明日の自分は『2023.12.20』
今日は掃除をした。いつもより念入りに。
どれくらいかを伝えたい所だが、あまりにも掃除をしない私を露呈すると一定数に嫌われてしまうかもしれないので辞めておく。
さらに少しばかり小説を書いた。
テーマがあるコンクールは、長編だろうが短編だろうが難しい。自分の書きたいものと、求められているものを合致させる作業が、お子ちゃまの私にはまだ上手く出来ない。これが出来てこそプロなんだろうと思わされた。
乗り気になれなかったストーリーを2000字進めて、パソコンを閉じた。
スマホの時計を見ると15:30だった。
時間が余った。
仕事を辞めて、時間を余らせたなんて初めてだ。
日が暮れるのにももう少し時間が必要なくらい明るい。だがいつもは勝手に日が暮れて、真っ暗になって、夕食を食べて、寝ていた。普通に働いたり学校に行っている人間からすれば、どんなに無駄使いしていれば時間が余るんだと怒られそうだ。
いつも通り、有り合わせのSNSを漁ったり、観ようとして逃していたYouTubeを開いたりしたが、なんだか気分じゃなかったようで、動画を垂れ流して綺麗になった床に寝転んでいた。
夜になった。
先日、食べ過ぎを自覚したので16時間断食に挑戦してみようかと思い、18時には夕食を終えて自室に上がった。
食べ過ぎて訳が分からなくなった日がこちら↓
ドアを開けると、小学生の時茶色の机を選んでいた同級生の誰とも被りたくないと選んだ、白のペンキが80%程を占めている学習机が佇んでいる。掃除をするのに避けておいた友達から借りた本が複数重ねてあった。
本を読もう。
何度観ても同じ光景であるSNSやYouTube、やる気と想像力が湧いて来ない執筆活動を止めて、友達から借りた本を読もう。
読了。感想はこちら↓
本を読む時はベッドに座る。
除菌したマットレスには、新しい枕カバーと干しておいたふかふかの布団が待っていたから、掃除をした格好のまま座るのに躊躇したが、本のためなら仕方がないと脳からGOサインが出たので初めて訪ねる新居の気持ちで足を踏み入れた。
読書家の友達が「私が好きそうだから」「私に読んで欲しいから」と、私のためを思って選んでくれた物だ。今日読んだ作品以外にあと三冊ある。図書館で自分が選んだものより、よっぽど興味が湧く。
といっても2週間前に借りていたから、読むのは遅くなったが、私はやる気を出してからは早い。感想を早く何かに書き込みたいと思いながら口を噤み、読み終えた瞬間に読書感想文に移った。
本を読む度に、やはり本は自分を磨き上げるものだと知る。
生きていることに対しての価値観を改めたり、小説の書き方をさらに知ったり、自分がどんどん成長していくと感じる。
今日は内容が詰まった一日だった。掃除をしている時、執筆をしている時、本に手を伸ばした時。その時心の中で呟いていたことがある。
「明日の自分を信じるな」
明日の自分は今やろうとしたことを絶対やってはくれないし、その次の日も、その次の週もやらない。今の自分の願望は、今しか叶えられない。朝起きて、「ああ、今日は掃除をしよう」と決めただけで動いた私がここに生きている。
明日の自分は信じない。今の自分は今しか存在しない。
来年の目標候補に入れておこう。
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