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幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」2024年夏の企画展「新選組と京の動乱  ~池田屋事件、禁門の変160年~」をもっと楽しめる!おすすめ本5選


注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン
「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」

今週は、幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」で開催されている2024年夏の企画展
「新選組と京の動乱  ~池田屋事件、禁門の変160年~」(5/15~9/8)をピックアップ。
本日のブックリストはこちらです!


企画展紹介

元治元年(1864)6月5日、新選組の武田観柳斎ら8人は、不審な行動をしていた商人の桝屋喜右衛門を捕縛しました。
 そして新選組屯所・前川邸に連行し、副長の土方歳三が土蔵で拷問を加えたところ、本名は古高俊太郎だと自白しました。
 これが池田屋事件に発展します。
 一方、同年6月4日(池田屋事件の前日)、長州藩は失地回復を目指して率兵上洛することを決定しました。
 7月19日に長州勢と幕府側諸藩の連合軍が御所周辺などで戦闘になりましたが、これが「禁門の変」です。
 その戦火で京都市中の3分の2が焼失するという「どんどん焼け」に発展しました。
 本企画展では、新選組や志士側の史料から「池田屋事件」や「禁門の変」の実像に迫ります。
 また新一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一のコーナーも設けました。

オススメ本① 池田屋事件の研究 (講談社現代新書) 中村 武生 (著)


https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000210617
著者名:中村 武生 (著)
出版社名:講談社
定価:1,320円 (本体1,200円+税)
新書判:416ページ

【會津と長州、開戦のとき――】
幕末政治史の空白を埋める決定版!
商人古高俊太郎とは何者か。桂小五郎は池田屋にいたのか。
現場に踏み込んだ新選組隊士は?――
禁門の変、戊辰戦争へと至る長州・会津戦争の幕を開けた事件の真相を、
膨大な史料をもとに描き出す一冊。
(講談社ホームページより)


オススメ本② 土方歳三日記 上: 生い立ち、上京、新選組結成、そして池田屋事件 (ちくま学芸文庫)菊地 明 (編著)


https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480093837/
著者名:菊地 明 (編著)
出版社名:筑摩書房
定価:1,540円 (本体1,400円+税)
文庫判:400ページ

【史料からたどる、“鬼の副長”土方歳三の前半生】

新選組副長、土方歳三。怜悧な思考、抜きんでたリーダーシップで組織を率い、敗軍の将として戊辰の役を転戦、函館で最期を遂げる。
類稀な魅力から、小説・映画・ドラマでもその生涯が描かれてきたが、さまざまな異説に彩られ、真実は解明されてこなかった。
本書では、本人の手紙、関係の旧家に伝えられた文書、隊士をはじめとする同時代人の諸記録まで、夥しい史料を渉猟、綿密な考証に基づいて時系列に再構成し、全生涯を初めて明らかにする。
上巻は生い立ちから上京、新選組結成、局長・芹沢鴨の斬殺、そして池田屋事件で一躍名の上がった元治元年までを収録。
時代はますます風雲急を告げてゆく。
(筑摩書房ホームページより)

オススメ本③ 地図と読む 新撰組顛末記(KADOKAWA)永倉新八 (著)


https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000090/
著者名:永倉新八 (著)
出版社名:KADOKAWA
定価:1,980円 (本体1,800円+税)
A5判:248ページ

【新撰組最強の男、永倉新八が語り遺した本当の新撰組とは……】
幕末維新の動乱を閃光のごとく駆け抜けた新撰組。
その活動期間は結成から数年程度と短いものであったが、彼らの生き様は今なお人々の心を捉えて離さない。
多くの隊士が新時代を見ることなく世を去ったが、なかには明治以降も生き抜いた隊士たちがいた。
そのうちの一人、結成時のメンバーにして大幹部として知られる永倉新八は晩年、新聞記者に往時を語り、連載記事として世を騒がせた。
それをまとめたのが本書、『新撰組顛末記』である。
永倉は何を語り残したのか。その真実がここにある。
(KADOKAWAホームページより)

オススメ本④ 久坂玄瑞:志気凡ならず、何卒大成致せかし (ミネルヴァ日本評伝選)一坂太郎 (著)


https://www.minervashobo.co.jp/book/b431737.html
著者名:一坂太郎 (著)
出版社名:ミネルヴァ書房
定価:3,850円 (本体3,500円+税)
四六判:368ページ

【長州尊攘派の中心、久坂玄瑞の生涯】
久坂玄瑞(1840〜1864)幕末の長州藩士。
吉田松陰の尊王攘夷論を引き継ぐ松下村塾の門下生であった久坂玄瑞。
変革を熱望するも、藩を滅亡寸前まで追い込み、二十五のとき禁門の変で命を散らした。
大名や公家とは違い、名も無き若者が歴史の表舞台に登場し、縦横無尽に活躍した幕末という時代の過渡期について、彼の軌跡をたどりながら考えてゆく。
(ミネルヴァ書房ホームページより)

オススメ本⑤ 渋沢栄一自伝 雨夜譚・青淵回顧録(抄) (角川ソフィア文庫) 渋沢 栄一 (著)


https://www.kadokawa.co.jp/product/322005000656/
出版社名:KADOKAWA
定価:1,100円 (本体1,000円+税)
文庫判:448ページ

【新一万円札の顔、渋沢栄一。その肉声が聞こえる決定版】

正義に基づき、道理正しい経済を進めることが必要である――。
「近代日本資本主義の父」と称される一方、私利私欲による弱肉強食の競争を諫め、教育、福祉、外交といった社会事業にも尽力した先駆的な事業家・渋沢栄一。
尊王攘夷思想に共鳴した農家の青年は、幕臣、新政府高官といった数奇な転身を経て、いかにして実業界に道を見出していったのか。
肉声が響きわたる2つの自叙伝から、その実像を浮かび上がらせる。
(KADOKAWAホームページより)

あとがき

幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」で開催されている2024年夏の企画展
「新選組と京の動乱  ~池田屋事件、禁門の変160年~」(5/15~9/8)
おすすめ本5選、いかがでしたか?

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今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!


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