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戸建てリノベーションの現場レポート!「外構工事」

久しぶりの寄稿となりました。建築部リノベーション3課、施工管理杉本でございます。
本日のテーマは約1年、入社させていただいてから人生初体験の建築という分野に携わらせていただき、今まで気にしていなかった部分である外部の塗装、外構工事について書かせていただければ思います!
タイトルとしては、、、

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「塗装・左官・板金」

まず塗装前の下地より紹介します。

外構左官工事

塗装の前に外構部はモルタル左官にて下地造作が入ります。(塗装仕上げ以外の仕上げ、サイディング等はこの限りではない)

一般的にモルタルは含水性があるので、木下地の上からそのままモルタルを施工してしまうと水を含み腐ってしまいます。

それを防ぐために一般的な納まりとして

下地木材

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防水紙、シーリング施工

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アスファルトシート

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モルタル施工

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という流れで行います。

この下地処理後、外構塗装にバトンタッチしていきます。

外構塗装

外構の塗装は主に2つの意味合いを持っています。

・意匠的側面としての外部塗装(色・艶等)

・防水塗装としての塗装

雨漏り等を防ぐために必須な塗装ですが、工程を追って紹介していきます。

下地処理

塗装前下地として既存の塗装を剝がしていく外構ケレン作業からスタートします。
具体的には鏝などを使って、手作業にて既存塗装のうち剥がれたり、浮いたりしている塗装を剝がして新しいものに塗り替える準備をします。

クラックシーリング補修

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外部壁面に表れているクラック(割れ)や欠けた部分の漏水を防ぐため、シーリング材を注入していきます。
防水性を保ち、隙間からの雨水の侵入を防ぎます。

外部養生

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サッシや枠など、色がついてはいけない部分にマスキングテープ、マスカー材にて養生していきます。

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本塗装

吹き付け塗装、ローラーで色を付けたり、刷毛で塗る塗装など様々ですが、今回の自分の現場では吹き付けにて仕上げました。

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色の差が出てしまった部分や施工途中に剥がれてしまった部分に関しては最後にチェックして色の付けなおしをします。

板金工事

今回紹介するのは破風板金巻というものです。
今回の現場では既存木部の痛みが強かったので、既存木部のより破風板金を巻き込んで防水性、意匠性ともに向上させました。

既存木部はこのようになっており、痛み、退色ともに激しい状態でした。

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ここに下地造作し、板金を巻き込みました。

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以上にて外構工事、塗装・左官・板金になりますがいかがでしょうか。
普段何気なく、特に外構は目につきにくい部分ではありますが、各工程をしっかり段取りし、意匠のみならず防水性や長期的な目線もしっかり考えられた施工になっています。

壁など見るときは、先ほどの壁納まりを参考に見てみるとまた違った目線で見れると思います。

以上にて終わります。

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