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0から1を作るには『日記:2024.3.17』

ふとした瞬間にパッと思い付いて、
どこかに零れ落ちて乾燥してしまわないように早くパソコンに流し込んで、
忘れないようにせかせかと進めて、
思い付かなくなったら次の日に回して。また思い付いて。

0から1を生み出す人は、皆やり方が違うのだろう。

前に見た音楽番組で、アーティストの1人が「パッとアイデアが浮かぶというけれど、僕は作業部屋に入ってデスクに座らないと思い浮かばない」と話していた。

それもそれで、努力すればきちんと良いものを作り出せる人間だから成功している訳だし、そのやり方がその人に合っているのだ。

一方、思い付いたら今している作業を全て止めてまで作品を完成させる人もいる。芸術家気質とはこういうことを言うのだろうか。数々の作品を残している人は、必死に原稿に向かったりキャンパスに向かったりギターを手にしている気がする。

私はどれか、なんて考えることがある。今日は何も考えてなかった日だけど、唯一考えたとしたらこの議題だ。


パッと思い付いて走り込むタイプだと思っていた。

1人でドラマを観ている時に、シチュエーションを思い付いて自室に上がりパソコンを開いた。序盤に書いた、思い付いたものを忘れないようにしなきゃ、というやり方だ。

思い付かなければ次、とした結果、3日で書き終えて提出した。

何かを考えながらドラマを観ていたわけではなかった。だからこれは、芸術家タイプかもしれない。


だが、締切が迫っていて何も進まない時、とりあえずパソコンの前に座ると進むこともある。


途中まで書いていたシナリオを最初から眺めると、どんどん途中の絵が浮かんでくる。書けない書けないともがいている時間はとっくの昔に感じる。

人工的に生み出そうとしている。これは努力家タイプなのかもしれない。


芸術家タイプと努力家タイプ。どちらにせよ私は、そのものに楽しさ・面白さを感じているかが大事だと思う。

常にシナリオを生み出したいと望んでいるのであれば、思い付いた瞬間にその場を立ち去りパソコンに向かえるだろうし、必死に生み出そうと頭を悩ませたいはずだ。

シナリオを書くのが面白い。小説を書くのが楽しい。そんなことを常日頃意識している人じゃないと、どちらにもなれないのだと思った。

だから、この前の投稿で燃え尽きて何も考えなかった私は、何も生み出せないのだと思う。

常に「何かを生み出したい」という気持ちを忘れずに過ごしてみたいものだ。そして、誰にも思い付かないような作品を、生み出してみたいものだ。

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