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自転車観光はやっぱり地域で「〜イチ」をやらないと観光客が来ない伝説

自転車業界にまつわる伝説を紹介します。
ただしほぼ都市伝説ですのでご了承下さい。


地域を自転車で一周する意義

日本国内において自転車観光のキーワードの一つ。
地域を一周してもらうこと。
距離は100キロを超えるものがほとんど。
スポーツ自転車で走っても半日以上はかかる距離。
競技性の高いイベントに「センチュリーラン」があります。
イベント自体は輸入品でキロではなくマイル換算で100を
意味するセンチュリーから名付けられたとか。
100マイル(160キロ)」を走るイベント。
もちろん愛好者の一部が楽しむイベント。
恐らく愛好者は「100キロ走る」のが自転車観光の
キーワードの一つになった可能性があります。

自転車観光効果とは

観光とは地元に利益をもたらすものです。
でも自転車観光は他の観光イベントとは大きく違う
条件があります。
それは「停めるビジネス」と「走るビジネス」が
大きく分かれているから。
今回のお題でもある「〜イチ」は走るビジネスだけを
想定しています。
停ってたら完走出来ないから。
停らないなら宿泊しませんし食事だって
時間がもったないない。

自転車は停める移動道具である

移動手段はすべて動く以上どこかに停まります。
停まらないと乗っている人間が動けないから。
クルマなら駐車場。電車なら車庫です。
移動するなら停まるのに「〜イチ」は停まらないで
地域を楽しんでくださいと提案しています。

自転車で巡る楽しみ物語

自転車愛好者依存

自転車観光においてまず自治体が自転車愛好者を
ターゲットにしたい気持ちは理解します。
だって自転車の施設やルートを作れば走ることが
趣味なら常に自転車情報を「検索」しますから。
そうしてますまず地域に訪れると愛好者のための
仕組みこそが自転車観光だと勘違いします。

体力がある乗り手だけが楽しめる

冒頭に説明した100キロという距離。
高速道路でクルマで走っても1時間かかります。
もちろんクルマなら体力の事はあまり
考えなくてもいいけど自転車は自分の体力を
使って楽しむレクリエーション。
体力があれば楽しい側面と体力がないと
楽しめないのは表裏一体です。

地元貢献を自転車で

走るだけなら地元に貢献出来ないのは明白。
だって走ることが楽しいのでその他に使う時間は
1秒でも「もったいない」。
宿泊も食事も時間もお金ももったいない。
走ることだけが趣味なら。

もちろん「〜イチ」の気持ちを理解します。
ではなぜ100キロもの距離を何回かに分けて
楽しむ仕組みを作るないのか。
それ以外にも地域のオススメを味わってもらう
仕組みを取り入れないのか。

きちんとした物語を作るには愛好者だけではなく
その地域に訪れた観光客まで巻き込まないと
自転車観光とは言えないのでは



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