宮城県民謡~大漁唄い込み
宮城県を代表する《大漁唄い込み》は、漁師たちによる祝い唄、酒盛り唄として力強い海の歌として知られています。主に松島湾沿岸で歌われてきました。
■曲の背景
歌のいわれ
この唄は《御祝》《斎太郎節》《遠島甚句》の3曲からなる組曲のような形式を取っています。
西洋音楽的にいうと、アタッカのように3曲を通して演奏されるのが本来です。
この組曲風の「唄い込み」というスタイルにしたのは、東北民謡育ての親と言われる後藤桃水(1880~1960)です。漁師たちの櫓漕ぎに歌われた《斎太郎節