今週の良かった新曲感想【8/12~8/18】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。8/12~8/18リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Breaking Dimensions』/ hololive English
ニューシングル。来る8月24, 25日にニューヨークにて開催されるhololive English 2nd Concertの為に書き下ろされた全体曲。むっちゃ良い!滲み出す未来への高揚感が徐々に多幸感にも変わっていって包まれていく感覚がありますね。サビも純粋に泣きメロ。バックコーラス、ラップなど個性を活かした歌割りも刺激的で笑顔が止まりません。ソロ曲も豊富なので、次回開催はアメリカ現地までライブを観に行ってもいいかもしれません…。
#2『弔花』/ 罪十罰
デビューシングル。先週も紹介した「少女革命計画」のもう一つのユニット。ダークでミステリアスな雰囲気の中で、重低音も響く心地好いビートがカッコよく、美しい荘厳な香り付けもしてあってオシャレ。3人の歌声も低音から超高音まで揃ってて隙無しの強さがありますね。サビの中毒性は勿論、イントロからは想像付かないアウトロが綺麗でとても好き。
#3『ハピネスフェスティバル』/ 桐谷こむぎ
6thシングル。イントロのリードギターから気持ち良すぎで、DIVELAさんらしいライブ映え必至のピコピコキラキラEDMと、力強いロックサウンドが織り成す1曲。宇宙まで飛び出す位の勢いあるメロディが耳に残ります。とてもフレッシュで澄んだ歌声にも元気を貰えますね。歌詞に彼女自身の名前が入っているのもオリ曲としてかなりポイント高いなと。
#4『PHANTOMIME』/ Mori Calliope
2ndアルバム。2022年12月にメジャー1stアルバム『SINDERELLA』、2023年8月にEP『JIGOKU 6』と、相変わらずとんでもないペースでリリースが続いているの純粋に凄すぎだし、本当に有り難い限りです。
アルバムタイトルは「PHANTOME(幻影)」と「PANTOMIME(パントマイム)」を組み合わせた造語で、ヴァーチャルアーティストである彼女がパフォーマンスを通して奮闘している様子を表現。その言葉に噓偽り無しと云うか、ヒップホップ色が強かったこれまでの作品とは一線を画す挑戦的な1枚でした。前半はテンション高めに勢い付くハードロック、オルタナティブメタル感が強い楽曲が揃い、Tr.7以降はお洒落なポップナンバーやR&B、バラードが並んでいます。特に前半は嬉しい驚きでしたね。最強R&BシンガーAIとのパワフル歌唱とラップスキルが遺憾なく発揮されたTr.1「タイド」の幕開け感は申し分なし、お馴染みGiga&Teddyloidから繰り出される全てが最高に気持ちいいTr.3「Go-Getters」、カリオペ史上最もメタルに仕上がったTr.4「Overkill」など先行リリース曲も存在感抜群。WARGASMが作編曲を手掛けたTr.5「Cult Following」やMAN WITH A MISSIONのJean-Ken JohnnyがプロデュースしたTr.6「DONMAI」も今作のハイライトでした。後半では、ハイパーポップデュオ LUSSのBENがプロデュースしたバラードナンバーTr.9「Last Days」が断トツで気に入っています。胸が苦しくなる歌詞と切なげな歌声が突き刺さって本当に泣ける。迷いや苦悩の先に希望を見出したい、その戦いには価値があるんだと、本作のメッセージ性も感じ取れるかと思います。何かに縛られる事なく幅を広げた音楽性、カリオペのエネルギーに満ち溢れた歌唱力を味わえる名盤です。武器であるラップ以外でもこれだけ器用に表情豊かに歌声を魅せてくれるとは…改めて、彼女に惚れてしまいましたね。後は来年こそ開催されるであろう現地ライブを待つのみです。
#5『Forever glow』/ 尾丸ポルカ
ニューシングル。活動4周年を記念してリリースされました。非常にエモーショナルなロックバラードとなった1曲。寂しさと温もりの両方が感じられ、歌詞からは別れに纏わる感情に折り合いを付ける様な、彼女の心境を窺う事ができました。そして何よりも、この系統の楽曲を歌ってる時の歌声が堪らなく好きですね。優しくて柔らかくも輪郭のハッキリとした感じ。
#6『サイコーCue☆しんどろーむ』/ 健屋花那
オリ曲6曲連続リリース企画、最後の1曲。ガチで良すぎて⁈ テンションブチ上げ特効薬な名曲。言葉のチョイスとメロディへのハマり方の気持ち良さが異常。ギターとシンセのハモリにも耳が喜んでおります。健屋ちゃんの自然なニュアンス付けや、合いの手も可愛くて素晴らしい。ライブで聴きたいですね。しかし、ナナホシさんVTuber楽曲の打率高すぎて異次元ですわ…。
#7『足跡』/ 名取さな
3ヶ月連続リリース、ラストの3曲目。ひたすらにエモーショナルなロックナンバーとなっており、胸を焦がすメロディが真っ直ぐに突き刺さる素晴らしい1曲でした。各楽器パワフルでありながら存在感が両立してるも最高。一歩踏み出して駆け出したくなる力強さがありつつも、聴く人を置いてけぼりにしない優しさもあって、そんな咀嚼し甲斐のある歌詞もステキでした。いよいよ1ヶ月後に迫った現地ワンマンライブ…ガチで楽しみです。
#8『ニュー・シネマ』/ 宗谷いちか
6thシングルにして、6ヶ月連続デジタルリリースの第3弾。ジャズテイストも織り交ぜられたオシャレなシティポップナンバー。夜の街並みが似合うムードと、沈み込む様なグルーヴが気持ちいい。ブラスサウンドも絶妙なタイミングで響いてくれますね。そやさんもメロディを華麗に乗りこなした歌唱が素晴らしい…リラックス効果絶大。
#9『おやすみベージュ』/ MOTTO MUSIC
インターネットでの活動を中心とするアーティスト、クリエイターによるクラブサウンド音楽レーベル「MOTTO MUSIC」の新アルバム『Bubble.』より配信開始。ボーカルはyosumiが担当。刺激的で色鮮やかに弾けるエレクトロサウンドが紡ぐ世界観に一瞬で魅了されてしまいましたね。次々と"気持ちいい"が流れ込んでくる感覚。逆に2:19~では解放感もあって、この一連の流れも最高に好きだなと。牽引力のあるポップで少しエモーショナルなメロディがyosumiちゃんの穏やかな歌声でより沁み渡りました。
#10『音の灯火 feat.詩の出素。』/ MIMI
ニューシングル。ボーカルには詩の出素。をフィーチャー。優しくて心地好いピアノの旋律が演出する透明感、そして切なさや寂しさなど感情の断片が閉じ込められていて。儚げな美しさがあるハスキーボイスも相まって心が締め付けられますね。それでも、温かい言葉選びに溢れ、最後は"きっと笑えるから"と前向きな余韻を残してくれて好き。
#11『The Seeker』/ Traveller
今年3枚目のニューシングル。今回はかなり暗く重いトーンで、かなりセンチメンタルな雰囲気ですね。押し潰されそうになる位の重厚でグルーヴィーな楽器隊のサウンドと、どこか神秘的なアンビエント系シンセのコントラストが突き刺さります。ブレイクダウン明けの加速感が好き。
#12『Despising The Shade』/ Shadecarrier
Crystal Lakeのボーカルオーディションにも参加したVo. RAF率いるバンドの5曲入りニューEP。デビューEP『Humanbeing』ぶり、2枚目ですね。デスコアベースでサイバーパンクな世界観は前作と大きく変わらずですが、よりアグレッシブに曲展開にも面白味が出てエクストリームさが増幅した印象。ニューメタル由来の強靭なグルーヴを活かしたまま、耳残りするフックの効いたフレーズやボーカルワークも純粋に増えて、むっちゃ良いですね。どぎついローから、耳を劈くハイまでVo. RAFの多彩なボーカルワークにはやはり目を見張るモノがあります。Tr.2「累」とTr.3「Ryomensquna」がかなり気に入っています。Tr.5「The Pissing Contest」もブレイクダウン狂いすぎてて好き。ライブの景色も目に浮かぶ程ので、見る機会があれば見に行かねば。
#13『Buzzsaw』/ Headwreck
ニューシングル。昨年4月の2nd EP『Reflection Room』は、名盤に選出した位の激推しバンドですが、今回も素晴らしい。少し明るめのトーンにもなり、クリーンパートのエモーショナル味が最高ですね。かと言ってニューメタルコア要素が減った訳では全然なく、ブレイクダウンなど魅せるべきトコで思いっ切り魅せ付けてくれました。この辺りの塩梅と云うか、バランス感はやはり信頼できます。
―――以上、8/12~8/18はアルバム1枚、EP1枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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