ガタンゴトン
電車に乗っていると聞こえる音。
レールとレールの接合部分には空間があり、その接合部分の上を電車の車輪が通過するとき、ガタンゴトンと音がする。
どうしてそんな空間があるのか。
物質は熱が加わると膨張する性質がある。
だから、真夏などに熱でレールが膨張して歪まないように随所に空間を作っている。
この熱膨張と呼ばれる現象はほとんどの物質で起こる。
キッチンのシンクに熱湯を流すと、ベコッと音がするのも熱膨張のせい。
どうして?
科学によってメカニズムは解明されている。
物質にはそういう性質があるとわかっている。
では、どうして、そんな性質なのか。
それはどんな天才でもわからない。
人間と科学では、そういう性質であるということを突き止めるのが精一杯。
性質の謎は未知の領域、一歩も踏み込むことはできない。
活かして利用するだけ。
性質がわからないのは人間も同じ。
どうして人間には喜怒哀楽があるのか、どうして遺伝子を残そうとするのか。
そんな性質だからとしか答えられない。
どうして人間はそんな性質なのかは誰にもわからない。
わからないから、神様・仏様・宗教・哲学・物語の出番となり、人と人との助け合いやルールが必要となる。
さがしてみたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で🎵
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