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否定しないされたくない『2023.10.2』
2023年10月2日。
尊敬する人が、ご飯に連れて行ってくれた。
前部署だけど、一応辞めた所の人間だから嫌かなと思ったんだけどさ。
でも最後だし、話そうかなって。
私は、そういう所が大好きだった。
何十個も歳上の方に、何が好きか、どれが食べたいか、好きなだけ飲んでいいよと甘やかされ、メニューやグラスやトングに手を付けた。
美味しいと伝える度にニコニコ微笑んでくれた。
私は前部署の人に本当に感謝している。
右も左も分からない腑抜けな私に、根気強く何度も説明してくれて、喋ってくれて、笑ってくれて。
部署の異動が決まった時には、悲しんで抱き締めてくれた。
でも、結局はただ仕事をするだけの仲で。
半年も働いてこれしか出来ないのかとか、まだ覚えられないかとか、思っているかもしれない。
元々嫌われてもいいと思いながら生きる性分だから、それも仕方がないとは思っていたのだけれど。
うちの子に何してくれてんだって怒ってたよ
驚いた。
たかが半年働いた新入社員のことを、そこまで思ってくれてる人がいるなんて。
お世辞だとしても、いや、お世辞だとしたらやり過ぎだ。本当なんだ。
私の半年間の努力は、無駄じゃなかったんだ。
私は後悔したことがない。
こうすれば、こうしたら、とたらればを考えないようにしている。
後悔は、過去の自分を否定することだからだ。
仕事を辞めなければ良かった。
辛いと思わなければ良かった。
ここで働かなければ良かった。
就活もっと頑張れば良かった。
って、思いたくない。
人を、物事を、出来るだけ否定したくない。
私が否定されたくないからだ。
人からの評価は様々で、肯定も否定もいいねもアンチもされる。
だからこそ、自分は自分を否定する訳にはいかない。
それは、過去の自分に向けてだけではなく、現在も未来も、この先もずっと。自分だけは、自分の味方だと考えておきたい。
だからこそ、自分でしか自分の価値観を見れない時がある。
人からの評価は、それを補うためのツールなのだ。
頑張って良かった。
しがみついて良かった。
仕事をしていて、良かった。
どんな仕事か分からなくても、私が私でいられる仕事に出会えますように。
文章だけは、綺麗事をたくさん並べよう。
叶うも叶わないも、文章の中でしかないから。
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