ドイツの冬の風景
ドイツで長らく生活していて、幾多の雪だるまを見てきたはずなのに、、、恥ずかしながら何年も経つまで気がつかなかった。
ドイツの雪だるま(正確には「スノーマン」)は、日本の雪だるまと様式がかなり違っている。雪だるまさえも異文化だった。
日本のものは「だるま」がベースになっているから二段重ね。
対してドイツのものは「人」がベースになっているから、三段重ねが一般的。頭・上半身・下半身に分かれている。
ドイツの「お決まりの様式」は、こんな感じ。
〇目と口には石や松ぼっくりをはめ込む。
〇鼻はニンジン。ドイツ人の鼻は高いから。
〇頭には髪の毛代わりに葉っぱ。
〇腕は枯れ枝。
〇この写真のものにはないけれど、胴体の正面には、服のボタンとして石や松ぼっくりをはめ込むことも多い。首にはマフラー。
このドイツ式の雪だるまは、目には入っていたはずなのに、日本の雪だるまとこんなに違っていることになかなか気がつかなかった。
次は、家の前の大きな公園を行き交う人たちについて。
去年の冬の日、家の窓から見えた景色
①子どもをそりに乗せて散歩
ドイツ人は木が好きなので、そりの大多数は、昔ながらの木製。そしてこのタイプが、滑ると一番スピードが出る。
②スキーでノルディックウォーキング
ドイツ人の多くは運動が好きで、ジョギングしている人も多い。その延長で、冬は冬らしくノルディックウォーキングで運動。
ちなみに、スキーの裏側に山登り用のテープを張ると、スキーが逆走しないようになっている。そうやってテープを張って、山を登っている人もたくさんいる。山の頂上まで登ったら、おもむろにそのテープをビーっと剥がして、颯爽とスキーで降りていく。
③生モミの木を引きずって歩く家族
クリスマス時期に飾っていたクリスマスツリーの生モミの木は、年初に集められて回収される。そのための集積所がこの時期にはアチコチに設置される。この家族は、集積所へ生モミの木を運ぶ途中。
ちなみに、集められた生モミの木は、バイオマスの燃料や動物園のゾウの餌などに利用される。
昨年の、とある日のドイツの冬の景色でした。
by 世界の人に聞いてみた
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