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突発的好奇心『日記:2024.4.15』

私は好奇心旺盛で、なんでも興味があるし、なんでも興味がある人にも興味がある。

誰も知らないことや、誰も気付けない物の良さを知っている人を見ていたい。何かに夢中になっている人をじっと眺めるのが好きだ。

かくいう私も、あまり人に好かれるような趣味は無いし同じような趣味を持つ人も少ない。それはただ単に私の好きなものがコアだからという理由もあるが、自分の趣味を人にベラベラと話したくない性格をしているからでもある。


そんな私の好奇心は、突発的に始まることが多い。

今日は外出の予定が入っていた。といっても、ものの5分くらいで終わってしまった。

昨日は7.8時間程外に出ていたけれど、それ以上に調子の良い髪型とメイク。5分の為に動いたと思ったら悔しさが込み上げたので、徒歩30分の図書館に行って本を借りようと決めた。

図書館は閉室だった。

図書館って閉室とかあるんだ。私はあれえ、と呟いてワイヤレスイヤホンの電源を付けた。

悔しい。こうなったら徒歩20分掛けておつかいに行ってやる。
頼まれてはいなかったけれど母が欲しいと話していた物を買って帰ろうと決めた。

ここで既に1時間が経っていた。夜に予定があるわけでも、明日予定があるわけでもないので何も気にせずに歩いた。

おつかい予定の物が売ってなかった。

悔しい。こうなったら小説のネタでも掴んでやる。私は帰り道、来た道とは別の道を歩こうと決めて、ひたすら遠回りした。河原なども通った。

喉が渇いた。

今日は急に春、春を通り越して夏がやって来そうな気温になってしまい、春を喜ぶ時間も削られるような暑さだった。たった5分だからと飲み物を持参するのを忘れて、カラカラの状態で飲めない川の水を眺めた。

フードコートに行こう。私はまた目的地を決めて歩き出した。

近くにフードコートがあるスーパーが2軒ある。そこで紙コップに注ぐタイプの水の飲み比べをしてみよう。
私がこう思った時には、足の痛さや喉の渇きなんて忘れてズンズン歩き出していた。

結果は、先に着いた店舗の水の方が甘かった。


私はやりたいことがたくさんあって、その都度優先順位が変わる。誰かと会う約束をしていたり、レストランを予約していたりすれば別だが、全て自分が管理するスケジュールにおいては「今何をやりたいか、何を楽しそうだと思っているか」が優先されてどんどん今やることランキングが変わる。

こんな人間が、組織で働ける訳ない。仕事をしていた時も「ここにいる意味がよく分からない」と思っていた程だ。

私の突発的な好奇心を上手く使うことが出来る、そんな仕事をしたい。

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