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どんよりーぬにはほのぼーのが必要です

こんにちは、ハンドメイド作家のonemu。です。

以前 児童養護施設で働いていた頃にうつになり、入院という経験を通して気付いたことがあるのでまとめます。


1.うつの悪化を防ぐのに大事なこと

私は自分の経験を通し、うつの悪化を防ぐには人との会話が大事であると気づきました。

会話が重要である理由は2つあります。
①自分が今どんな状態であるのか自分では分からない
②会話をしないと自分の頭の中でこんこんと考え込む時間が増える

では次から私の経験談を具体例として挙げて説明していきます。


2.自分の状態は意外と自分でも分からない

児童養護施設の職員という職業柄、大変なのは当たり前で就職する前から大変さはよく理解していました。

実際同期や先輩がしんどそうな表情をしている時も度々あったし、
「しんどいよね。私も事務所にこもって一人で泣いたことあったよ」などと辛さを共有して笑ったりもしていました。

しかしいつしか‟辛いのは自分だけではない。頑張らないといけない”と思い込むようになっていました。


どこかでしんどいと思いながらも働き続けていた私は、今考えると明らかに限界を超えていたのだなと改めて思います。

森 1日の計画表 スライド

でも根底に《自分だけ休んではいけない》という考えを持っていたので、
「職場でも自傷を抑えられないのはさすがに異常」とは気づけなかったのです。

結果、入院するまで私は自分で自分に負担をかけ続けていたのです。


3.会話をしないと一人で考え込む時間が増えてしまう

人と会話をしていないと一人でこんこんと考え込み、
「どうすればよかった?何が正解だった?わからない、苦しい、怖い…」

そしていっぱいいっぱいになった負の感情の処理ができず、
それが自傷に繋がっていました。


4.会話が苦手な人へ

『そう言われてもそもそも会話が苦手です…』というあなた、
安心してください。私もです()

私もコミュ障で人と会話することが苦手です。

悲しかったこと、すごく怒れたことがあっても上手く言語化できないので、人に話すとしたら文章構成を考えるのにとても時間がかかるし疲れます。
そして話すこと自体にも気力を使うので、もう話すことを避けました。

でも誰にも話せないという状況は結果うつが悪化して入院することとなりました。


会話が苦手ならば、いきなり人との会話を積極的にしようとしなくても別によいと思うのです。

私は今は‟頭に浮かんだ言葉はなんでも口に出す”ということをしています。

頭の中で流れている曲を歌ったり、唐突に「ロールスロイスってなんだっけ?(単語がぱっと浮かんできたけど何か思い出せずなんか気になった)」などと言い出したり、あまり深く考えずに独り言を言っています。

はい、明らかにおかしな人です。
でもそんなことを言ってると「急にどうした?笑」とちょっとした会話になるし、私の傍にいる人は「前より明るくなったし面白くなったね」と嬉しそうににこにこしてくれているので変なやり方ですが私はこんな風に会話の練習をしています。

私が言いたいことは、‟人との会話”について「何を話そう」とか「どうリアクションしよう」とか深く考えず、一人の時に独り言を言うところから始めたら良いと思うのです。

独り言だろうと‟喋る”という習慣をつけると感情のアウトプットができるようになります。そして感情をアウトプットできるようになると、気持ちの整理がしやすくなります。
だから会話が苦手な人はまずは独り言を言うくらいのレベルから練習していったらよいと思うのです。

私も《辛い時に人に話せるようにするための練習》と思って、毎日あほみたいな内容のないことを話しています。


5.みんなでうつの悪化を防ごう

そういうわけで、うつの悪化を防ぐにはとても会話が重要なのです。

1つ前の項目で会話の練習の話をしましたが
「そうは言っても言えないからうつになる」という部分はありますので、本人だけでなく周りの人も会話を大切にしていただきたいです。

身近な人で「最近どんよりしてるな」と感じるものがあったらぜひ声をかけてあげてほしいです。

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