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F組=校内フリースクール

医学モデルから社会モデルへ、という障害当事者運動に関わっている中で障害者総合支援法制定の頃によく聞いた言葉を連想した。
分野違えど多様性であることが当たり前/自然である場の心地よさは、何も人間社会だけでなく、野良仕事でも思う。規模/数量の追求ではなく、価値を質や安全性、安心感に置換すると生態系の豊さが戻ってくる。
環境と状況に合わせた作品を自然と一緒にブリコラージュして創っていく。

この記事の中にある授業風景は、オランダへ学校見学をしに行った時に目にした光景と重なった。
第一次産業革命下に作られたチョーク&トーク型の授業スタイルから、自ずとイエナプラン的手法/オルタナティブ教育的手法になっていることが面白い。
工業化の時代から第三次産業革命の時代へと変化する中で、子供の育つ場まで浸透したように思えるテイラーの科学的管理法が時代遅れであることを物語っているように見える。

トータル・インスティテューション=全制的施設にはいじめが発生する。学校であっても介護施設であっても。
その特徴は
・全員が同じ場所に住み、ただ一つの権威の支配下にある
・すべての活動が共同で行われ、全員が同じタスクに取り組む
・活動のスケジュールは多くの場合1時間ごとに厳格に決められている
・権威者に課される、明確で形式張ったルールがある

子供たちが多様性の尊重=わたし/他者を大切にしてくれる場所を好むのは自然なことだと思う。

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