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格差婚での低収入な彼氏の思考回路

どうも~!今日もIT系のおっさん登場です。

今日は、年収500万外資系企業勤務の女性35歳と、年収自称300万の自称フリーカメラマンの彼氏32歳が結婚した結果、うまく行かなくて2年弱くらいで離婚した原因を考えます。

元ネタ

元ネタは1年くらい前に見た東洋経済新聞社のネット記事ですが、ググったものの、見つかりませんでした。記事では、別れた後に、女性側が再婚すべく、結婚相談所に行って相談をした話を元に、東洋経済が取材して再構成したものです。そのため、基本的に彼氏のほうは叩かれるだけになってます。それで、Twitterで男性側の視点も解説したら、私もめっちゃ叩かれましたね。袋叩きです。

そんなに人々が叩きたがる原因の1つが、彼氏が「ティッシュペーパーの箱で叩いたから」です。そりゃ、良くないと思いますが、その記事では、叩いた云々って、ガーーーッ!ってまくしたてた最後で「コツンとやっただけで、実は別に痛くはなかったんですけどね」って書いてるんですけど、ヒートアップしてる人たちはそこまでは読んでないんでしょう。それか、一度、怒りに火が付いたら、収めようがなかったってことかな。要するに、東洋経済側の文章構成力というか、レトリックの勝利ですね。

それに、ティッシュペーパーの件についてだけ見ていると、本質的な所が全然見えてないと思うんですよね。でも、それをいくら言っても、ティッシュペーパーの件で全てを判断しようとするのが、ほとんどの人たちでした。

彼氏の特徴的な行動その1~デートは屋外~

自然な好きな彼氏なのかな~、って思っていたら、お金をかけないためだった、ということです。

彼氏の特徴的な行動その2~新居には中古家具~

男性側は特に頼んでは無かったと思うんですが、女性側の意向で分譲マンションに住みたいということで、女性側のお金で分譲マンションを買って引っ越したそうです。すると、彼氏は地元のサイト(ジモティかな)で中古の家具を引き取って来て、並べ始めたので、新居での新しい生活が台無し!っていうのが女性側の捉え方でした。

私も中古で家具は買ったことなくて、確かにケチってるなぁ、とは思いますけど、台無しとまでは思いませんでした。まぁ、そういう人もいるかな、という感じです。

彼氏の特徴的な行動その3~ドレッシングは1種類~

冷蔵庫のドアポケットとかの所に置いてある、ボトルのドレッシングです。あれが1種類ってことです。女性側が2種類目を買ってきたら、例のティッシュペーパー事件です。それで最終的に離婚を決断した、という流れです。もちろん、これだけでなく、すべての積み重ねの最後がこれだっただけだとは思いますが。。

しかし、私としてはドレッシング1種類は「これ、凄く分かる~!」って思っちゃいました。私の家も1種類です。なぜ、1種類なのか分かりますか?そりゃ、いくつも買っても使いきれずに賞味期限切れになっちゃうからです。それよりも、1種類のやつをずっと使って、使い切った後で、別の味に変えるってやれば、常に賞味期限内のドレッシングを使えます。まぁ、女性側としては「賞味期限なんて、切れたら捨てればいい」っていうことなのでしょうけど。。そこは価値観の違いですね。

そして、コロナ離婚へ

男性側はフリーの仕事なので、コロナで仕事が減って、家に居る日が増えたそうです。女性側も在宅勤務で家に居ます。それで、働いてる彼女と、のんびりしてる彼氏ということで、不公平感はあったと思います。そこにドレッシング、ティッシュペーパーと来たので離婚という流れです。

Twitterでの感想欄

Twitterでの感想では、仕事減ったんだったら、バイトでもして(年収で)100万でも稼げ!みたいな女性と思われる書き込みも結構ありましたね。とは言え、フリーのカメラマンって、いつ仕事が来るか分からないですよね。バイトでは、事前にシフトとか入れてないといけないので、仕事が来ても請けられない事態も出てきますからね。一度、バイトを始めると、カメラマンの仕事は減っていって、バイトが本業みたいになってくるんじゃないですか?

もし「土日は絶対カメラの仕事は来ない」とか確実に空いてる日があるんだったら、そこだけバイトを入れるんだったら、全体の収入は減らさずに収入を増やせるでしょうけど、そういう日があるのかも記事からは分かりません。

下手に出て行って、コロナに感染して、医療費がかかるっていうのもありますし。。仕事が無くて保険証も切れてたりするんじゃないですか。女性側の扶養に入ってるという記載も見当たりませんでしたし。。

もし、100万でも稼げ!と思うんだったら、カメラマンとしての彼を応援するつもりは無いんだろうな、と思います。それだったら、最初からそういう不安定な人とは結婚しないほうがいいんじゃないですかね。

あと、そもそもが、バイトしたくても、バイト自体減ってて、できないっていう状況ですし。。コンビニバイトをみんなで奪い合う日が来るとは、まさか誰も思わなかったですね。

そもそも家で働けるだけでも恵まれてる

確かに自分がバリバリ働いてる横で、プラプラしてる人がいたら、面白くないのは分かりますけどね。。でも、仕事が自宅で継続できてるってだけでも、恵まれてるとも言えますからね。。彼も自宅で仕事ができたら、全然そういう話にはなってないですからね。

むしろ「YouTubeの動画編集の仕事とかやってみない?」とかって勧めてれば、関係改善の余地はあったかもしれません。カメラと動画編集だと、それなりにジャンルも近そうだし、需要もありそうですからね。。でも、そういう話もなく、終了となりました。

女性側から見た彼氏の行動基準

「お金が減ることを怖がっている」というのが、女性側から見えてきた彼氏の行動基準です。まぁ、そうでしょうね。フリーの仕事で儲からない時期も長かったんでしょう。そして、また今、コロナで儲からなくなっているわけですから、怖がるのは当然です。

でも、女性側から見たら、全然怖くないんです。だって、元々、女性の中では高収入なほうだし、コロナでも自分の収入は元通りありますから。。

行動基準についてのTwitterでの意見

2人合わせれば、収入はたくさんあるんだから、男性側のケチケチスタイルでやらなくてもいいんじゃないですか?みたいな意見もありましたね。でも、それは、通常の、男性のほうが収入が多いケースで、女性側から見たらそうなる、ってことですよね。

つまり、男性側から女性側に実質的にお金が流れるケースでは、問題にならないんです。お金が無い彼女に男性が高いメシをおごるのはOKです。でも、逆に、女性側が男性側に高いメシをおごりますか?そうなると、今の文化的背景では「甲斐性がない」とか「ヒモ男」とかいうことで、NGとなります。せいぜい、がんばっても割り勘です。

でも、同じ額でも、この年収500万の女性が普段食ってるメシだと、MAXで300万の男性側には高いです。年収ではなく「固定支出を除いた自由に使えるお金」ベースで考えると、500万 vs 300万ではなくて、300万 vs 100万くらいの格差はあるでしょうからね。。よって、女性側に合わせてると、どんどんお金を削られていきます。そして、お金が減ると不安になります。

おっさん的解釈

つまり、この男性は、なるべく、NGなケース(甲斐性なし、ヒモ)にならないよう、自分の予算内に収まるようにやろうとしてるだけです。逆に彼女に合わせてたら、自分がパンクしますから。。

そこで「それだったら100万バイトすれば?」って意見も出て来たわけですが、生活水準合わせるために、本業と別に100万やりますか?って話です。今は本業がコロナで暇なんで、まだ可能かもしれませんけど、通常のそこそこ仕事がある状況でさらにバイトもやってたら、かなり忙しくなりますよ。そもそも、それ言ってる人は、バイトしたことあるのかな?バイトで100万がどれくらい大変か分かっているんでしょうか。。しかも、それが本業でなく、副業なんですよ。一緒にいるだけで、そんなに無茶な状況に追い込まれないといけないとか、エグくないですか?それだったら、最初から一緒に居ないほうがいいかと。

まぁ、おっさんみたくIT系の副業で100万なら、死なないレベルで十分可能かもしれませんが、それでも、休みの日は無くなります。とは言え、普通のコンビニバイトとかで100万は、ガチでへとへとになりますよ。そこまでやってまで、生活水準合わせろ!というのも、鬼かな?って思っちゃいますね。

そもそも、なんで急いで結婚したの?

っていう意見もTwitterでありましたね。そりゃ、女性側が出産とかの可能性も考慮して急いだんでしょう。35、36っていうと、結構、ギリじゃないですか。。

格差婚が普及しないとどうなる?

とは言え、こういう格差婚もアリにしていかないと、この先、人口は減る一方ですからね。つまり、男女で収入が近接して行って、でも一方で、男性のほうが女性より収入は上じゃないといけないという価値観が残っているとすると、収入が高い女性と、収入が低い男性がどうしても余っちゃうんですよね。

格差婚

この余った人たちで、くっつけないと、結婚は減るし、子どもも減ります。人口もどんどん減少して、移民だらけになります。まぁ、それでも、移民を入れれば経済は活性化、GDPは拡大するんでしょうけど、今度は、日本人 vs 外国人の構図の別の格差になって、摩擦(犯罪含む)が起きます。それだったら、日本人の間で格差婚を普及させたほうが、まだ、言葉通じる分、安定感がありそうな気がします。

まとめ

というわけで、「男のほうが金を持ってないといけない」っていう価値観を無くしていかないと、この話は解決しないですね。そして、それには、相当な時間がかかるでしょう。今はその長い過程のスタート地点です。

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