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Planckendael Zoo/Mechelen

公園の水鳥(あひるか白鳥かわからないものと、おそらくエジプトガン)を見たら、生き物が恋しくなってしまい、動物園を調べた。
市内にはないんだけど、近くにいいところがあり、週末は動物園バスが出て、平日は電車が半額になることもわかった。動物園のチケットは1年間有効なので、少し高いけど、買った。

  • 到着して2週間。

  • 初の電車。

  • 初のBrussels市外。

  • 人が少ないであろう、平日(=人の流れについていくことができない)。

  • SIMカードは、まだ届かない(=wifi以外は、使えない)。

  • もちろん、ひとり(ひとりで行きたいし)。

日々体当たりで、adventure/コメディな状況続きな私(狙ってない)。
この状況で行っていいものか少し考え、Google mapのoffline mapをダウンロードし、念のためモバイルチャージャーも持って行くことにしてから電車のチケット(日付指定、払い戻し変更不可)を買った。そうそう、怖れって、こうやって備えるためにある感情なんだよね。
自分を見捨てず、大事にするために備える。同時に、単にぼーっとしていて楽観的で、いざとなれば焦るけど何とかなる、を繰り返してもいる。

結論から言えば、よい動物園だった。無事に家に戻ってきて、これを書いている。


Train

駅のモニター表示。MalinesはMechelenのフランス語名と思われる

ルートをきちんと調べていけば、あまり困らないと思う。駅にも電車内にも電車の外にも、モニターに行先・停まる駅が流れているし、駅・電車内では、遅れた場合の到着時刻まで反映されていたからである。電車の中もきれいで、使っていないけどトイレと食べ物(自販機?)もあるよう。地上を走るから、開放感も安心感もあるしね(私の好みか)。Brusselsにはアパートのみで家を見ないのだが、電車で離れると、畑や大きい1軒家が見られるようになり安心した。
きちんと調べていけば、と書いたのは、帰りに予定を変更してMechelenに寄ることになり、その帰りにちょっと困ったからである。どうやら行きは各駅停車だけれど、帰りにはその逆ver.がないようで、特急で戻りすぎてから戻る、というやり方になる。各駅停車の場合はわかりやすいけれど、特急系はアナウンスもモニターもなく、主要駅だけ運転手のアナウンス(もちろん英語はない)だったので、少し不安になった。
そういえば、行きの各駅停車で、2人に道を(というか、電車の行先を)聞かれた。私はよく聞かれるタイプだけれど、Belgiumでも起きるとは!いい気分だから近づきやすいオーラが出ているのか、それとも私自身が助けを必要としているのか、と思った。1人は合っていて、もう1組は違う電車に乗ってしまった、と言いながら降りていった。

Mechelenの2Fホーム。自転車も一緒に乗れる。

Mechelenでは、特急だけ2Fの新幹線のようなホームに停まる。Brussels中心部には治安のいい駅と悪い駅(周辺)があると読んでびびっていたが、駅の人に聞いて教えてもらい、問題なく帰ってきた。
BrusselsはFrench/Flemish共用地域なので駅のアナウンスも両方だったけれど、気が付けばFlemish(Dutch)のみの表示・アナウンスに変わっていた。ZooもMechelenもFlemishの地域なので、フランス語は聞かなかった。

Zoo

市としてはMechelenになる。Mechelenからバスか、Muizenから歩いて20分。私は歩くことにした。このあたりは外灯の上に花がある仕様らしく、きれいなのだけど、風に揺れていたので落ちてこないのか気になった。

プランターから花がこぼれてたよ

駅を降りると看板があり、それをたどって橋を渡り、にぎやかな休み時間中の小学校を回ってどっち??となったところで一度方向を確認。Mechelenとは逆方向に線路沿いに行くと、電車の中から見えた「木の栽培をしているにしては、クリスマスツリーじゃないし、何?」にたどり着く。これは、この日はがらがらだった動物園の駐車場である。そして、入り口にたどりつく。

木の栽培にしか見えない

動物園はとても雰囲気があり、緑が多く、本格的な(アスレチックとかね)遊び場もたくさんあった。それほど広くはないもののわりと広い、というか、かなり楽しめる。遠足や家族連れ、車いすのおばあちゃんたちが来ていた。Oceania, Africa, など地域に分かれていて、ルートがある。わかりにくいので、逆走しないことをおすすめする。
お昼を食べる場所もきれいで、外でオランウータンを眺めながら食べることもできる。となりのテーブルのおばちゃんが一眼レフを構えていた。

オランウータンはこのあと動いたよ

動物は、見覚えがあったとしても別種類、ということがほとんどだった。さすが世界の反対側である。大型動物が多く、爬虫類みたいな小さいものはほとんどない。ふれあいはないものの、間近で見られるところはマーラやキツネザルなどがある。えさやり(見る)、バードショーはスケジュールが決まっている。
私はカピバラが見たかったので何度か行ってゆっくり見た。フラミンゴとペンギンとその他鳥が共存しているエリアもとてもよかったし、入り口にたどり着く前にいるでかすぎる鳥もよかった。Griffonって実在したんだね。
入り口のshopでおみやげを買い、動物園をあとにした。Zooは年中無休で、10-18時営業なのがいいよね。

でかくて、数が多くて、かなり飛ぶ。

Mechelen

出発前に旅行ガイドを何冊も読んだけれど、確か載っていたのは地球の歩き方だけだった、Brussels-Antwerpの途中の町、Mechelen.
Zooからはバスで行ける。バス停は動物園側で、ここに来るのはMechelen station(stad)行きのみのよう。バスはクレジットカードタッチで払える。バス中では停留所に関するアナウンスも表示もないけれど、終着なので問題なくたどり着く。
Mechelen駅から中心部までは歩いていける。Zooを出る時点で15,000歩を記録していたけれど、大丈夫、と言い聞かせて歩く。Mechelenには運河があり、可愛いところだった。Boutiquesが多い印象。

夕方でも船。花って大事だよね

電車がとても安く、少し離れれば町並みが違うこともわかった。いろんな町に行ってみたい、国外も。Antwerpに姉妹動物園があるようなので、次はそこに行ってみたいな、と思うのだった。




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