![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118455503/rectangle_large_type_2_35e773299ab92e5e91b4026c3bb606e2.jpg?width=800)
ふた色のとろとろ煮豚
長い豚ばら肉のブロックを縛り、煮込みました。
ブロックは長さを半分に分けて
ひとつは、いつもの煮豚と煮卵に。
もうひとつは、
今年の暑さで大きく育ったボックセージの葉を芯にして巻き、
玉ねぎも丸ごと一緒に煮込んで、ワインのソースで頂きました。
何てことない流れですが、さっくりと流れを書いてみます。
切り分けた豚肉はラップフィルムで挟んで、
麺棒などでたたきのばします。
塩胡椒、ニンニクおろしまたはガーリックパウダーを振ってしばらく置き、
たこ糸できつく縛ります。
ゆるいと型崩れはもちろんですが、旨味も外に流れてしまいますから、
巻きはしっかりと。
最初に固結びをしてそこから縦横の糸を交差してきっちり結びますが、
ぐるぐる巻きでも大丈夫。
今回はスーパーで売られている豚バラブロックで、細めです。
牛肉など太いブロックを縛るときは、
まんなかを先に固定してから端へ縛っていくと
初めてでもきれいに出来ます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118455554/picture_pc_ef02102e8cf9d04e81e97abbf946fe00.png?width=800)
玉ねぎもこうして縛っておくと、
長く煮込んでも、ばらばらにならずに味がしみます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118455606/picture_pc_36e63f7e1a2197bff181b9e01df6fbc0.png?width=800)
豚肉は、しっかり外側を焼いて余分な油を取り除き、
鶏がらスープ2ℓ、酒1カップ、しょうが1片、にんにく2片、ねぎの青い部分2本などを加え
30分ほど煮ます。
沸騰しないように終始弱火でことことと煮るのも、たいせつ。
(低温調理ができればもっと柔らかく仕上がります。)
鍋をふたつに分け、煮汁も二等分し、それぞれに肉を入れます。
煮豚のほうにはしょうゆ大さじ5、みりん大さじ3、塩適宜を加え、
鍋の大きさによって煮汁が足りなければ、湯を足すなど調整し
飲んでおいしい塩加減にしてさらに1時間半煮ます。
(味加減が面倒なときは
ラーメンについてきたスープでも大丈夫!)
煮上がったらそのまま冷まし、
冷めたら好みの固さのゆで卵を入れて一晩味をしみこませます。
仕上げは、
醤油60cc、みりん120㏄に、煮汁を1/2カップ入れて煮つめたたれで、
煮豚と卵にさっと煮絡めて。
ここは、卵のためにも、手早く。
(半熟で食べたい場合は、たれに絡めて
火にかけず、タレと共に袋に入れるなどしてそのまま置いてください。)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118455672/picture_pc_aaf7e7481d0e9603d5b658b663e20f8e.png?width=800)
一方、
セージ入りのほうは煮汁に塩胡椒を加え、
玉ねぎとともにそのまま1時間半煮込みます。
味を含ませている間に、
赤ワインのソースを。
にんにくと玉ねぎのみじん切りを炒め、
赤ワインを1/2カップ入れて
半量になるまで煮詰めたら煮汁をお玉いっぱいくらい加えて、
さらに煮つめ塩胡椒で調味します。
肉の鍋は食べる直前に温め、
糸を外して切り分けた豚肉と玉ねぎを盛り、このソースを添えて。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118455693/picture_pc_c84d4da5733b0b1365716bfa7ed0b4f2.png?width=800)
パチンパチン、と糸を切ったら、
取り出した肉も、グローブを外した玉ねぎも、ふんわり、とろとろっ。
嬉しくなりました。
思い通りに身体が動かせるなら、
誰にも旨いものは作れるし
普通のおかずでも
自分なりに心から美味しいと思えたら
きっとそれだけで、幸せに。
ずっと、
怪我で体をうまく動かせないことに焦ったり、
痛みにへこんだりしていたけれど…。
やはりこういう時の肉料理は、ほっとけるのがありがたいです。
キッチンに立って動けるありがたさを満喫しつつ、
出来ないこと、足りないことを悔やむのは
つくづく詮ないこと、と
今更ながら気づく ことしの秋でした🍁
#note #料理 #肉料理 #豚肉 #煮豚
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?