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世界が幸せになる方法



《身近なところからコツコツと、幸せにしていくことが大事》 (マザー・テレサ)


貧しい人たちのためにその生涯を捧げた 修道女、マザー・テレサ。

ノーベル平和賞が贈られた時は、
「私はノーベル賞の受賞者には値しません。
でも、誰からも見捨てられ、愛に飢え、死に瀕している
世界の最も貧しい人々に代わって賞を受けました」とコメント。

賞金は全額、カルカッタの貧しい人達のために使われました。 

他人の幸せを願う彼女に、ある人が、
「世界の人々を幸せにするために、我々はいったい何をすればいいのでしょう?」と聞いたことがあるそうです。

マザー・テレサはこう答えたといいます。

「まず、あなたが家に帰って家族を幸せにしてあげてください」 


マザー・テレサは、遠くのたくさんの人たちの幸せよりも、
まず、身近な家族の幸せを実現するのが大切と説いたのです。

この言葉を聞いた人たちが皆、それを実行したら、
本当に世界中が幸せになりそうな気がしてきます。

そもそも、自分にとって一番身近な存在である家族すら幸せにできない人には、 世界中の人たちを幸せにすることなんて絶対にムリです。 

まずは自分の家族を幸せにする。

マザー・テレサは、それがはじめの一歩だと言っているのです。

それができたら今度は、友人や近所の人など、毎日のように顔を合わせる人を幸せにする。

それができたら今度は...

そうやって一歩一歩進めて行けば、やがては世界の人たち全員が幸せになれる、ということなのでしょう。 



斎藤一人さんは
「人が幸せになるのは、権利ではなく義務」だと言っている。

その理由。「あなたが幸せになれば、 少なくとも世界から幸せではない人が一人減るから」。 

そうか、「幸せ」は「なるもの」ではなく、
「ならなくてはいけないもの」だったのですね! 



「王様であろうが、農民であろうが、自分の家庭に平和を見いだす者が、
もっとも幸福な人間である」   
 byゲーテ 


そうですね。権力、名声、お金をいくら手にしていても、
家庭がグチャグチャな王様よりは、

極貧でも家族がニコニコしている農民のほうが幸福でしょう。 



瀬戸内寂聴さんの言葉。

「もし、お子さんから「何のために生きるの?』と聞かれたらこう答えてください。

『誰かを幸せにするために生きるのよ』」

この言葉、「人が生きる意味」のすべてを言い尽くしている気がします。



《「幸せの青い鳥」はすぐ近くにいる》



身近な人や、自分の周囲にいる人を幸せにできない人は、遠くの人を幸せにすることはできないということです。


とかく、我々は雰囲気で大風呂敷を広げてしまいがちです。

「世界を変えてみせる」とか「1000店つくって上場する」等々。


あるいは、ボランティアが好きで、家族をかえりみず外にでかけてしまう人たちもいます。


会社なら、そこに所属する人たちが幸せでないのに、ただひたすら拡大路線に走る経営者…。


サウスウエスト航空には、こんな言葉があります。

「社長の仕事は、お客様を喜ばせる前に、社員を喜ばせること、
 
  すなわち社員第一主義、   顧客第二主義」 
  (破天荒! 日経BP社より)



まず、足元を固めることです。

その大元は、自分が幸せであること。

次に、家族が幸せであること。


《身近なところからコツコツと、幸せにしていくことが大事》 





西沢康生
『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』
 アスコム   より

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