません。


劇中様々な伏線やミスリードが散りばめられており、視聴者を引き込む要素となっています。

クライマックスではこれらの伏線が見事に解決され、物語が一つの答えへと向かっていきます。

80年代ファッションもお似合い



本作は、恋愛を通じて人間の複雑な心理や成長を描いた作品です。

視聴者は登場人物たちの葛藤や喜び、悲しみに共感し、視聴者それぞれが自身の恋愛経験…かつてのイニシエーション・ラブと重ね合わせることができます。

また、作品を通じて恋愛や人間関係について考えるきっかけを与えてくれます。

80年代カルチャーも学べる??


個人的に「80’s図鑑」は勉強になりました(*゚ロ゚*)


※追記。
今回も、note公式マガジン『映画記事まとめ』に追加されました。
他の皆様の記事も素敵なので、よかったら見てみてくださいね\( *´ω`* )/

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