運動音痴の私が野球観戦が好きな理由

自己紹介でも書いた通り、私はとっても運動音痴である。小さい頃は運動大好きで、小学生の時にはリレーの選手にも選ばれるほどだったが、中学生から急に体育が嫌いになり、それと同時に運動能力も無くなってしまった。

そんな私は、野球が大好きだ。
主にプロ野球、高校野球。ちなみにジャイアンツ。ただし、野球は本当に出来ない。
いつから好きなのか、いくつかのターニングポイントで振り返ってみようと思う。

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父が野球好き

やはり、野球を見る機会が増えるのは家族の影響が大きい気がする。よく、テレビの野球中継が延長するせいで自分の見たいテレビが見れなくなり、野球が嫌いになった人の話を耳にする。私は、保育園の頃の記憶はそんなに無いが、テレビでいつも巨人戦がやっていて、父がそれを見てるから自然と野球が身近にあった。

初のプロ野球生観戦

私は、元々東北の福島に住んでいた。だから、現地観戦には縁遠かった。

だが、2008年、私が小学3年生の時に地元の市民球場で巨人の主催試合が開催された。家族で行った。その時初めて、プロ野球を生で見た。学校終わりに車でそのまま球場に向かった。ちなみに次の年も開催されて、2年連続巨人の試合を生で見た。どちらの試合だったか覚えていないが、私はレフトの外野側寄りの席に座っていて、ラミレス選手、通称ラミちゃんがとても近くでプレーしていたのを覚えている。たまに、こちらにボールを投げてくれてとてもファンサービスが良かった記憶がある。

高校野球と甲子園

そして、プロ野球はもちろんだが、高校野球は日常的に見る機会が多かった。夏休みは一日中甲子園がテレビでついていた。おばあちゃん家で、夏休み甲子園をテレビで見ている時が好きだった。

東北地方はご存知の通り、優勝した事が無い。だから、自分の地元が負けても残りの東北地方の高校を応援するのが毎年の定番である。

震災と甲子園

2011年3月11日、小学5年生の冬、6年生の卒業式の予行練習をしていた時に東日本大震災が起きた。

私の地域は、沿岸部では無かったものの地震の爪痕は大きく、また原発問題にも混乱した。
私の家族は、引っ越すか引っ越さないか揺れていた。

夏の甲子園。
福島県代表は聖光学院。甲子園常連校で、その年は、歳内宏明投手というプロ注目のピッチャーがいた。兵庫県出身で、高校から福島県の聖光学院に入学した。
私が強烈に覚えているのが、2回戦の金沢高校の試合。惜しくも聖光学院は負けてしまった。
その時の歳内選手は、号泣していた。
「福島の皆さんに申し訳ない」と。

自分の地元ではないのに、18歳の高校生がそこまでの重圧を背負っていた事にびっくりしたし、感動してしまった。

阪神にドラフト2位で指名され、昨年引退。
私が最初に好きになった野球選手である。

そして、私は2011年の10月に関西へ引っ越した。　

WBCと小林誠司

中学生になってからも、ずっと巨人が好きだったが、問題が起きた。
関西ローカルの阪神贔屓である。

関西ローカルのニュース番組は、全部阪神の情報ばかり。引っ越してきた時に驚いた。
だから、地上波では甲子園での巨人との試合しか放送されない。また、野球は好きではあったが1番の趣味でもなかったので、その頃は、断片的な情報でしか、巨人を見ていなかった。中学生女にしてはちょっとだけ詳しいやつみたいな。

しかし、きっかけが訪れる。

2017年のWBCだ。
そもそも、小林誠司選手は知っていた。父は、漫画「メジャー」のトシくんみたいとずっと言っていた。

WBC前年の強化試合。
私はたまたま高校の修学旅行と重なって見れなかったが、小林選手が高校時代のバッテリー野村祐輔投手と組んだこと、千賀投手のおばけフォークを取れなかったことが情報として入ってきていた。

2017年のWBC。
開幕寸前に、正捕手候補であった当時楽天イーグルスの嶋選手が離脱した。代わりに当時西武ライオンズの炭谷選手が加わったが、正捕手は誰になるのか気になって仕方がなかった。

選ばれたのは、小林誠司だった。

私は、開幕戦からテレビで見ていた。
ずっと小林の打席は緊張して見ていた。そしたら、すごく打った。3バント失敗の流れかと思ったらヒットを打った。
あれ、打率低いんだよね？

そこから、毎試合ヒットを打ってリード面でも褒められていた。

残念ながら、準決勝のアメリカ戦で負けてしまったが、菅野投手とバッテリー組み、ヒットを打ち、盗塁を刺しその試合でも大活躍だった。

いつの間にか、小林誠司の虜になっていた。

2017のシーズンが開幕してから、小林はいつもの打率に戻っていたけど、オールスターでは初打席初球ホームランを打っちゃうし、目が離せない選手だと感じた。

巨人が毎年行なっている京セラドームの主催試合。私は初めて自分のお金で友達と試合を見に行った。関西に引っ越してきてよかったなとも思えた。
今はヤクルトの田口投手とのバッテリーで、ヒットは無かったものの当時最強軍団広島を相手に勝利した。

ちゃんと本気で応援するようになったのは、この2017年からだった。巨人の選手で初めて、好きな特定の選手が出来た。

現在

全く現地派ではなかったが社会人になってからは、毎年2試合以上は現地観戦をしている。
でも、東京ドームではなく近くのナゴヤドームと主催試合の京セラドーム。
甲子園に行かない理由は、雨で中止になるのが怖いから。

ちなみに昨年の京セラドーム主催試合では、久々に現地で小林誠司のスタメンの試合だった。しかもスガコババッテリー。そして、初めて生で現地で小林のヒットを見た。試合にも勝った。

今年、ナゴヤドームでは初めて生で現地で小林のタイムリーヒットを見た。試合には大逆転負けした。

今は、小林誠司貯金もしているので、今年の終わる頃には、このブログで報告もしたい。

もちろん、高校野球も大好きである。
引っ越してきてからは毎年家族で甲子園を見に行くのが恒例行事である。
関西の琵琶湖県に住んでいるのだが、近年近江高校がとても強い。今年のセンバツでは準優勝。
夏に期待したい。

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このように、私の野球好きは出来ている。

今振り返ったらやっぱり家族の影響は大きい。現地で見てなかったら全然興味が無かったかもしれない。

今年も、今後も、たくさん良い試合が見れますように。小林誠司選手が活躍出来ますように。