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自分の限界を許さないのは自分自身だった。

こんにちは、ハンドメイド作家のonemu。です。

今はハンドメイド作家の私ですが以前は児童養護施設の職員で、
私にとって「ハンドメイド」は認識すらしてない無知の世界でした。
それなのに今の収入源はハンドメイドしかありません。


一体どうして急にハンドメイド一本で生きていこうと思ったのでしょうか。

「あほなのかな?」

いえ違うんです。訂正させてください。←

実はただただ施設の仕事がしんどかった。きつかった。いつの間にか鬱になってた。退職した。

ただそれだけです。
だからFIREを目指したとか意識高い系ではないですね。


「いや鬱になる前に休めよ」と突っ込まれますとたしかにそういう意味ではあほだったかもしれないけれど…((ちょっと不服


でもここで皆さんにお伝えしたいのです。

「死を考えるほど追いつめられる前に有給で数日間でも休みを取るなりしばらく休職するなりしたらいいのに」

もちろんこれは正論なのですが、休むという選択肢はなかったのです。
そして私が休むことを私自身が許さなかったのです。

それは私がまじめな性格だったからとかではないと思います。
(だってどちらかというとまじめ系クズだと思うし)


これはきっと日本人の特性なところもあると思うんです。
ではこれから私が感じたことや考えたことを書いていこうと思います。


休む選択肢がないとはどういうことか

限界な時、頭の片隅では「もう限界」と分かっています。でも、仕事であったり学校であったり家庭のことであったり、自分の心身より先に考えなきゃいけない(と自分で思い込んでいる事)に頭の中が支配されて、本当に限界なのかどうかの判断がつかなくなるんです。

人は疲弊していると正常な判断ができないようになってしまいます。

厚生労働省でもうつ病の症状の一つとして以下のように記載しています。

思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日認められる(その人自身の言明による、または、他者によって観察される)。

自分の限界についてよくあるコップの例えでいうと

キャパシティというコップから水が溢れそうになっているけど「表面張力とかでなんとか頑張ろう」とまだまだ水を注いで、けど実はヒビが入っていて既に水が漏れていた。もしくはコップ自体が割れて壊れてしまう。

そんなイメージです。


最近では「鬱は甘え」なんていう人はかなり減ったと感じています。どちらかというと「辛いときは相談してね」「疲れたら休みましょう」そんな風潮にあると思います。

でも、本当に疲れていると分からないんです。「疲れた。休もう」という案が浮かびさえしないんです。

だって、頑張っているのは皆同じだから。忙しいのは皆同じだから。


「皆頑張っているんだから頑張らないと」と言ってくるのは誰?


では、皆頑張っているから自分も頑張らなきゃいけないのでしょうか?

それって誰かに言われたことでしょうか。それともなんとなく感じる暗黙のルール?そこは人・場面によって違うでしょう。

ただ、私の場合は「自分自身」でした。


疲弊すると正常な判断ができないとは言ってももちろん「疲れた」という感覚はあります。

苦しい、息がしづらい、体が重い、手が震える、、、

でも忙しいのは皆一緒なのに(なんなら皆より私のほうが仕事量は少ないのに)もう限界だなんてそんなことあるだろうか?やらなきゃいけないこともやりたいこともたくさんあるのに。

要領が悪いのも見通しを立てるのが下手なのも私個人の課題。それで一つ一つの仕事に時間がかかって疲れて限界になるなんて、自分勝手すぎる。

そんなことを思っていました。

だから医師から入院を伝えられた時に感じたことは

「休んでもいいんだ。私ってちゃんと頑張ってたんだ。入院ってことは、誰からも責められることなくゆっくり休める」でした。

ここでいう「責めてくる人」こそ「自分自身」だったのです。

私のことを追いつめていた私は、入院と言われてやっと休むことを許せたのです。今まで頑張っていたことに気付けたのです。


私は皆さんも自分が頑張っていることに気付いてほしい。休むことを許してあげてほしいのです。

みんなみんなとっても頑張っているから。

頑張っているのに頑張っていることに気付かず「もっと頑張らなきゃ」と思っているから。

休んでいいんだよ、仕事も学校も家事も、熱がなくたって風邪じゃなくたってお休みしていいんだよ。

そう伝えたいのです。
みんな生きてて偉い!なのです。


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