日本人が独りぼっちなら日本語忘れます

ずっと喋っていた言葉を忘れるってありえないでしょ

いや。本当に忘れそうになりました。
恐らくこんな森の中なら別ですが。
少なくとも毎日誰かと喋っていてそれが
日本語でなければ。

これは脳が「思考する」に関係しているはず。
言葉に変換して喋る。
シンプルな行動です。
脳から適切な言葉を引き出して発音する。
つまり「音にして出力」しています。
その仕組みの中で日本語が発音できない。
それが相手に伝わらなければ。
結局「日本語」で考えることを止めます。

そうなると忘れるというよりも
「思考しない」状態です。
もちろん、英語も含めて外国語はこれまで
使っていないのですぐには頭の中で
言語として作れません。

そこで「聞いている言語」が大事。
それを聞いているだけで頭の中には
その「言語の音」が残るのです。

当時は私も日本語が「出てこない」って
ありえないだろうと思っていました。
生まれてずっと日本語使っていたのに。

でも、脳は一時的に言語として選択しない。
そうなると新しい言葉を使いだす。
恐らく、文字から頭に入るのはずっと後。
最初は自分が使わなくても聞いているので。
だから耳が慣れてくるのです。

耳が慣れてくると表情とセットで記憶です。

笑っている時
怒っている時
困っている時

すべて感情とセット。
そうすると耳から「目」が加わります。
こんな体験はむしろ外国語を学んでいないから
起きやすいのかも。

日本の英語教育もこの順番でやってくれれかなり違う。
文字で覚えるのは恐らく一番最後。
文字にするには文字の形を記憶しないといけないから。

日本人は英語が喋れない

当時はそれに劣等感を感じていました。
でも、この時の体験でまったく変わりました。

喋れないのではなく生活で喋る必要が無いだけ。
むしろ日本人は「幸せ」。　
1億人が使う日本語で生活できるなら必要がない。
ヨーロッパに行くと彼らがどれだけ国の言葉を
剥奪されたかを感じることがあります。
英語が喋るのではなく喋る事を強いられている
側面も否定できませんから。

今ならアプリや動画での外国語教育が
あります。
現状の学校で習う教育だけでは海外で
戸惑うだけ。

もし、ご自身で英語が喋りたければ
とっても簡単です。
日本語が使わない環境で生活すればいい。

日本語を本当に忘れたら・・・
それは無いと思います。
説明したように思考を遮断するだけ。
もちろん数十年単位で生活すれば別です。

人間の考え方って凄いなと思うのと
生活するために最適化されているなと
改めて痛感しました