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80年代微妙飲料見聞録

「勝ち組、負け組」という言葉は好きじゃあないが、前回はいわゆる勝ち組となった、ポカリスエットの話を書いたが、今回は負け組、負け組にもなれなかったかもしれないという話。

生まれては消えてゆくいくつもの新製品、景気がよかった80年代ならではの冒険しすぎ?微妙だった飲み物たち。


チェリーコーク

アメリカでは定番らしい

1985年 (コカ・コーラ社)
好き嫌いがはっきりしそうな味だった。チェリー味がクセになりそうではあるが、漂う薬品感、ケミカル感。しょっちゅう飲みたい味ではなかった。
数年後に廃盤。以後復刻版が発売された。

冒険活劇飲料 サスケ

仙道敦子がCMに出て教授が音楽を手掛けた

1984年 (サントリー)
ひと言で言ってまずかった。コーラのようでコーラじゃない、ドクターペッパーのようでドクターペッパーじゃない、ケミカルっぽい印象の炭酸水。
糸井重里作のキャッチコピーが「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」というように、コカコーラに対抗してCM等に力を入れていたようだが、翌年に廃盤に。

リヴェラ(rivella)

関係ないが近鉄にリベラって選手がいた

1984年 (カゴメ)
「乳性炭酸飲料」と言われるとカルピスソーダやアンバサを想像するが全然違い、おいしいとは言えない表現しづらい味。スイスでは国民的人気らしい。

シンビーノ

BOROさんがCMソングを歌っていた

1982年 (大塚製薬)
いわゆるサイダー、外国でいうアップルタイザーなんだろうけど、飲み慣れてないので微妙な感じだった。これを飲むのなら普通のサイダーの方がいいなという味。
89年にジャワティーストレートに置き換わる。

ジャワティーストレート


キララ Ki La La

1984年 (キリン)
ソフトフルーツミックスとシトラスミックス、知世ちゃんに釣られて飲んでみたが、これといって大きな特徴のない普通の味だった。
翌年キララとウララをCMキャラクターに起用したが、廃盤になっている。

知世ちゃんのCMだったのに・・・


KONA WINDS

1984年 (キリン)
ハワイのイメージで作られたココナッツミックス味とグワバミックス味。やはりクセがある飲み慣れない味。

鉄骨飲料

1989年 (サントリー)
ファイブミニとオリゴCCに遅れて発売された機能性飲料。
鉄骨感はなくグレープフルーツの味が強かった。まずくはないが、鷲尾いさ子のインパクトあるCMに比べると味が印象に残らない。

インパクトあったCM


維力

1987年 (ポッカ)
維力と書いて「ういりー」と読む。今井美樹がCMをやっていたので飲んでみたが、甘いのか酸っぱいのか表現できない。まさに漢方って感じ。
二日酔いに効くような感じだが、二日酔いの朝飲んだら逆にヤバいんじゃないかという勝手な感想。
90年代前半に廃盤。

「今井さんです」ってCMだったよね。


オフサイド

1985年 (キリン)
ライム、ナイアガラグレープ、カルダモン、アップルジンジャーの4種。「第5世代飲料」という訳わからんキャッチコピーとCMが印象的だったが・・・
緑色の缶入りの物を飲んだが、味はインパクトがなく、よく覚えていない。
翌年に廃盤。

メローイエロー

1983年 (日本コカ・コーラ社)
「とっても訳せない味」というキャッチコピーのとおり、表現しづらいちょっと苦みが残る柑橘系でとにかく炭酸が強かった記憶。やはり繰り返し飲みたいとは思わなかったな。
2000年に廃盤。以後何度か復刻版が発売されている。


ジェットストリーム

ミポリンやチェッカーズがキャラクターだった

1985年 (サントリー)
同じ柑橘系ということで、メローイエロー、後に日本で発売された「マウンテンデュー」にも似ている。炭酸キツめ。
チェッカーズや中山美穂をCMに起用、プロモーションに力を入れていた。


キリンレモン2101

デザインがポカリを意識してないか?

1984年 (キリン)
21世紀のNo.1ドリンクにという意味だったようだが、21世紀を待たず、91年に廃盤になっている。

ナンノと哲太、CMのキャッチコピーは良いのに・・・


味、感想等は、あくまでも私見です。
みなさんは思い出に残っているドリンクありますか?

引き続き水分補給を心がけて、快適な夏を。(暑すぎるうえに南海トラフ云々で快適じゃねぇよな・・・苦笑)

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