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カピバラと長崎バイオパーク

「カピバラさん」は高校生のときから知っていたけれど、動物のカピバラを好きになったのは、テレビで"打たせ湯に打たれるカピバラ"を見たことだった。

さいたま子供動物自然公園の「桶打たれバラ」。テレビで見たときは桶はまだなかった。

「カピバラが打たせ湯に打たれてる…!」と、悶える私に、
「それは…テンション上がるねえ」と、冷静な弟。
以来、打たれるカピバラを見たい!と思うようになった。母がすでにカピバラ好きで、カピバラ写真家のカレンダーを買ったりしていて、合わせているうちに私も熱量が上がっていった。

渡辺さん

そうしてカピバラ写真家の渡辺さんをfollowするようになり、カピバラがいる動物園の情報が入ってくるようになった。
ほかにもいないことはないけれど、カピバラの写真家ってあんまりいないし、気さくで動物園からも認知されている人。私は写真のことも動物の撮影のこともよくわからないので、芸術をやっていた人ではないからartisticではないなあ~と思うけれど、応援したくなる人でもある。
そういうわけで、講演に行って質問したりサインをもらったり(来ている人はもれなく私より年上だった)、出演しているものは見たり、たまたま会って話したこともある。

渡辺さんの動画を見ていて驚いたのは、カピバラってなでると、気持ちいい~とでも言うように、ごろーん、とすること。(なんだか背徳的な気持ちになる。)それを見ていて、私もなでてみたい、と思うようになり、動物好きな友達がいろんな動物園に行っていると聞いたこともあり、カピバラのいる動物園・水族館に行くようになった。

同じ展示場にいるカンガルーに攻撃され、私になでられてごろーん。(ソレイユの丘)

長崎バイオパーク

渡辺さんや母から"長崎バイオパークはカピバラの聖地"と知ることになり、コロナで暇だったのか(?)、休園中の動画なんかも見るようになった。
見てみると、いろんなおもしろいYouTube動画があった上に、その頃Instaliveも始めてくれたので、すっかりfollowするようになった。
そうしてカピバラや飼育のことをどんどん知っていった。昆虫かっこいい!とか、キリンってなんでこの模様なんでしょうね、なんて言いながら映しているのを見ていると、私も興味が沸き、カピバラ以外の動物も好きになった。ほぼ毎日配信があるので、見ることが習慣になり、"カピバラが好き"から、"特にバイオパークのカピバラが好き"に変わった。見ているうちに、カピバラの個体識別もできるようになった。

聖地と言われているだけあって、バイオパークではカピバラを触ることができ、冬にはカピストーブと露天風呂があり、夏には日よけを張ってスイカをあげていた。
行きたい!行くなら冬のストーブが見たい!ということで、初めて行ったのが禍中の2月だった。転職後で、別れた後だったので(遠い目)、禍中だけど行くことにした。マイルを使って、飛行機はタダだった。
わりと寒くて、平日だし禍だしで人も少なかったけれど、ずっと見ていた場所に来た!と、映画のロケ地に来たような気分になった。

念願のカピストーブで一緒に暖まる

そのあと友達と行ったのが6月だった。2度目なので、友達を案内することもでき、たまたまやっていたYouTube撮影でえさもあげさせてもらった。
ひとりで行くのも楽しいけれど、誰かと行ってえさをあげながら写真を撮り合うのは、別の楽しみがあってとてもよかった。ホテルに戻ってからも、楽しかったね~と言い合いながら、幸せな気分で写真を見返した。

翌年、ふるさと納税でチケットを買ったので、出国前にほかの旅行と合わせて行った。3回目ともなると、どこに何がいるかはわかっているので、よりその時の動物の状況を楽しめたと思う。ひとりで行ったけれど、飼育員さん、たまたま来ていた渡辺さん、常連さんと話ができて充実だった。

日よけは幕からパラソルに変わったけれど、夏の風景も見られた。

人間関係も同じかもしれないけど、出会ってどんどん相手を知って行くと好きになる。そして、嫌なところも見えてくるようになりちょっと距離を取り、ちょうどいい距離で落ち着く。

バイオパークともそういうかんじで来ている。おそらく多く見ている客層が私とは違うので(私が宇宙人だからというのは多分にある)、違うな~と思うこともある。Liveを見ていてとても気になったことがあり、今やarchiveを飛ばして見たいところだけを見るのに落ち着いている。運営側と合わないと思うことはあまりないけれど、海外旅行慣れしておらず、英語もできない20代の動画は、海外組の私には刺さらないし、飼育員は20歳そこそこの専門学卒が多いので、広がりを持つにはいろんな人が入らないと難しいだろうな、と思ったりはする。もちろん、ずれているからこそ、普段入ってこない情報が入ってきて役に立つこともある。

そういうわけで、ぶるぶるに来てからも、見るのが日課になっている(EUから見ている人もいるのですよ)。夕方のliveの時間はこちらの朝なので、早起きする動機にもなってありがたい。
こちらで動物園に行って、バイオパークと同じ動物がいれば、こっちにもいるでー!と思う。ちょっと違う動物がいるときも、ちょっと違うー!と思う(アカハナグマじゃなく、シロハナグマとか)。

帰省したときには、ライブが同じ時間でやっている~と思ってちょっと見たし、大晦日と初日の出ライブも見た。こういう楽しみもあるものだ。

好きな動物はカピバラ

以降、自己紹介があると、好きな動物はカピバラです、と言うことにしている。Housematesもそれはよく知っているので、
「じゃ、部屋に戻るね。戻って私が何をするか知ってるよね?」
「…カピバラを見るのね。笑」
なんてやり取りをする。
友達やいとこ達と会うときも、私はカピバラが好きで、近くには見られる場所があるよ、と提案をするようになった。

好きなものについて書くべし、ということで書いてみたけれど、好きなものって理由もなく好きだから、解説することってないよね。どうかな?

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