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自転車観光におけるメンテナンス設備が必要だと思われている伝説

自転車業界にまつわる伝説を紹介します。
ただし「ほぼ都市伝説」ですのでご了承下さい。

駅や空港を降りると不思議な光景に気付きます。
駐輪場ではなく整備台や工具。
自転車観光を推進している自治体のある街。
自転車愛好者だけが喜ぶ施策が自転車観光に
本当に必要不可欠なのでしょうか。


自転車整備施設の是非

これは自転車観光推進を図る中で組織の中から自転車を
趣味にされている職員が提案されたと推測します。
もちろん使える施設ではあります。
しかし、移動した後や帰宅前に自転車の整備をしている人を
見た事はありません。

トラブル発生時に必要な施設の条件

なぜならば観光途中にもし何らかのトラブルがあっても
出発地点に戻らないからです。
もちろん現地に来訪された時に何らかのトラブル。
個人的にはこの時点で走ることを諦める確率も
多いと思います。

それ以外の状況も考えてみます。
そんな時にスタート地点でメンテナンスをする確率。
帰りに電車や飛行機に乗る前にメンテナンスをする可能性。
施設を「利用するイメージ」があまりわかない。
もちろんそれ以上にトラブルに的確に対応する
愛好者なら使う可能性はありますがそもそも工具や
技術をお持ちなので出発前にトラブルの多くを
未然に防いでいるのでは。

トラブル対応に不可欠な情報とは

では何が必要なのか。
それはずばり対応できる「店舗情報」です。
自転車観光において事前にその地域の
スポーツ自転車を取扱店舗を調べている方は
少ないと思います。
もちろん、この時代ですからデジタルマップで十分。

  • 店舗名+電話番号

  • 定休日と営業時間

  • SNSアドレス

実はスポーツ自転車取扱店の多くは個人店なので
臨時休業とか営業時間変更は多くあります。
店舗情報にSNSアドレスがあると便利なのが
今日の情報です。
困った時に店舗に駆けつけたけどシャッターが
閉まっていた・・・
電話をかけてもでない時にこの情報はかなり
有効です。

スポーツ自転車に必要な施設

では自転車観光必要な設備とは。
まずは「スポーツ自転車専用駐輪場」では
ないでしょうか。
よくあるサドルをひっかける設備とは違います。
スポーツ自転車の多くはスタンドがなく
自立できない。
だから「簡易的に駐輪」を施設と呼ぶのは
すこし乱暴です。

簡易駐輪のリスクとは

サドルを引っかけるだけのスタンドは元々レースで
短い時間に簡易的に駐輪させるための器具です。
自転車は常に不安定な状態。
万が一サドルがずれて転倒して自治体に請求されたら。
自治体が設置した器具なのでリスクがあります。
それならきちんと駐輪できる器具が必要です。
幸いスポーツ自転車は構造的に軽量なので
色んな「停め方」が可能です。

スポーツ自転車駐輪に必要な要素

スポーツ自転車ならカッコいい停め方が沢山あります。
もちろん停める時に怖いのは盗難。
首都圏なら数分で盗られるけどこんな場所なら大丈夫。
そんなことはありません。
でも、盗られにくい駐輪はあります。
万が一のトラブルに備える設備を公金で賄うなら
駐輪場対策の方が効果も絶大。
もちろんアイディアを活かした駐輪なら自転車観光の
目玉としてSNSで拡散されます。

終わりに

自転車観光おける走る前や走った後の施設を
自治体で準備する必要性はありません。
それなら駐輪場を始めたとした「停めるビジネス」を
補完する設備の充実を最優先するべきです。
もちろん一般的なシェアサイクルにも停めるビジネスは
ありますので駐輪場の充実が結果的には
地元にお金を落としやすくなります


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