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締切に感謝を『日記:2024.2.27』
コンクールの締切がやってきた。私と私の戦いが始まる。
文章のコンクールは何かと日程が被る、もしくは近い。だから何個もストックを抱えて、今回はこれを出せる、今回はこれを修正したやつで提出しようなどと、余裕のある人は計画性を持って作品投稿に勤しむのだろう。
初めてこの日記を読んで下さる方へ。
私は計画性が無く、飽き性で、目先の楽しいことしか取り組めず、締切を守るのが苦手で(詳しく言えば守るけど100点で提出したことが無い)、諦めが早い人間です。
今までの日記を読んで下さっている方へ。
言わなくても分かると思いますが、また締切に追われています。
コンクールが近いから、とSNSの投稿を停止したのは初めてだった。
これは、私から逃げを減らす為である。
私は逃げ道作るのが上手く、言い訳が上手く、綺麗事が上手く、大人や先生を撒くのが上手い。
これが怒られた場合どの対処法なら最低限の怒られ方で済むかを瞬時に考えるし、私が社会人だった時の口癖は「まあ後で怒られよう」だった。
適当に生きられたらどうでも良かった。人生においてのベストではなく、その時その場でのベストが出せれば満点だと思っていた。
だがコンクールとなれば、人生においてのベストを出さなければいけない。
締切が迫る今日この頃。
今焦っても仕方がないと思いつつ、締切まで1番遠いのが今なのだから、今焦っとかないと数秒後の私が「なんで焦ってないんだよ」と怒りに来てしまうかもしれないと怖がる。
私は締切が苦手だ。当たり前だが、締切までに今までやってきた何かしらを提出しなければいけないからだ。
だが今強く思う。
私は締切が苦手だし、来なければ良いと毎日願うが、締切が無いと生きていけない人生を送っている。
その場対処で全てを乗り切ったつもりでいた私は、この時にびっくりする程の力を発揮する。もしこの能力を毎日続けられるなら続けてみたかった。今頃大活躍だったと思う。
毎日ではなくポツポツとしか努力を振り絞れない私にとって、締切というゴールを持つことはとても重要であると気付いた。
高校の受験日が終われば中学の勉強は終わり、高校は面倒だけどあと数日で卒業だ、卒論提出日までだけでも頑張ろう、あと数分で退勤時間になる。そんな調子で、何かしらの「終了」を求めて生きていた。
社会人としての人生に「終了」を見いだせなくなって、いつこの世界からいなくなれるんだろうと嘆いた挙句に仕事を辞めている。
私は楽しいが好きだけど、それがいつまでも続く訳じゃない。
楽しいに続く、辛い、苦しい、頑張らなければ、努力、継続、忍耐。これらを乗り越えるためには「締切」がいつでも必要だった。
私は締切が苦手だけれど、締切に生かされている人生でもある。
ありがとう締切。
でも本当はもう少し、延ばして欲しい。
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