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ハンバーグ

重なる生命に
涙目で
あのころ食べてたハンバーグ
約束未来へ
溶け出して
いつものパン屋が
閉まってる
何時頃あの山
開くだろう
嘘つきあいつは
笑ってる
傘の葉いつも揺れている
あそこの森の三拍子
いかさま我らは
ハンモック
かけては外してまたかけて
ソーダの泡が
弾けてる
海鳴りなると覚えてる
心はいつも溢れては
溜めてはまた息をする
時計の針が落ちてくる
牛虎兎は棲んでいる
どこまでも行こう
明日まで
怒りも寂しも
携えて

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