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生きた勉強/2007.06.07

当時は英語って日本で習ったけど不安。
そんな感触で渡米したことを思いだしました。
実際に日本語を喋らない環境。
せめて職場である自転車用語は問題ない。
いやいや。もう全てがリセット。

頭の中が真っ白になりました。
英語と思っていたことが微妙に違うのです。
いや、肝心の「アメリカ人に通じない?」。
焦るものです。
何もわからないのではなく英語が通じない。
なぜという感情が頭の中でグルグル。
大人になっていきなり仕事で渡米した時に
誰もが感じる感触では。

でも恐ろしいことに数ヶ月すると
だんだんわかってきました。
ああ、日本で学んだ多くは和製英語。
つまり英語の単語だけどアメリカでは
通じない単語。
テレビをつけて最初に学んだのは天気予報。
天気予報なら地名と天候ですからなんとなく。
天気ならリポーターの言葉とリンクしている。
驚いたのは地名が出る。日本なら時間は出ないのに。
なんでこんなに違うのか。
アメリカがものすごい大きいので時差があること。
そういうふうに一つずつ理解したのです。

自転車レースの現場で通じなかった件も少しづつ。
単語自体の呼び名が違うのです。
それにわかるとラクチン。
恥ずかしげもなく聞きまくる。
聞きまくるとさすがに年上の私でも教えてくれる。
これは今でも使えます。
知っているかもしれないけど理解していないなら
恥を忍んで聞きまくる。

聞くは一時の恥

まさにそんなタイミング。
その後にヨーロッパに渡った時にさらに英語と
米語の違いにも気づきました。
これに加えてヨーロッパ諸国の実に微妙な英語とか
東南アジアのブロークンイングリッシュとか。
英語にも方言とかなまりがあるんだと。
日本だってなまりがあり地元の方同士の会話が
わからないこと沢山あります。

今ではそんな仕事も無くなりましたが
あの時の感覚は鮮明に覚えておりまさに
海を渡らなければわからなかった。
まさに「生きた勉強」をさせてもらいました


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